先日のこと、用事がありホイクワンまで行った帰り。
車を走らせていると、中華料理店が4軒ほど並んだ区画を発見!ちょうどお腹も空いていた時間帯ということもあり、その中の1軒「成都故事」というお店に入ることにしました。
結論から言うと、これが大当たりでした!
本格的な四川料理が数多く揃っているので、辛くて舌が痺れるような中華を食べたい人におすすめです。
今回の記事は
「成都故事」ってどんなお店?
どんな料理があるの?メニューや価格帯は?
バンコクのどこにあるの?
といった内容についてお話ししたいと思います。
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2019年6月に再訪しました。今までいた中国人シェフが辞めてしまったようで、現在はタイ人シェフが調理しています。
というわけで、残念なことに味が変わってしまいました・・。(美味しいことは美味しいのですが)
また、大幅に値上げされたようです。
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■目次
バンコクのメンチャイ(ホイクワンエリア)に新しくできた「成都故事」
バンコクのラチャダーエリア・ちょうどタイカルチャーセンターの道を奥に入ったあたりに、今回ご紹介するお店「成都故事」はひっそりと佇んでいます。
近くには、タイの民族舞踊ショーを見られる「サイアム・ニラミット」や「韓国大使館」がありますが、それ以外はコンドミニアムがあるだけの殺風景な大通り。
(詳しい行き方は、記事の最後に掲載しましたので、そちらをご覧ください。)
通りの右側には商店が並ぶ一角があり、その1つが成都故事。
建物自体が最近できたので比較的新しい上、この店がオープンしたのは今から5ヶ月前の2018年5月。
なので外観も内装も綺麗!
この区画には、他に中国湖南料理の店、シンガポールの肉骨茶(バクテー)、セブンイレブンなどが営業しています。
それでは入店しましょう!
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バンコクの四川料理「成都故事」は豊富なメニュー
お店に入ると、2組の中国人たちが楽しそうに食事をしていました。
扉を開けたら、そこはすでに成都。
店内は「成都のにおい」に包まれています。
「おお、懐かしいにおいだ・・。」昔、旅行で成都に行った時、街中の飲食店から漂っていたにおいと一緒です。
まずは店員さんに人数を伝えて、席を案内してもらいます。
こちらがメニュー。
食堂ではなく、きちんとしたレストランなので、しっかりした作りの本になっていますね。
一部を抜粋して写真を載せておきます。
それでは見ていきましょう!
いきなり辛そうな料理!
そう、四川料理は数ある中華料理の中で「最も辛い」と言われているのです。
特徴は、花椒をふんだんに使った「香り」と「しびれ」、そして辣醬の「辛さ」。
これがよく言われる「麻辣」味です。
こちらは大きなプレートに魚を丸ごと1匹煮込んだ料理。
そして「口水鶏」!
これ大好きなんです。私は麻婆豆腐が一番好きなのですが、これもかなり上ランクに入る料理。
なので迷わずオーダー。
味は「思いっきり四川風」なので、人によって好き嫌いが分かれるかとは思いますが・・。
「麻辣鴨腸」マーラー味で炒められたダックのホルモン。
嫁さんが大好物であるダック腸「サイ・ペッ」の四川バージョンだよって説明したら、即注文(笑)
結果、この料理が大ヒット!最後に、持ち帰り用としてもう1つオーダーするほどうまかった!
そして、みんな大好き「麻婆豆腐」
迷わず注文。
「水餃子」
豚肉餃子とキャベツ餃子があります。
今回は豚餃子をオーダー。
他にはこんな料理もありました。
うまそう・・・。次回オーダーしてみようかな。
こちらは麻辣火鍋のメニューです。
まず好きな鍋の種類をオーダーして、それとは別で具材をオーダーするシステムです。紙に記入するスタイルなので便利です!
辛さは3種類から選べます。漢字で書かれているので、だいたいは想像つくかと思います。
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バンコクの四川料理「成都故事」の麻辣鴨腸に感動
さて、オーダーして数分で最初の料理「豆苗炒め」が到着です!
