成都から東チベット最初の街「康定」まではバスで約6時間。
私たちは無事に朝9時発のバスチケットを手に入れたのですが・・・。
前回の記事はこちら
ネットで調べた情報だと、皆さん4列シートの、いわゆる普通の長距離バスで移動しているようでした。
なので、結構な時間乗ることになるので、ある程度の苦行は覚悟していました。
そして当日の朝・・。バスターミナルでバスとご対面してびっくり・・・!
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「新南門」朝9時発の康定行きは新型車両で運行!
20番線から発車すると書かれていたので、改札を抜けて右の奥に進みます。
すると・・・。
どーんと構えていたのは、大型で黒く塗装された新型車両!
中国のバスは白い車体にグリーンや青のラインが入ったものが多い中で、黒塗りの大型バスは異色を放っています。
他に停車中のバスと比べても、一回り大きな車体。
おおっ、これなら安心だ!
もう少し小型のバスを想像していたので、ちょっと嬉しかった自分。
しかし、驚くのはまだまだこれからなのです。
床下には大きめのトランクが用意されているので、大きな荷物も全く問題なし。
それでは早速乗車しましょう。
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車内は2&1の3列シート
4列の狭くてキツキツの、スキーバスのようなものを想像していた私は、車内を見た瞬間びっくり。
おおっ、シートが広々していて快適そう!
しかも新しいから綺麗!
大きめの肘置きもしっかりしています。
足元にはオットマン(ふくらはぎを上げられる足置き)に加え、足置きつき。
これはもう、新幹線でいうグリーン車ですね!
これはバックパックを足元に置いた状態。
十分なスペースがあり、足を伸ばしても余裕ですね!(私の足が短いっていうのは内緒)
こちらは一人席。
開放感があっていいですね!
なるほど、便によって料金に差があるというのはこういうことか!
とは言っても、安い便との差額はたった20元(約300円)程度。
そんな額でアップグレードできるなら、断然この便がいいですよね。
(この他にも3列シートの便はあるそうです。ただし黒塗りの新型バスは今の所9時発のみ。今後増発する予定とのことです。135元の便を選べば、大型車両で運行するバスに乗れます。)
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トイレは使用不可・・残念
このバスにはトイレ設備がついています。
・・・しかし!
施錠されていてドアが開きません。
乗務員に「ツースォ〜(トイレ)」と聞いてみたら、ペラペラと中国語で返されました・・(笑)
横にいた若いお兄さんが英語に訳してくれたのがこちら。
「途中2〜3時間後くらいに一度休憩を挟むから、トイレならその時にしてくれ!また高速を走るからすぐには止められないんで、今のうちにちゃんと行っといてくれよ!」
こんな感じでした。
中国の方はトイレを汚しまくるから、あまり使わせたくないんでしょうかね・・(笑)
外は寒くて冷えるから、トイレつきだと安心なんですが、使えないものはしょうがありません。
給湯器がついていて、自分でお茶を淹れることができます。
さすがお茶の国・中国。
途中2度ほどお世話になりました。
まとめ
新南門9時発の康定行きバスは黒塗りの新型車両で運行されています。
車内は3列シートで快適!
他にも大型車で運行する便がありまして、運賃135元のバスがそれに当たるそうです。ただし必ずしもハイグレードの車両とは限りません。
それ以外の便は従来の4列シートが基本です。
今後、新型車は順次増発する予定だそうです。また現在建設中の「雅康高速道路」の延伸(現在は工事中で、途中の泸定で高速を降ります。開通後は康定まで直通。)に合わせて、運行時間も拡大していくとのこと。
普通バスとの差額はたった300円なので、6時間も乗車する快適さを考えたら全然ありだと思います。
以上、2019年1月現在の「成都ー康定」バス情報でした!東チベット旅行を計画中の人、近々乗車する予定のある人の参考になれば幸いです。
成都駅から新南門バスターミナルまでは地下鉄が便利!
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