こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
今回はバイクのお話です!
私はつい最近、バイクHondaPCX150を2017年モデルから2018年モデルにに買い換えたので、どこかに走りに行きたくてウズウズしていたのですが、嫁さんから反対されてまして。。
「バイクは危ないから!」
「バイクなんて低所得層の乗り物だ!」(タイではそういう風潮があります)
しかし、バイク好きの私は嫁さんを後ろに乗せて、若い頃日本にいた時のように、色んなところへバイクでツーリングに行きたいと考えていました。
ゆっくりと時間をかければきっと理解してくれるさ!
ひとまずは近所に連れて行って30分くらいからスタート。少しずつ移動距離を伸ばしつつ、つい最近は約2時間で80キロのバンコク一周クルーズ(笑)に成功しました。
嫁さん最初のうちは、「排ガスが臭い」「髪の毛が潰れる」と文句を言っていましたが、慣れてきたのか最近はあまり言わなくなってきまして。
もしや今がチャンス!?とばかりに、今回約150キロ、所要時間3時間のショートツーリングにチャレンジしたわけであります。
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■目次
出発は夜11時
まずはいつものようにバイクに乗り、ちょっと離れたレストランまで行って夕食をとります。
そこで満腹になり、嫁さんの機嫌が良くなったところで出発!
夜11時のバンコクは気温26℃。
半袖で出歩くにはちょうど良いのですが、少し歩くとすぐに汗が吹き出してきます。
これがバイクに乗って風に吹かれると、嘘のように涼しいんです。
嫁さんには悪いですが「だまし討ち」をして、バンコクの隣県「チャチュンサオ」というところまで走ってみることに!
片道約70キロ。
順調に走ると1時間ちょうどの距離です。
クルマの流れは順調で、そのままラップラオ通りを東方面に抜けて行きます。
やはりこの時間にもなるとバンコクでも交通量は少なく、快適に走行することができます。
巡航速度は80km/h。
The Mallバンカピをすぎて右折。
ラムカムヘン通りに入り、そのままひたすら東へ進みます。
嫁さんに「だまし討ち」がバレる
出発してから40分くらい経った頃、走る方向が家の方とは違うことに気づいた嫁さん。
嫁「どこに向かってるの?」
私「・・・。」
しばらくそのまま走行を続けていましたが、スワンナプーム空港の北側を過ぎたあたりで、後ろからヘルメットをゴンゴン叩く衝撃が・・。
やばい・・。
嫁「どうせそんなことだと思ったわ!」
私「・・・」
嫁「hx;28sh%l[@k]!!!」
何か叫んでいますが、この時バイクはただひたすら一直線の郊外道路を90km/h以上で走行中。
風の音がゴーゴーとうるさくて声はほとんど聞こえません。
ヘルメットを再びガツンと殴られ、ちょうど見えたセブンの前で強制停車を命じられました。
嫁「どこに向かっているのか答えなさい」
私「・・・チャチュンサオ。」
これは怒られるぞ!と覚悟していたんですが、一言
「あまりスピード出すな」とだけ注意されました。
ホッとして、再び出発。
チャチュンサオまで残り20キロ。
このペースで走れば約15分の距離です。
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本当に危ない夜の郊外道路
何が危ないって、タイでバイクに乗るということは全てが危ないんです。
特に郊外の夜間。
結構な数のドライバーは飲酒運転(もちろん違法ですが)
スピード違反(150km/h以上で後ろから突っ込んでくるのは当たり前)
大型車どうしの競争(2車線をふさいで、100km/hくらいでトレーラー同士が競争している)
暴走族の若者(日本の暴走族はなんてお行儀が良いのだろう・・)
道路の陥没(道のあちこちに直径50センチほどの穴が空いている)
いきなり工事中(路肩が突然終わって、沼地に変わる)
などなど。
数えだしたらキリがないほど危ないことだらけ!
懐かしいな〜。2013年ごろはよくタイ各地を走って、あの頃と変わらないな〜なんて思いに浸っていると、後ろから嫁の声が。
「前向いてちゃんと運転しろ!」
「穴はよけろ!」
鬼教官が後部座席から怒鳴っています。
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夜のチャチュンサオは何もない
チャチュンサオといえば、ピンク色のガネーシャ像がある寺院で有名な町ですね!
しかし地方都市のため夜が早く、夜中12時半現在空いている店は路肩のラーメン屋台くらい。
道路は長距離輸送の大型トラックや、地元の小型トラックがパラパラと走っているだけ。
まあ、私はクルマでですが何度も来たことがあるので分かっていましたが・・。
写真のように、何もないただ一直線の国道をひた走ります。
ここからは国道314号線に入り、南へ向かいます。
海に面しているバンパコンという町までただまっすぐ進むだけです。
信号も少なく片側3車線の広い通りなので、どんどんスピードが乗ります。周りに合わせて100km/h前後で巡航。
タイの道路はこのように、日本でいう所のバイパス的な構造のものが多く、交通量が少なければ高速で走行することができます。都市間移動は実に快適です。
混雑してイライラするのは日中のバンコク内での話。
雨の中をバンコクまで一気にラストスパート
標識に「チョンブリー」の標識が見えて来たら、そこはもうバンパコンのすぐ近くです。
チョンブリーは、国道34号線(バンナー・トラート道路)をここから約20キロ東に進むと到着します。さらにそのまま進めばビーチリゾートのパタヤ!
