成都の町にはいくつかの仏教寺院がありますが、その中でも代表的なものが「文殊院」。
清代に建てられた歴史ある寺院で、広大な敷地はよく整備されていて、風情を感じながら散策するのが楽しくもあります。
今回の記事では、成都文殊院への行き方、どんな場所なのかも含めて、写真付きでご紹介したいと思います。
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成都文殊院への行き方・場所・アクセス
文殊院へは地下鉄1号線の利用が便利です。
成都市内は地下鉄網が発達しているので、観光客が行くような場所はほとんどカバーされています。また運賃も安いので、お財布にも優しい!
成都の地下鉄については、こちらの記事に書きました。
文殊院駅の「K」出口が最寄りになります。
そこから「人民中路三段」という大通りを5分ほど進むと右側に標識が見えてきます。その標識に沿って右に曲がると、文殊院の大きな門があります。
中国ではGoogleの対応エリア外になるので、Googleマップが長いこと更新されておらず、GPSも迷い気味になります。なので中国の無料地図アプリ「百度地図」のダウンロードをオススメします。
さて、それでは実際に文殊院に行った時の様子を写真付きでお伝えします。
成都文殊院に行こう!
この前日、東チベットから成都に戻ってきた私たちは、夜遅くに文殊院駅から徒歩5分程度のホテルにチェックイン。
部屋は狭いですが、客室は中級ホテルの設備が用意されていて結構快適!ベッドがとても柔らかく、疲れが溜まっていたこともあり、気がついたらお昼前・・・すっかり寝坊してしまいました。
成都には見どころが点在しているので、効率よく観光するコースを考えてみました。2日間で全部回らなくてはいけないので、長い移動が発生する場所はあきらめよう。
ということで、まずはホテルから徒歩圏にある「文殊院」に行くことにしました。
この文殊院は、時をさかのぼること1500年あまり。南北朝時代に建てられた、成都を代表する寺院だそうです。しかし明の時代に戦火で消失、その後清代1697年に建て直され、今に至るとのこと。
このような歴史のある寺院なのに、入場料が無料なのも嬉しいところ。
中国では、歴史建築や史跡などで料金が発生する場所が多く、しかも結構な高額だったりするのですが、ここは無料なので気軽に訪れることができます。
このことから見ると、ここは観光地というよりは、普通に「寺院」として運営されているようです。
それでは出発しましょう!
地下鉄でアクセスするなら、1号線に乗り「文殊院」駅で下車。
成都の地下鉄はよく整備されていて、乗り換えれば大抵の場所にたどり着くことができるので、利用価値はかなり高いです。
しかも1元(約16円)〜と格安なのも嬉しいところ。
文殊院への最寄り階段は「K」です。
各所に案内看板が出ていて、しかも漢字表記なのでわかりやすい。
目の前の小道を渡り、大通りをまっすぐ進むと・・・
これもまた大きな標識が出ています。
余談ですが、中国ではシェアサイクルがいまだに現役なので、アプリを登録して利用するのも良いと思います。私は上海や昆明の町で何度も利用しました!
歩くには微妙な距離の時重宝します。
駅から5分ほど歩くと文殊院の交差点に到着。右側には大きな門があるのですぐ分かるかと思います。
おおっ、中国の雰囲気が出ていますね!
私は、この形の屋根が結構好きなのです。昔(私が子供の頃、ちなみに1981年生まれです。)にやったゲームや、漫画のドラゴンボールを彷彿とさせるこの形。
初めて来る場所なのに、なんだか懐かしい気分になります。
中国のマナーは以前と比べるとだいぶ良くなってきていて、ポイ捨てや唾吐きも昔ほど見なくなったように思います。(昔がひどすぎたというのもあります。今は日本の20〜30年前くらいのモラルかな?)
門をくぐってまっすぐ進み、左側にある入り口から中に入りましょう。入場料は無料なので、そのまま入って大丈夫です。
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文殊院の広大な敷地を散策しよう
文殊院は、2つの区画があります。
手前は「寺院エリア」、奥は「庭園エリア」となっていて、全部回ると所要時間は約1時間。
結構広いですね。
成都の人々は信仰深く、熱心にお祈りしている市民であふれています。
うちの嫁さん(タイ人)は、中国人の参拝者と早速仲良くなって、おばちゃんグループと一緒に写真を撮っていました(笑)言葉なんて全く通じないのに、コミュ力高いですなぁ・・・。
至る所に仏像が祀られているので、その1つ1つに手を合わせて回ります。特に順路などは決まっていません。
味のある建物群。奥に進みましょう。
どこを歩いてもお線香の香りが漂ってきます。
落ち着きますね。
チベットの仏教寺院は装飾や色使いが綺麗ですし、とてもよかったのですが・・・。
私は日本人なので、チベット寺院と比べると、中国寺院の方が馴染みがあって落ち着くのです。
散策するだけでも訪れる価値はあると思います。
また寺院内には、野菜を使った精進料理を食べられるところもあるようです。
ここから先は、重要な仏像が祀られているので撮影禁止になります。とは言っても、中国人はスマホでバシバシ撮影していましたが・・・。なので自己責任で!
一通りお参りをして、一旦寺院の外に出ます。
そのまま奥に進みましょう。今度は庭園エリアの散策です。
すると、通路の左側には大きな塔が建っています。
その横には「願掛け」をする札が売られていました。
「庭園エリア」を散策しよう
2分ほど奥に進むと、今度は「庭園エリア」の入り口があります。
オープンテラスのカフェ(茶座?)があるので、そこで一休みするのも良いですね。
うちの嫁さんはカフェに興味がない人なのでパス・・・。
タイ人は、カフェでゆっくりする文化があまりないのです。(若いバンコク人なら日本人とほぼ同じ感覚ですが)
木が鬱蒼としげる庭園エリア。
とても良く手入れされています。
ふと下を見ると、もぞもぞと動く黒い「もふもふ」が・・・・。
猫ちゃんが食事をしていました。
「なんだよ〜あっち行けよ〜」と言っています。
ところどころに「休憩処」があり、みんな水筒のお茶を飲みながら楽しそうにおしゃべりしています。
ここでもうちの嫁さんは地元民に話しかけられ、いつの間にかお菓子をもらって打ち解けていました。
ここにも猫ちゃんが。
草むらで何か捕まえて遊んでいます。
立派な建物。
奥へと続く道は竹やぶになっていて、ここが中国四川省だということを思い出します。
全体的に良く整えられた庭園なので、天気のいい日はお散歩にぴったりですね。
家族づれの姿も多く見ました。訪問者のほとんどが中国人ですが、皆大声など出さず静か。なので落ち着いて散策が楽しめます。
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まとめ
今回は、成都を代表する寺院「文殊院」への行き方、どんなところなのかをお伝えしました。
地下鉄駅からも近く、庭園やお茶屋もあるので、散策が楽しい寺院です。また清代建築の建物は見ごたえ抜群。
また文殊院は、古い町並みをリノベーションしたことで知られる「宽窄巷子(寛窄巷子)」とも、タクシーで10分ほどと距離的に近いので、合わせて観光するのもおすすめです!
これから成都を訪れる人の参考になれば幸いです。
新南門〜春煕路の四川料理ならこの店!
陳麻婆豆腐本店は文殊院から近い!隣の騾馬市(骡马市)駅です
成都地下鉄の利用法はこちら
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