プーケットに着いてから「さあ、観光するぞ!」という時、皆さんはどうしますか?
ツアーに参加しよう!
車をチャーターしよう!
レンタカーを借りよう!
というのが一般的な観光スタイルだと思います。
この3つの中で一番費用が安いのは「レンタカー」でして、1日約800B〜と、ガソリン代が少々になります。
しかし、さらに格安で観光できる手段があるのです。
「レンタルバイク!」
今回の記事は
レンタルバイクを借りるための条件は?
プーケットでレンタルバイクを借りるメリットは?
レンタルバイクを借りる方法は?
レンタルバイクの料金はどれくらい?
危なくないの?安全対策は?
持って行った方がいいものはある?
といった内容についてお話ししたいと思います。
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■目次
プーケットでレンタルバイクを借りる条件
まず先に、プーケットでレンタルバイクを借りるための条件についてお話しします。
レンタルバイク屋を見つけて中に入り、借りたい意思を伝えると・・・
必要なもの = パスポートとお金
これだけで借りられてしまいます。
「あれっ、免許は・・・?」
・・・そう、免許のチェックなしで借りることができてしまいます。(最近はチェックする店もあります)
しかし、ここが要注意。
「免許の有無の確認は、警察の仕事であり、バイク店は関係ない」
というのがタイ式。
なので借りるだけならパスポートのみでOKですが、「運転するため」には、最低でもきちんと日本の「自動二輪(125cc以下)」に対応する国際免許証が必要です!
無免許で捕まった場合は罰金だけで済み、点数は関係ありません。しかし無免許で事故に遭った場合は、こちらが被害者でも長期牢屋に投げ込まれます。
まとめると、レンタルバイクを借りて、運転する条件は
「パスポート」「自動二輪の免許に対応する国際免許証」「お金」この3点セットです。
次に、レンタルバイクのメリットについてお話ししましょう。
プーケットでレンタルバイクを借りるメリット
1.自分の足が確保できる
プーケットは自分の足がないと始まらないリゾート地です。パトンの中心地だけで過ごすなら必要ありませんが、島を全体的に観光するなら自分の足がある方が絶対的に有利です。
ツアーに参加したとしても有名スポットしか行けませんし、タクシーは目的地が最初からわかっていないと行ってくれません。
チャーター車の場合は、車を止めて欲しい時にいちいち言わなければいけませんし、過ぎてしまったら戻るのが大変です。
バイクだったら、自分で好きに回って、自分が気に入ったところがあれば好きに立ち寄れるので、散策するにはぴったりなのです。
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2.移動費を節約できる
プーケットは交通費が高いことでも有名です。
パタヤのように格安の交通機関がない理由として、世界中の富裕層が集まるリゾート地なので、古くからタクシーの利権が強く、バス会社がなかなか参入できないためです。
なのでちょっと移動するだけでも200〜300B(約700〜1000円)くらいかかるため、そう気軽には利用できません。(予算に余裕がある人は、タクシーやチャーター車の方が絶対いいです。いいお客さんだと分かれば、わがまま言っても聞いてくれます。)
3.穴場ビーチや隠れ家レストランを探せる
1.にも共通することですが、自分で走りながら気に入った店やビーチを見つけて、サクッと立ち寄れます。
プーケットは、人が少ない穴場とも言えるビーチがいくつかあり、それは交通アクセスが悪いところにひっそりと佇んでいるのです。
隠れ家的なレストランもしかり。
4.駐車スペースを気にせず立ち寄れる
3.でお伝えした「隠れ家的なレストラン」や景色の良いレストランやバー、カフェなどもたくさんあります。しかしほとんどが切り立った崖に建てられているので、駐車スペースがないところも・・バイクなら店の脇にサッと停められます。(下の項に書きましたが、タクシーやバススペースには絶対駐車しないこと!)
5.南国の風と日差しを肌で感じられる!
普段バンコクに住んでいる私ですら、バンコクの風とプーケットの風の違いがわかるのですから、日本から行く人ならなおさらです。
エアコンの効いたタクシーやレンタカーは確かに快適ですが、私には物足りない。
もともと私はバイク好きというのもありますが、この「風を感じる」というのが、旅のテンションを盛り上げて、開放的な気分にしてくれます。
プラス南国の強い日差し!文句なし。
6.楽しい!
山がちな地形で、一周約200キロにも及ぶプーケット島でバイクに乗るということは、ツーリング要素も充分に含みます。
パトンから最南端まで行けば約30キロ、そこから海沿いに最北端まで北上したら約80キロ!
