バンコクのラチャダーエリア中心地・ホイクワン周辺には、昔から中国雲南省やタイ北部の山岳地帯から移住してきた人が多く住んでいます。
地下鉄ホイクワン駅を降りて、ナイトマーケットとは反対側の「プラチャラッ・バンペン通り」沿いから、「プラチャ・ウティット通り」にかけては、中華料理店が数多く立ち並び、バンコク第二中華街とも言われているほどです。
今回はその中の1つ、雲南料理を中心に提供している「酔心米線」というレストランに行ってきたのでレポートしたいと思います。
雲南麺や麻辣牛肉麺、餃子などどれも美味しくおすすめです!
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■目次
ホイクワンの雲南中華「酔心」に行こう!
ホイクワンの駅から東に向かって約1キロ。
夕方になると、車やらバイクやらが道路に溢れて、バンコクの中でも特にカオスな状態になる「プラチャッ・バンペン通り」。
ラチャダーエリアの中心地であり人口も多く、庶民が住む「下町の喧騒」といった雰囲気がそのまま出ています。
通りの突き当たりを右に曲がると「プラチャ・ウティット通り」に入り、さらに数分進むと現れる「プラチャ・ウティット・ソイ1」の左側に今回ご紹介するお店「酔心米線」はひっそりと佇んでいます。
ホイクワン駅から徒歩で行くとしたら約15分くらいで到着です。
詳しいアクセス方法と地図は、記事の最後に掲載しましたのでそちらをご覧ください。
ホイクワンの雲南料理「酔心」に入店しましょう
お店の規模は小さめで、外観だけで判断すると「食堂」にも思えなくもないような質素な見た目です。
お店の外に吊るされた提灯がいい雰囲気出していますね!
北タイの「メーサロン」の町にも似た雰囲気です。
それでは中に入りましょう!
店内に入った瞬間、中華料理の独特のいい香りが漂っています。バンコクに在住している私としては、日本でも馴染みのあったこの匂いに懐かしさとともに安心感をも感じたりします。
質素な外観に反して、店内はけっこうきちんとした作り。
エアコンが効いていて涼しい!
中華ではおなじみの円卓が並んでいます。
まるで赤いテーブルクロスが「うちは格安食堂じゃないよ!」と訴えかけているようです(笑)
清掃もしっかりされているようで、安心して食事ができますね!
店主とシェフは華人、ウェイトレスは中華系ミャンマー人ですがタイ語が通じます。
この日訪れた時間は夜8時ごろ。食事の時間帯を外れたので店内は空いていて、人数を伝えるまでもなく、勝手に席に座りました。
それではメニューを見ていきましょう!
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ホイクワンの雲南料理「酔心」のメニュー
だいぶ前に私はこのエリアに住んでいまして、何度か来たことがあるこの「酔心」。
うーん、確か「麺類」が美味しかったはず!
店の名前に「米線」と付くくらいなので、この店はヌードルが売りなのです。
種類も豊富で、何を食べるか迷います・・。
私は「麻辣牛肉麺」をオーダー!120B(約400円)。
記事を書きながら気付きましたが、メニューの左下には北タイ名物「ナムニョオ」があります!
私はこの地域の「つながり方」が好きなのです。北タイ〜ミャンマー〜中国雲南省は深い山でつながっていて、国境に関係なくそれぞれの民族が行き来しています。そのためそれぞれの文化が融合して、お互いに色濃く影響しているのが面白い!
次回はこの店のナムニョオもオーダーしてみたいですね。
こちらは乾麺(汁なし系)のメニュー。
全部の料理が写真付きなのが嬉しいですね!
文字だけだと、どんな料理なのかよくわかりませんが、ここ「酔心」は写真と漢字で判別できます。
餃子!この店では焼き餃子も扱っています。
「鍋貼(こーてる)」というのが日本風の焼き餃子。
「水餃」は水餃子ですね。
今回は鍋貼と水餃を1つずつオーダー。ともにかく100B(約350円)です。
他にも一品料理が多数あります。
お値段はタイにしては少し高め。華人向けの店なので、価格を彼らの経済力に合わせたのでしょう。
麺類は1品100B前後とリーズナブルですが、1品料理は約150B〜300B前後が多いです。
「麻婆豆腐」を見つけました!
しかし・・写真を見る限り何か様子がおかしい・・
揚げ豆腐を使っているように写っています。私は揚げ豆腐嫌いのため、今回はパス!
