成都と言えば「担々麺」!
辛いタレにガッツリと聞いた花椒。
今回の旅の目的でもある「食べ歩き」で、四川料理を食べ尽くすというミッションともう1つ。
それは・・・
「本場成都でうまい担々麺を食べること」!!
今回の記事では、たまたま見つけた麺食堂「协茂森老钟家」がかなり美味しかったのでご紹介したいと思います。
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成都担々麺の名店を発見か!?
この日私たちは「文殊院」の見学と参拝を終えて、時刻は午後3時。
まだお昼を食べていなかったので、東チベットに行く前日立ち寄った「陳麻婆豆腐」に再訪したいと考え、地下鉄に乗ってお隣の「骡马市」駅まで行きました。
駅を降りてから徒歩3分ほどで陳麻婆豆腐店に到着したところ・・・
なんと「営業時間外」・・・!
現在の時刻は15時を少し回ったところ。夜の部は17:30からの営業なのですが、これから2時間以上も待てない!
仕方がないので、他の美味しそうな店を探すことにしましょう。
陳麻婆豆腐を後にして、大通りをさらに先に進みます。この通りで右に曲がり・・・
その奥には飲食店の看板がいくつか見えます。
成都はパンダの町ということもあり、トラックの荷台にはパンダの顔が。
ゴミ収集車のようですが、パンダちゃんがかわいいです。
あれ、中国ってこんな可愛いキャラだったっけ・・?
小規模の飲食店が連なるのは、陳麻婆豆腐の一本裏道です。
標識には「上升街」と書かれています。
この路地に入った左側にある店から、数人の若者が満足げな表情で出てくるのを見つけまして・・・。
透明のビニールシートがドア代わりの「协茂森老钟家」というお店。
雰囲気は、日本にある「うまいラーメン屋」に似ています。
ビニール越しに中をのぞいてみると、数組のお客さんが食事を楽しんでいます。
お昼時を外れているのに、しかも閑散とした裏通りなのにこの集客力・・!
これはきっと隠れた名店に違いない!!
よし、ここに決めた!
(結果から言うと「大当たり」でした!)
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成都担々麺「协茂森老钟家」の実力は?
店内には花椒のいい香りが漂っていて、ここが成都だということを感じさせてくれます。
ひとまず空席を見つけて座りましょう。
古い作りの店内ですが、しっかりお手入れされているので汚さは感じません。
これが地元の若者に人気の理由の1つなのでしょうか。
このお店では「先払い」システムになっているので、メニューを見て食べたいものを注文したら、レジで代金を支払う流れになります。
それではメニューを見てみましょう!
基本は「麺食堂」になるので、取り扱いは麺類か水餃子類になります。
むむむ・・!!
抄手(ワンタン)がうまそう・・。
かなり多くの種類があります。
麺の他に、中国デザートもいくつかあるようです。
おっ!担々麺見つけた!
10元(約160円)という安さ!地元むけのローカル価格です。
成都の担々麺は、つゆなしが基本。底に沈んだタレを自分でかき混ぜて食べるのです。
うまそう!
嫁さんはこちらの抄手を注文。
つゆなしで麻辣ダレがかかっています。
オーダーが決まったら、レジに行き代金を支払います。
こちらがレシート。
2品で23元(約400円)と格安です。
TAXやサービス料などはもちろんかかりませんし、チップも不要。
オーダー・支払済のテーブルには、この麻雀牌のようなものが置かれます。
いかにも中国っぽいですね!
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成都「协茂森老钟家」の担々麺
オーダーしてから5分ほどで、担々麺が運ばれてきました。
おおっ、いい香りだ!
花椒の香りが漂ってきて食欲をそそります。
底の方にタレが沈んでいるので、食べる前によく混ぜます。
さて、本場・成都の担々麺。お味の方は・・・?
それではいただきまーす。
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・んっ!?香ばしい味わい・・ごま油とニンニクが少々、そして花椒のシビレ!!」
花椒はたっぷり入っているものの、ピーナッツの味の奥に隠れていて、後からガッツリと伝わってきます。
そのピーナッツよりも、ゴマ油や秘伝のタレの味が優っているので、思ったよりも食べやすい味です。
さすが成都の担々麺、しっかり辛い!
麺のコシもあるし、タレの奥行きも深く、全体的にビシッとまとまった味。
これは地元民に人気の店なのが分かります。
もしこの店が家の近くにあるなら、私は毎日通うかもしれません(笑)
こちらは嫁さんが頼んだ「干拌抄手」
つゆなしです。
ネギとワンタンの相性が抜群!これも奥行きのある味わい。
「一口くれ」と言ったのですが、嫁さんは相当気に入ったらしく、箸で小さくちぎった「皮」しかくれませんでした・・・。
本当はおかわりしたかったのですが、この後食べ歩きを続ける予定だったので、一旦ここで終了!
さすが美食の街・成都。
今度ゆっくり5泊くらいして、名店探しの旅なんかも楽しそうですね。
「协茂森老钟家」への行き方・場所・営業時間
中国ではGoogleの対応エリア外になるので、Googleマップが長いこと更新されておらず、GPSも迷い気味になります。なので中国の無料地図アプリ「百度地図」のダウンロードをオススメします。
最寄り駅は、地下鉄1号線または4号線の「骡马市」駅。
「E」階段を地上に出て、まっすぐ進むと「陳麻婆豆腐店」があり、その先にある「东华门街」という通りで右に曲がります。
その後すぐ「上升街」という通りで右に曲がると、すぐ左側にあるのが「协茂森老钟家成都名小吃」になります。
駅から徒歩5〜7分程度なので、アクセスは比較的良好です。
営業時間 8:00〜19:30 休業日は要確認
まとめ
成都担々麺の隠れた名店「协茂森老钟家」。
地元の若者たちに人気の店で、お昼時を外れていたのにも関わらず、4組ほどのお客さんが食事を楽しんでいました。
味にうるさい成都人に認められた担々麺を食べることができて、私たちはとても満足!
これから成都に行く予定の人は、チャレンジしてみてはいかがですか?
ただし「しっかり辛い」のと「舌が痺れる」ので要注意!
成都の地下鉄の乗り方はこちら!
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