おすすめコースは、最南端から最北端まで海沿いをたどるルート。
日本と同じ左側通行なので、西海岸を北上すれば左側に海が見えます。穴場スポットはだいたいこの海沿いの道の左側に点在するのです。
それでは、実際にバイクを借りる手順について説明しましょう。
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プーケットでレンタルバイクを借りる方法
まずはレンタルバイク店を探すことからスタートします。
とはいっても、プーケットは観光地なのでレンタルバイクの需要が高い!どこにいても1軒2軒はすぐに見つかるでしょう。
パトン付近なら、ちょっと歩けば「FOR RENT」と書かれた看板がつけられたバイクが多数道端に停まっています。
レンタルの基本サービス
日本のように、きっちりしている店はほとんどありません。
標準サービスは「車体を貸す」だけになります。任意保険なんてものはありません・・。
基本的には強制保険のようなものに入っていますが、期限切れのこともあります。なので借りるときに確認しましょう。英語が通じるので、「インシュアランス?」と単語でいえば通じるでしょう。
タイ語では「パッカーン」です。バイク保険なら「パッカーン・モーターサイ」で通じます。
ヘルメットは乗車人数分貸してくれます。
店の選び方
一概にはどこがいいとは言えませんが、店員と話してみた感じや、直感が大事です。
私が感じた限りでは、ホテル直営のレンタルバイクの方が安心です。もし何かトラブルがあったときも、ホテルの看板がある以上、そこまで理不尽なこと(言いがかりなど)は起こりにくいと思います。(転んで壊しちゃったり、借り主に過失がある時は、当然最低限の弁償は必要です。)
取扱バイクの種類
100cc前後の小型スクーターが一般的ですが、150ccのPCX、ギア車のKSR125やCBR150/300、アメリカン、TMAXなど豊富に選べます。
おすすめは125cc〜150ccクラス。あまり大きい車種だと、暑いので駐車場での取り回し時にイライラします(笑)
また道が悪いので、できるだけチューブレスタイヤの物を選ぶと良いでしょう。チューブタイヤだとパンクしやすいです。
(パンクしたら、近所の人にバイクを指差しながら「バ・ヤーン」と言って修理店を教えてもらいましょう。貼るだけなら100B以下、チューブ交換でも200B程度で直してもらえます。)
料金の相場
排気量や年式によって変わります。
125cc以下の新しい車種で250B前後、125ccの古い車種で200B、150ccのPCXは400B、FORZAは1000B前後、TMAXは1200〜1500B程度が相場になります。
ハーレーはバナナウォーク内のショップでレンタルでき、5000B〜となっています。
利用日数が長ければ価格交渉可能です。
あまり強引に値引き交渉すると、程度の低いバイクを回される可能性もあるため、ほどほどにしたほうが良いでしょう。
また借りるときの印象が悪いと、返却時に言いがかりをつけられる可能性も高くなります。
貸し出しの手続き
1.金額の確認と交渉
希望車種ごとの金額を確認します。納得したら利用日数を伝えます。このときに3日以上借りるなら、ダメ元で交渉してみましょう。
例えば、250Bのバイクを3日借りるとしたら750B、これを600BでOK?700Bならどう?みたいな具合です。
たった数百円の話なので、これが面倒なら交渉せずに借りても大丈夫です。
2.パスポートの預け入れ
ほとんどの店では、借りるときにパスポートを預けることになります。バイク返却時に返してくれますが、トラブルがあった時に主導権が店側になってしまうので少し心配でもあります。(店はそれが目的です。)
なので、保証金(デポジット)で対応してもらえるならそちらのほうが良いでしょう。
(問題なくバイクを返却できたら、何も問題なくパスポートは返ってきます)
3.車体の確認
傷や破損箇所などの確認をします。とは言ってもレンタカーのように厳密なチェックはしません。
たいていの店では「小さい傷は別に気にしないよ〜」と言ってくれますが、気になる人はスマホで傷の写真撮影しておくと、後でトラブルになりにくいです。
面倒くさがらずに対策しましょう!
4.燃料の確認
満タン返しの店が多いですが、たまに「使った分だけ補給」という店もあります。なので、燃料メーターをきちんと確認しましょう。(満タンにして400円程度の話ですが・・・)
5.出発!
これで手続きは完了です。だいたい10分程度もあれば終わるでしょう。
発車前にはハンドルのガタつき、ブレーキの効き具合、ライトやウインカーの点灯、クラクション、タイヤの空気圧やクギなどは自分で確認して、不具合があったらその場で伝えましょう。車両を交換してくれます。
出発後に不具合が見つかったら、それは借りた人の責任になります。
プーケットでバイクに乗る安全対策
プーケットの交通ルール
観光客の運転するレンタルバイクが捕まるポイントを押さえたので、よく読んで頭の片隅に入れておいてください!