回鍋肉もあります。220B(約700円)
うまそう!次回頼んでみようかな・・。
ということで、今回は「麻辣牛肉麺」「水餃」「鍋貼」の3点をオーダーしました。
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ホイクワンの雲南料理「酔心」の麻辣牛肉麺
10分ほど待つと、最初に「麻辣牛肉麺」が運ばれてきました!
中国系の麺でよくあるパターンとして「麺が柔らかい」店が多いのです。
伸びたスパゲティーみたいな店も結構多く、麺の硬さにうるさい私としては、ある意味「かけ」にもなります。
さて、ここ「酔心」の麺はいかに!?
いただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・!?」
「麺にコシがある!スープも深い味わいがあってうまい!」
思い出しました!
酔心には5年ほど前に何度か来たことがあり、確か麺が美味しかったのを記憶していました。
そう、この味です!
スープも比較的あっさりしているので、食べやすい(でもとても辛い!!!)
それでいてコクがある。
牛肉もたっぷり入っていて、柔らかい・・。
ボリュームもあるし、これで120Bは納得価格ですね!
私的には「麻」の味が足りなかったので、さっき買ってきた「花椒」を持ち込み、早速麺と一緒に食べます。
うーん、しびれる!
ホイクワンの雲南料理「酔心」の餃子
麺を食べている時に5分遅れくらいで到着したのがこちら。
水餃と・・・
鍋貼(焼き餃子)です!
1皿10個入りになっています。お値段は各100B。
いい色に焼きあがっていますね!
水餃子を半分に割ってみると、こんな感じにニラがたっぷり入っています。これは期待できます!
まずは水餃子からいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・!?」
「おおっ、ニラの味と肉の味のバランスがいい!」
口の中に肉汁がじわっと広がります。
タレは、卓上にあるセットで自分で調合します。
「黒酢」2
「醤油」1
「香油」1
「辣」お好み
私的にはこの割合で調合するのががベスト!
ちなみに「香油」は麻辣牛肉麺に入れても香ばしさが増して良い感じです。
お会計は?チップは必要?
このお店はお会計にサービス料は含まれていません。また、安食堂ではなく一応レストランなので注文量や人数にもよりますが、会計後お釣りの中からコインと20B程度置いてくるのが良いかと。
麺類だけで100Bとかなら、特に必要ないと考えます。
タイのチップは一部を除き「制度」ではなく、あくまでもお気持ちなので、そこまで深く考えなくても大丈夫です。
ホイクワンの雲南料理「酔心」への行き方・アクセス・場所
最寄駅は地下鉄MRTのホイクワン駅。
駅からの距離は1キロほどあります。歩けないこともありませんが、微妙な距離です。
もし徒歩でアクセスする場合は、ホイクワン駅の「スイスホテル方面」出口から地上に出ます。そして大きい交差点を右に曲がりひたすらまっすぐ進みます。
駅からタクシーでアクセスする場合は、ホイクワン駅の「1番」出口から地上に出て、プラチャラッ・バンペン通りからタクシーを拾うと良いでしょう。
進行方向間違えると、しばらくUターンできないので、次の駅まで1キロくらいまっすぐ行き、また1キロ戻るなどという、お金も時間も無駄なことになってしまうので注意が必要です。
また、プラチャラッ・バンペン通りは夕方の混雑が凄まじく、タクシーだとなかなか進まずに、到着までに20分くらいかかってしまうこともあります。急ぎの場合はバイクタクシーの利用も検討しましょう。
運賃はタクシーで40B前後、バイクタクシーだと30B前後が目安です。
まとめ
ホイクワンにある老舗雲南料理店「酔心」
麻辣牛肉麺は「おいしい!」の一言!文句のない味です。
麺類も一品料理もメニューの種類は豊富で、普段あまり見かけない料理も多数あります。
日本のような焼き餃子もあるので、この近くに泊まっている、住んでいるなら足を運んで見てはいかがでしょうか?
このエリアでコスパの良いタイスキ+麻辣火鍋食べ放題ならこの店!
ラチャダーで四川料理といえばこの店!
ホイクワンで日本人にも食べやすい味の中華料理ならこの店
スクンビットの中華ならこの店で間違いなし!
店舗情報
「酔心米線(醉心米线)」
住所 203/1 Soi PrachaUthit 1, Pracha Uthit Road, Huai Khwang, Bangkok 10320
電話番号 081 827 1268
日本から +66 81 827 1268
営業時間 11:00〜23:00(ラストオーダー22:00ごろ)
定休日 不定休(祝日や年末年始、中国正月、タイ正月など要確認)
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