いつかパタヤまでバイクで行こうと目論んでいます!
今回は、時計を見るとすでに午前1時を回った頃。
もう遅いので、あとは一気にバンコクの自宅まで走ることにしましょう。
バンコクまで57キロの標識が見えて来ました。
ここからは、高規格道路の国道34号線を一直線。
とは言っても、高規格である中央部の通過線と、有料の高架線モーターウェイは4輪車専用となっており、バイクやトゥクトゥクは入線禁止となっています。
仕方ないので、側道をそのまま走ります。とは言っても信号のない2車線の一本道なので、非常に快適。
しばらくすると、風がいきなり強く吹きはじめます。
やばいな。
タイでは、風が急に強くなると、約5分〜10分後に強いスコールが降ることが多いのです。
今回の風は、バイクが左右に煽られるほどの強風。
ゴミが道路に散乱して、風で巻き上がっています。
これはまずいと思い、念のため一旦停車し、iPhoneやバッグなど濡らしたくない物をシートの下にしまってからまた出発します。
再出発してから約2分後。
最初の雨粒がヘルメットのシールドに当たります。
「カツン!」
2発目、3発目とカンカン音を立てて当たります。
結構大きいぞ。
雨粒の大きさはビー玉ほど。雨季のタイは、こんな雨がまとまって30分くらいの短時間でドカっと降るのです。
そんなことを考えているのもつかの間。
一気に超大粒の雨が降り出しました。
90km/hまで減速。
雨脚はさらに強くなります。ヘルメットのシールドは撥水加工をしてあるので、視界は良好。
バチバチと音を立てて、雨が私の腕や首元に襲って来ます。
「痛い痛い!」
あまりの痛さに耐えきれず、70km/hまで減速。
本当はあまり減速したくないんですよ。車が90km/hくらいで後ろから迫ってくるので、あんまり速度差をつけるとかえって危ない。
しかもタイの乗用車のフロントガラスには濃いスモークが貼ってあり、さらに油膜がべっとりの車が多いため、雨が降るとほとんど前は見えない状態で走っているんです。
なので、なるべく追いつかれないように、スリップしないギリギリの80km/hはキープしたいところです。
あまりに強い雨に恐れをなして、空いているガソリンスタンドに飛び込みます。
屋根があるところまで行き、ヘルメットを脱ぎ、店員さんに挨拶。
「ちょっと雨宿りさせてね〜」
「はいよ〜」
店員さんは笑顔で迎えてくれました。
ビショビショになったシャツを脱いで、ぎゅっと絞る。
ドバーッと水が絞り出されます。
とりあえずはこれでOK!
あとは雨脚が弱くなるのを見計らって出発です。
20分ほど経ち、雨脚が弱まって来たのを見計らい出発。
例によって、そのまま90km/hまで速度を上げます。
ただし、途中水たまりや冠水区間がある可能性も考えなくてはなりません。
このままのスピードで水たまりに突っ込んだら、間違いなく転倒するでしょう(笑)
約5分後。
突然雨が止んで、道は乾いています。
路肩に乾いた砂埃が溜まっているところを見ると、この辺りは雨が降らなかったようですね!
タイではよくあることで、こっち側は土砂降りの雨なのに、100m先は全く降らずということがよくあります。
車を運転中だと、これから雨の中に突っ込んでいく様子がよく分かるんです。
今回もそんな具合で、ここから先の区間は降らなかったのでしょう。
後ろで嫁さんが両手両足を上げてはしゃいでいます。
雨が止んだぞ〜みたいなことを叫んでいます(笑)バイクの楽しさを少しは理解してくれたのでしょうか。
そのままバイクは100km/hまで加速。
ここから自宅があるバンナーまでは30キロほど。信号もなく、空いた道路をひたすら一直線です。
スワンナプーム空港の標識が見え、そのまま通過。その後は高速9号線の高架をくぐり、大型ショッピングモールのメガバンナーがある脇をあっという間に通過。
ものの15分ほどで、ずぶ濡れになったシャツはほぼ完全に乾いてしまいました!
バイクは速度を緩めることなくシーナカリン通りの陸橋をくぐり、いつも食べに来る韓国料理のブッフェ店を横に見たらあと5分。
自分の生活圏に入ったことで、少しホッとするのもつかの間。
途中から大雨というハプニングに遭いながらも、出発点のバンナー交差点まで無事に帰着したのであります。
反省点
次回は雨が降っても良いように、防水のジャケットなんかを持って行こうかな。
あと、ハンドルに取り付けできる防水iPhoneケースも欲しいところだ。
タオルと着替えのシャツもあればベター。
次回以降バイクで行きたいところ
パタヤ1〜2泊 走行距離約300キロ
アユタヤ1〜2泊 走行距離約200キロ
まずはもう少し近場で、国道3号線を寄り道しながらバンパコンーチョンブリーあたりもいいかも。
嫁さんの機嫌を取り、次回ツーリングの許可を得るために、家に着いたら早速マッサージをして差し上げる私でした(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます。
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