東チベットの甘孜から、バスで14時間かけて成都に戻って来た私たち。
その後、新南門バスターミナルから春熙路の方に歩き、たまたま見つけたレストランで美味しい四川料理を堪能。
お腹も満たされたところで、これから3泊の間お世話になるホテルに向かいましょう。
今回は、文殊院の近くにある「ジャホフォースター」というホテルを予約。実際に3泊滞在したところ、金額にしてはそこそこ快適でとても気に入ったので、その理由や写真も添えてご紹介したいと思います。
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私が「ジャホフォースターホテル」を選んだ理由
まずは、数多くのホテルがある成都で、私がこのホテルを選んだ理由についてお話ししたいと思います。
予約に使ったサイトは「アゴダ(AGODA)」。
ホテル探しの条件は以下の通りです。
●地下鉄の駅から近い
●繁華街中心地は避ける
●予算1泊4千円以内
●格安ホテルではなく、それよりも1ランク上げる
成都に着く頃は、出発から移動も含めて10日ほど経っているので、そろそろ疲れも溜まっていることを予測しました。なので夜はゆっくり休めるホテル、そして格安ホテルではなくて中級ホテルを探しました。
その条件をクリアしたのが、今回ご紹介する「ジャホフォースターホテル」でした。
1.立地が良い
今回、成都での滞在目的は「観光」と「食べ歩き」!
この町には3泊4日のスケジュールですが、到着日は夜遅く、最終日は昼には成都駅に行かなくてはならない。となると観光に使えるのは実質2日間しかありません。
なので、効率よく回れるようにするには、どのエリアに泊まるのが良いかを綿密にチェックしました。また繁華街の中心地は好きではないのと、宿泊代がかさむ傾向にあるのでパス。
その中で私が選んだのは「文殊院」エリア。
地下鉄に乗れば観光スポットにも行きやすく、最終日に成都駅まで行きやすい。
次に、この「ジャホフォースター」は地下鉄駅から徒歩5分という好立地。
2.部屋のグレードが良さそう
いくら立地が良くても、部屋が汚い・古いのでは楽しさは半減してしまいます。
私一人でバックパックを背負っていた頃は、ただ「寝られればいい」という考えだったので、安宿でもなんでも良かったのですが、今回は一応嫁さんと2人旅。
しかも、この成都での滞在は、今回の中国・東チベット旅を締めくくる大事な4日間になるわけです。
そんな中で見つけた「ジャホフォースター」の写真を見てみると、なかなか良さそうな感じに写っていました。(海外のホテルだと、写真はあてにならない時もよくあります・・)
仕事でも、プライベートでも、1年に100回以上ホテルの予約をする私は、写真や情報を見るとどんなホテルなのかが大体わかります。
部屋はだいぶ狭そうですが(予算が許すなら広い部屋もあります)、内装はそこそこきちんとしている、ホテルの格も悪くはなさそう。
これらをチェックし、実物の部屋は、表示されている写真から2割引いたくらいで予測しました。
3.リーズナブル
これが良さそうなホテルでも、予算をある程度決めていたので、あまり高いホテルだと泊まれません。また、高くていいホテル、安くて微妙なホテルならどこにでもあります。
そんな中で、この「ジャホフォースター」は、ホテル自体の格は悪くないのに、宿泊代は1泊3500円程度と比較的リーズナブル。
・・・と、こんな具合で選んだのですが、予想は見事に的中!
部屋は狭いのですが、シンプルで快適、駅にも近くて便利、そして静か。
設備や施設的には日本でいう「中級ホテル」のシングルルームのような感覚でした。(スタッフのサービス水準に関しては私は求めていないので、正直分かりません。)
ーーー
Googleの口コミを見ると、booking.com経由の悪評がかなり目立ちましたが、アゴダの口コミではそこそこ好評価。この違いは何なのでしょうか・・。
それでは「ジャホフォースター」って一体どんなホテルなのか、写真を添えてご紹介します。
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文殊院駅から徒歩5分の「ジャホフォースターホテル」
このホテルを選んだ理由の1つに「駅から近い」というのがありました。
観光の拠点にするので、駅から近ければ、途中で荷物を取りに行ったり、置きに行ったり、ちょっと休んだりと何かと都合が良いのです。
最寄りの駅は、地下鉄の文殊院駅「G」出口。
成都の地下鉄については、この記事にも書いてあります。
この「G」出口から地上に出たら、くるっとUターンする方向に進みます。
すぐ前に大きい交差点があるので、そこで「新华大道文武路」方面に右に曲がってまっすぐ進みます。
すぐに「公安局」「人民法院(検察関係)」の建物があり、その隣に駐車場のような路地があります。
この路地がホテルの入り口。
漢字では「嘉好・弗斯达酒店」と書かれています。これが「ジャホフォースターホテル」です。
公安の近くというだけあり、夜遅い時間も公安官がそこら中を歩いていて、治安は結構良さそう。
この入り口からホテルの玄関までがちょっと遠いですが(とは言っても3分くらい)、駅からの所要時間は5分!好立地です。
右隣にある崩れそうな建物は、人民検察院宿舎と書かれていました。
なので、スラムではありませんので安心してください・・。
中に入ると、きちんとした作りのロビーがあります。
中には旅行代理店、お土産ショップ、お茶屋などが入っています。
功夫茶!
