成都駅に着いた私たちは地下鉄に乗り、バスターミナルがある「新南門」まで無事に到着。ここから徒歩3分ほどのホテルにもチェックインして、大きな荷物も片付けたので、ようやく手ぶらになることができました・・。
前回の記事はこちら
この新南門にあるバスターミナルからは、東チベット各地をはじめ、四川省内に向けて長距離バスが発着しています。
今回私たちのスケジュールは、翌日のバスで東チベット最初の街「康定(カンディン)」へ向かう予定。
なので、とりあえずチケットを手に入れようとバスターミナルまで来てみました。
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■目次
成都から康定に行くなら、新南門ターミナルが圧倒的に有利
成都から康定に向かうバスは数多く出ており、成都市内にある4箇所から発着しています。
その中でも、新南門ターミナル発のバスが本数が多く、朝7時から16時30分まで、概ね40〜1時間に1本の割合で運行しています。
(別のサイトでは6時台もあると記載されていましたが、未確認です。また時間は変更される可能性もあるため、実際に利用する前に確認することをお勧めします。)
四川汽车客运票务网より引用
伊勢丹がある春熙路などの市街地にも近く(隣の駅)、頑張れば徒歩でも移動できるほどアクセスが良いため、成都から康定に行くなら新南門をおすすめします。
さて、そんな新南門バスターミナルですが、ここから先は実際にチケットを購入した時の様子、チケットを購入する手順などをお伝えしたいと思います。
成都新南門バスターミナルに入場しよう
地下鉄でアクセスする場合、3号線新南門駅C出口と直結しています。
ピンク色のラインの3号線です。
パンダ基地のある「熊猫大道」や、最大の繁華街「春熙路」を通る路線なので、成都観光では利用価値が高いので覚えておきましょう!
この出口から地上に出ると、バスターミナルのすぐ横にアクセスできます。
私はホテルがあるD出口方面から徒歩で入場しましたが、この出口の脇には安い中華食堂が数件営業しているので、ちょっと腹ごしらえするならばDから出るのもアリです。
CでもDでも徒歩1〜2分と変わりません。
この「旅客入口」と書かれた小さなゲートから入場します。
この時点では荷物チェックはありませんが、建物の中に入る時は例によってX線検査があります。
この左の赤い看板のところは売店になっています。
ターミナル内部にもありましたが、商品の種類はこちらの方が多いです。
建物の中に入ると、このように通路が分かれていて、手ぶらの人と荷物がある人に分けられます。
荷物というと、スーツケースやバックパックを連想する人が多いと思いますが、たとえ小さなポーチ1つでもX線を通す必要があります。
ここでのチェックは、主に危険物と刃物です。また開封済みの液体もチェックされます。
この時私はお茶の水筒を持っていたのですが、係員に「一口飲め」と勧められます。これは中身が本当に飲み物ですよ〜という証明になるので、勧められたら拒否することはできないようです。
ただし、翌日実際にバスに乗るために入場するときは何も言われなかったので、必ずしも飲まされるとは限らないようですね。
あとから他の乗客に聞いた話ですと「強酸の液体」を車内でばらまいた人が過去にいたみたいで、その対策だと言っていました。やったりやらなかったり・・だそうです。
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チケット売り場は2階!
中に入ると、自動券売機のようなものが置いてあります。
しかし、我々外国人は使えないので関係ありません。
チケット売り場は2階にあるので、階段を登っていきましょう。
「售票厅」と書かれた標識に沿って進みます。
1階はバスの発着待合室、2階がチケット関係になっています。
ちょっとブレてしまいましたが、新南門発、各地への料金表です。
車種によって多少グレードが違うので、料金も若干異なります。
2階に着きました!
階段を登ったら左にチケットの窓口があります。
人だかりになっているので、すぐに分かるかと思います。
この時はすでに夕方の5時ごろ。
長距離バスの発着は午前中が多いため、チケット窓口は閑散としていました。ラッキー!
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チケット購入は「手書きメモ」を提示!パスポートが必要です
大抵の日本人は「中国語は話せないけど、多少書ける、字の意味は理解できる」という人が多いと思います。
私もこのタイプで、中国語で発音できるとしたら「ニイハオ」「シェシェ」「ツーソー(トイレ)」「麻婆豆腐」「青椒肉絲」「牛肉麺」「担々麺」くらいでしょうか・・(笑)
しかし、漢字は書けます!
中国で使う簡体字と日本の漢字は異なりますが、なんとなく通じれば良いのです。私の場合は念のため、事前に中国語を調べてから紙に書いています。
このように後ろがつっかえて、モタモタすると圧迫感があるので、手書きメモを事前に書いてから並ぶことをお勧めします!
たとえば私の場合
去 康定
明天9:00
2个
こんな適当なメモを見せたらすんなり購入できました。
ものの1分もかからず発券されます。
窓口の係員は英語は少しだけできるようで、「2ピーポー?トゥモロー?」と聞いてくれました。(英語が分かるかどうかは人によってだと思う)
この時パスポートが必要です。
私の場合は、一応原本を提出。コピーも持っていましたが、もしダメと言われたら面倒なので、だいたい持ち歩いています。
チケットの上部にパスポートナンバーと名前が印字されていて、台帳とチケット両方に実名登記されるのです。
9時発のバスは1名135元(約2100円)、康定までの所要時間は6時間〜7時間とのことでした。(運ちゃんの技術なのか、高速が延伸したのか、実際には5時間20分で到着。)
(のちに「このバスにして良かった〜!」と思えることがありました!)
康定方面に行くバスは、19〜23番線から発車します。
改札を通って一番奥の右側になります。
今回の旅の概要はこちら!時間があればぜひお読みください
まとめ
成都から康定に行くなら、市街地から近く、本数も多いので、新南門バスターミナル利用をお勧めします。
バスターミナルに入場するときに荷物検査があります。
チケット購入は2階、必要事項を記入したメモを見せると早いです。購入にはパスポートが必要になります。
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東チベットを回るために避けては通れないバス移動。
しかし、チケットの購入は実に簡単で、中国語が話せない私でも無事に購入することができました。
事前に勝手が分かっていれば、特に心配することはありませんので、これから東チベットに行く人、興味がある人、近いうちに新南門バスターミナルを使う予定の人の参考になれば幸いです。
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