シンプルな料理ですが、豆苗の水気をどう処理するか・・というのが非常に難しい料理でもあります。
うまいシェフが作ると、豆苗のみずみずしさを封じ込めることができて、皿には水があまりたまりません。
それではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「おおっ、シャキッとした歯ごたえ、みずみずしさ、塩加減がパーフェクトだ!」
にんにくの香ばしさもあり、食欲がさらに湧いてきます。
お皿に残る水はわずか。腕のいいシェフです。
この店を選んで「当たり」だと感じた瞬間でした。
そしてしばらくして到着したのがこちら「麻辣鴨腸」
タイでは「サイ・ペッ」として、ヤム(和え物)にしたり、煮込んだりして食べられる食材のダック腸。
こちらは四川式炒めです。
それではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・うおおっ、舌がしびれる!!これぞ四川料理!」
「歯ごたえがあってうまい!そして辛い!」
多量の花椒をふんだんに使用して炒めているので、がっつりしびれます!さらに大量の唐辛子。本気で辛いです。
それにしてもうまい。
コリッとした食感があり、うまいんですこの食材。
それの「麻辣」版ですから、美味しくないわけがありません。
飲む人には、つまみにぴったりですね!
うちの嫁さん、最近「麻辣」にはまっていまして、中華料理店の良し悪しの判断基準が「しびれるかどうか」となっています(笑)中華といっても、しびれるのは四川料理の特徴なので説明しましたが、聞く耳持たず・・。
面倒臭いので、最近は中華なら四川料理店だけ連れて行ってます。
結局この料理をえらく気に入って「家でも食べたい!」というのでテイクアウト用にもう1皿オーダーしました!
四川料理好きで、辛いのがOKな人ならかなりオススメ料理です。
バンコクの四川料理「成都故事」の麻婆豆腐を食らう
そのあとも料理が続々と登場です!
(普通は2名だったら、量的には上の2点と麻婆豆腐+ご飯くらいがちょうどいいです。)
口水鶏ですね!
これは私の好物でして、店によって味付けやスタイルがいろいろあります。
だいたいは「冷菜」として冷やして出されるか、常温が多いですね。なので冷たい料理が苦手な人は違うのを頼んだ方が良いです。
ソースはがっつり四川風。
日本ではあまり馴染みのない味なので、なかなか表現が難しいです・・。
鶏肉は柔らかくて美味しいのですが、この料理に限って言えば、味は他の店とあまり変わらないでしょうか。
ついにきました!我らが麻婆豆腐!
中華料理店に行けば必ずオーダーします。3日5日連続でも食べられます!それほど大好物なのです。
それではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・これはバンコクで1番かも・・・!」
程よく花椒が効いていて、しっかりと辛い!でも決して嫌な辛さではありません。
辛さの中に「旨味」が引き出されています。
この店に来る以前は、以前紹介した四川料理店「川味坊」か、スクンビットにある「老地方」で食べる麻婆豆腐の味が一番好きだと思っていました。(もちろん人それぞれ好みによります!)
しかし、この日ついにマイベストを塗り替えてしまいました!
しかも、ここ「成都故事」の麻婆豆腐は「絹ごし豆腐」を使っていて、つるっとした食感なのです。一方の「川味坊」では「木綿」を使っていて、味は好きだったのですが食感が好きではありませんでした。
ということで、味も豆腐の種類も気に入った「成都故事」が、私の中でナンバーワンに繰り上がりました!
水餃子があるのを忘れていました・・。
こちらも美味しい!ですが、味的には老地方の水餃子にはかないませんでした・・・。
バンコク「成都故事」は麻辣火鍋も格別!
この店のうまさに感激した私たちは、数日後に再訪して、今度は「麻辣火鍋」をオーダーしてみました。
2つに分かれていて、片方は白湯、もう片方は麻辣になっています。
真っ赤です!唐辛子まみれ。
これに好きな具材をオーダーしていきます。
具材は、肉類、ホルモン、野菜、きのこ類などから自由にチョイス。
1皿単位で頼んだ分だけ課金されます。
「うまッ!辛い!」
スープにはたっぷり花椒が入っていて、煮込むほどしびれが強くなってきます。食材に麻辣が染み込んで、タレをつけなくても十分美味しい!