なんかすごい名前のお茶屋ですね。
なんだか素敵な茶器が並んでいます。
上手い人が淹れるお茶って、とても良い香りがするんですよね〜・・。
こちらの記事は、タイ北部に住む華人のお茶屋ですが、とても美味しいのを淹れてくれます。
さて、まずはフロントでチェックイン。
パスポートと予約票を服務員に渡します。その間、嫁さんにはソファーで待っていてもらいました。
この時対応した服務員は英語が全く通じませんでした。なので筆談と翻訳アプリで対応。
デポジットは200元。チェックアウトの時に問題がなければ、そのまま返却されます。
チェックインにかかった時間は約5分。
中国では「アゴダ」はそこまで浸透していないので、カードで事前決済していることを知らない服務員もいます。なのでもし宿泊代について何か言われたら、スマホの予約済み画面を中国語表示にして見せれば解決!
高級ホテルではないので、荷物は自分で部屋まで運びます。
すぐ奥に客室階行きのエレベーターがあり、それで上に上がりましょう。
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「ジャホフォースターホテル」の客室
まず部屋に入って感じたこと。
「予想通り狭い(笑)」
今回私たちが選んだ部屋は、「ビジネスルーム」という種類。部屋のサイズは20㎡くらいでしょうか。
なので、日本のビジネスホテルより少し広いくらいのサイズ。
普段からシティーホテルに泊まっている人からしてみたら、結構狭いとは思いますが、中級ホテルでしたらこんなもんでしょう。
なので、最初に書いた通り「予想通り」。
ただし、シンプルにまとまっているので不思議と居心地は良いです。またデスクが奥に置かれていて、少し張り出した柱で区切られているのもポイント。
夜はパソコンで記事を書く予定だった私にとっては、なかなか落ち着く空間でした。
窓は開閉可能で、しっかり閉まるタイプなので、屋外の騒音はほとんど聞こえてきません。なのでとても静か。
灰皿があり喫煙可能。それでも嫌なニオイはほぼありませんでした。
特筆すべきは「ベッド」の柔らかさ!
広くはありませんが、とても柔らかくフカフカなので、横になるとすぐに眠気が襲ってきます。
またベッド横にはコンセントがあるので、枕元でスマホを充電可能。
テレビは見ませんが、こんな感じです。デスクとテレビが分離されているのも使いやすい。
洗面台です。
水回りはよく清掃されているので、清潔。
アメニティーは有料なので注意が必要です。タオルは2種類のサイズが用意されていて、普通のタオルはもちろん無料です。
袋に入っているものは有料になります。
ビジネスタイプの部屋はシャワーしかありませんが、お湯の量、温度ともに文句ありません。
外気は2℃と結構冷え込んでいるのに、しっかりと熱いお湯が勢いよく出るのは優秀。
ちなみに、大きいタイプの「デラックススイート」にはジャグジーがついていたりと設備が異なるようです。
気になる方はチェックしてみてください。
予約サイトのリンクを貼っておいたので、下から写真や部屋代のチェックができます。
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今回3泊の滞在でしたが、結果とても快適に過ごすことができました。
ビジネスルームの部屋は狭いですが、価格と設備、そして立地のバランスはとても良いように感じました。ただし、成都で同じようなクラス・価格帯のホテルは、探せば他にもたくさんあります。
「ジャホフォースター」をオススメする人
1.中級ホテルを文殊院近くで探している人
他のホテルもネット上でチェックしましたが、文殊院近くで、駅近のホテルとしては、ここが一番コスパに優れているのではないでしょうか。
逆に、普段から高級ホテルに泊まるような人にはあまりオススメしません。ここは中級の3つ星ホテルなので、どうしても「アラ」が見えてきてしまいます。
2.狭くてもいいけど、寝るときの快適性を求める人
重視したいのは「寝るときの快適性」という人。
ビジネスルーム(一番小さい部屋)の場合、部屋でゆっくりと過ごすような客室ではありません。あくまでビジネスホテルの高級版くらいの位置付けですが、静かなのと、ベッドが柔らかいので寝るときは快適!
3.ソフトサービスは特に求めない人
高級ホテルではないので、ソフト(スタッフさん)のサービス面ではあまり期待できません。あくまで「快適に寝る」というのが目的なら、問題ないかと思います。
4.リーズナブルに上級設備のスイートルームステイをしたい人
このホテルでは、ジャグジーやリビングのついたスイートルームが1万円ちょっとで泊まれます。高級ホテルの低グレードルームに1万円払うなら、中級ホテルの最上級スイートルームに1万円払ったほうがいいという考えの人にはぴったり!
ちょっと前、日本にいた頃の私がまさにその考えでした。
どんな部屋なのかは、こちらのリンクから、写真が載っている予約サイトに飛べますので、チェックしてみてください。
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このように、格安ホテルではなくて、ちょっとだけ奮発してゆっくり休みたいような人、またはリーズナブルにスイートルームに泊まりたい人にはぴったりのホテル。
もちろん求めるものによって感じ方は人それぞれですが、私にとっては、部屋が狭いとはいえ、この価格でこの設備だったら全然オーケーでした。
これから成都に行く予定の人の参考になれば幸いです。
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