1.ヘルメット装着義務
よく「タイはノーヘルで大丈夫だよ!」なんてことを言う人もいますが、それは昔の話。数年前は確かにノーヘルで走っても捕まりませんでしたが、最近では検問でどんどん捕まっています。
プーケットも例外ではなく、ノーヘルで捕まった場合1000B〜3000B(警察官によって違う)の罰金またはお茶代を徴収されます。
2.飲酒運転
パトンあたりのバーで飲んだ後、バイクでホテルに帰る観光客が多いです。みんな気にせず乗っていますが、当然これも違法行為です。捕まったら20000〜30000B前後の罰金かお茶代です。
飲酒検問は見かけませんが、普通に危ないのでやめましょう。
3.車線違反
バイクが走っていいのは左車線だけ!とタイでは決められています。バンコクではみんな無視して縦横無尽に走っていますが、プーケットではほとんどみんな左車線だけ走っているようです。
主要道路には後ろ向きの取締カメラもたくさんついていますので、違反があればバイクも捕まるということです。
4.赤信号でも左折可能
全部ではありませんが、タイの交差点では、赤信号でも左折可能です。
5.自撮り棒で撮影しながらの運転
これは中国人のレンタルバイクがよく捕まっています。危ないのでやめましょう。
6.駐車違反
絶対にやってはいけないのはこれ。警察よりこわいのはタクシーです。
タクシースペースに駐車した場合、その車やバイクを壊されても文句言えないローカルルールがあることを、レストランのボーイと、ホテルの警備員から教わりました。
主要ビーチに英語で「タクシー」と書かれたり、黄色や赤のペイントで囲われたスペースには絶対に停めないでください!
バス・ミニバス停も同じです。邪魔だと普通に蹴られたりぶつけられます。この目で見ました!
安全対策
周りの運転が荒いので、なるべく左によって走ることで追突されるのを多少防げます。追い越そうとしている車があれば、先に行かせた方が良いです。
よく白人さんが借りたバイクは、道路の真ん中を走っていることが多いですが、かなり危ない!
ヨーロッパなどの先進国と違い、タイは「バイク」は道路カーストの最下位になります。
なので、権利を主張するような運転をすると事故の元です。
写真のように、無理やりはみ出してバイクを抜かそうとする車が多いので、危なっかしいです。
特に緑・黄色ナンバーは利権ゴリゴリの営業ナンバー。道路カーストの上位にいるので、かなり傲慢な運転をしてきます。近寄らないように!
駐車場から出る車があれば、状況によっては先に行かせた方が無難です。(ちょっとムカッときますが・・)
また、急カーブを曲がっている時に、道路が砂だらけだったりします。
特に路肩の左には砂が溜まりやすいので、かなり滑ります。
日本のワインディングロードのように、車体を激しくバンクさせて走るのは危ないです。
あとは、南端の方は道が悪い箇所や、急勾配が多いので注意しましょう。しかし南に行けば行くほど交通量が少なくなるので、ある意味走りやすく楽しいです。それでもスピードはほどほどに!
持って行った方がいいもの
1.ハンドタオル
暑いので、かなり汗がでます!止まった時にドバッと汗が垂れるので、顔を拭く小さなタオルがあると良いです。
なければセブンで冷たいおしぼりを20Bほどで買えるので、それを購入しても良いと思います。
汗が目に入ると厄介です。特にコンタクトの人!
2.サングラス
安物でもいいからひとつ持っていると安心です。砂や小さいゴミが目に入ると・・・。
私は忘れてしまい、なんども停車して目薬をさしました。
3.スマホホルダー
着脱式のものを日本でも使っているならば、外して持ってきた方が便利です。レンタルWi-Fiと併用してグーグルマップを使うことができます。
4.薄い手袋か軍手
汗でグリップが滑るので、あった方がいいです。また1日中乗っていると、親指と人差し指のあたりが水ぶくれになって痛いです。
5.ビニール袋・コンビニ袋
ビーチ探しに行くなら、水着の上にシャツを着て出かけて、濡れたまま帰れば10分もしないうちに乾いてしまいます。しかし、海水で濡れた手でスマホや貴重品は触りたくないですよね・・?
ビニールに入れてビーチに行けば、戻るときに汚さずに済みます。砂塵予防にもいいですね!
(タイでは、ビーチ以外の場所で上半身裸で歩くことは禁じられています。バイクも同様です。ちゃんとTシャツを着ましょう)
まとめ
今回は、プーケットでレンタルバイクを借りる条件、そしてバイクで回るメリットについてお話ししました。
日本でもバイクに乗る人だったら、バイクで回る楽しさは分かってもらえると思います。もちろんここは日本と違う海外なので、安全対策はした上でですが、左側通行なので比較的馴染みやすいでしょう。
プーケットを訪れるときにはレンタルバイクに乗って、いつもとは一味違う旅を味わってみませんか?
プーケット空港からの移動手段はこちらをご覧ください!
プーケット空港からなるべく安くパトンやカタのホテルに行くならミニバスがおすすめ!
プーケットでの過ごし方はこちら!
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