金額的には、2名でがっつり頼んで1000〜1200B(約3500〜4000円)程度。
決して安くはありませんが、スープの味はお値段以上。
なので最近はスープだけ買って持ち帰り、スーパーで食材を買って家で食べています(笑)持ち帰りで頼むと、プラスチック容器に入れてくれます。
しかし結構重いですし、フタがしてあってもこぼれやすいです。そしてにおいがかなり漏れるので、在住者で車がある人ならいいかもしれません。
テイクアウトすれば、家に友達呼んで火鍋パーティーできますよ!
(その後3回もスープを買いに行きました・・!はまった。)
バンコクでは数多くの麻辣火鍋を食べましたが、この店かスクンビットの老地方が美味しくてオススメですね。
お会計は?チップは必要?
卓上にある白い食器セットは、消毒滅菌済みの有料です。開けると1人分につき25B課金されます。頼めば無料の食器を出してくれます。
この店では、お会計にサービス料は含まれていません。なので、お釣りの中からコインと20〜40B程度置いてくるのが望ましいでしょう。
オープンして日が浅いため、カード決済は現在銀行の審査待ちとのことでした。中国の銀聯カードかアリペイは使えるそうですが、日本人で持っている人は少ないですね。
なので、当面は現金決済のみということになります。
「成都故事」へのアクセス・行き方・場所
最寄駅は地下鉄MRTの「タイカルチャーセンター」です。
駅からは徒歩ですと15分〜20分程度、タクシーで道が空いていれば5分、混んでいれば15分程度となります。
徒歩で行く場合は1番出口、タクシーの場合は4番出口から地上にでます。
タクシーの行き先は「ナー・コンドー・スパラーイ・テオ・サヤーム・ニラミッ(サイアム・ニラミットのあたりにある、スパライ・コンドミニアム前)」と言えば、お店がある区角の前に運んでくれます。料金はメーターで40〜50B程度。
違うエリアから乗車する場合でも、サイアム・ニラミットは有名なのでだいたい分かるかと思います。
運転手に「サイアム・ニラミット」とだけ伝えると、敷地の奥まで入っていってしまうので注意!
この付近はタクシーが多いので、帰りも心配いりません。また観光地ではないのでメーターを使ってくれる人が多いです。ただ周囲は中国人観光客の団体が多いので、そう思われると多少ぼられるかも・・。
まとめ
2018年5月にオープンした四川料理レストラン「成都故事」
シェフの腕も良く、花椒が効いた本格四川料理を食べられます。
メニューの金額帯は、この付近の中華店と比較したらやや高めですが、お値段相当もしくはそれ以上の味です!
このお店に来たことがきっかけで、嫁さんがさらに「麻辣」好きになってしまいまして・・ついに今年の年末は本場「中国成都」まで火鍋と四川料理を食べに行くことになりました!(現在スケジューリング中。タイ人は中国入国に際し「ビザ」が必要なので、いろいろ面倒・・今度記事にしたいと思います)
バンコクで四川料理を食べたくなったら、ぜひ「成都故事」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
バンコクでもう1つの四川料理レストランはこちら!
このエリアでコスパの良いタイスキ・麻辣火鍋ならこの店!
スクンビットの美味しい中華と麻辣火鍋ならここ!
店舗情報
「成都故事」(Story Of Chengdu)
場所 サイアムニラミット先 韓国大使館前 スパライコンドミニアム飲食街
電話番号 063 781 1800
営業時間 17:00〜22:00頃
定休日 不定休(要確認)
こんにちは^^
最近バンコクも山椒を効かせたお店が増えてきて嬉しい限りです。
麻婆豆腐はやはりガッツリ山椒が効いてないと食べた気がしませんよね(笑)
次回おススメの麻辣鴨腸も含め食べに行ってみたいと思います!
コメントありがとうございます!
今までバンコクは、中華系タイ人向けの「タイ式中華」ばかりだったのですが、最近では「大陸式中華」が増えてきたようです。
なので、山椒や花椒など中国のスパイスをがっつり使った店が増えてきています。
その通りですね(笑)私も麻婆豆腐は山椒花椒でビリっとしびれる方が旨いと感じます!
このお店は現在シェフがお休み中なので、早目に復帰してくれる事を心待ちにしています。
かなり本場に近い味なので、機会があればぜひ行ってみてください!