北タイ・チェンライ県の山岳地帯にある華人と少数民族の町メーサロン。
町全体がタイとはまた違った雰囲気のため、異文化を感じられて面白いのでたまに訪れるのですが、以前おすすめした絶景ホテル>> プーメックタワン・リゾート <<のリニューアル工事が最近完了したようなので、再訪してきました。
今回は、ヴィラタイプではない新館に泊まったので、どんなお部屋なのか写真を添えてお伝えしたいと思います。
以前に宿泊した眺望の良いヴィラタイプのお部屋の記事はこちらです。
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メーサロン絶景の宿「プーメックタワンリゾート」に再訪
私たちは、2017・2018年と過去に2回ほど利用していまして、メーサロンの一押しホテルとしておすすめしていたのですが、今回のリニューアルで客室数が倍増、併設のレストランも拡張されて以前よりもさらにおすすめ度が増しました。
山肌に沿うように建てられた客室は、以前からあるヴィラタイプと、最近完成した新館の2種類あり、眺望が良いのは遮るもののないヴィラタイプになります。
客室の広さや基本設備はほとんど変わりませんが、洗面所がシャワーブースと分かれていたり、景色が良かったりと、細かな違いがあります。
今回は新館に宿泊しましたが、ヴィラタイプの写真は過去記事を参照いただくか、こちらからもチェックできます。
スケジュール的に、事前に予約していなかったこともあり、この日残念ながらヴィラタイプは満室。なのでレストランの下にある新館に宿泊することになりました。
この日私たちは、タイ・ラオス・ミャンマー3ヶ国の国境が接する「ゴールデントライアングル」、そしてタイ最北の町「メーサイ」を経てメーサロン入りしたのは、日も完全に暮れた夜7時ごろ。
険しい急カーブが連続する山をいくつも越え、ようやくホテルの駐車場に停めてハンドルから解放されたのもつかの間。先ほど「パーミーコーヒー」で購入したアイスラテの残りをすすっていると・・。
怖い鬼上司のような嫁さんからの一言。
嫁「あらあら、荷物がまだクルマから降ろされてないわ。呑気に休んでいる場合じゃなくて?」
私「・・・あー。」
帝国貴族も真っ青なタイ人の嫁さんは、長距離を走り抜いて疲れた私に、コーヒーを飲む暇も与えてくれないようです。
仕方ないので気を取り直して、まずはチェックインをしましょう!
展望レストランが充実したプーメックタワン
ひとまず鍵を受け取り、部屋に荷物を入れたいところでしたが、空腹に耐えられず先に夕食を取ることにしました。
こちらが、プーメックタワンの展望レストラン。
最近リニューアルが完了したようで、数組の宿泊客が雲南式中華に舌鼓を打っています。
客席は全て屋外のオープンテラス。赤く灯る提灯が、ここが華人の町だということを語っています。以前と比べるとテーブルの数がかなり増え、屋根のないエリアが展望席になっている模様。
夜なのであまり見えませんが、はるか遠くに見える街の光が幻想的。
なかなかいい感じに仕上がっています!
ここで提供している料理はもちろん雲南中華。メーサロンは現在でいう雲南省出身の移民華人の町なので、どこに行っても雲南味の中華を食べることができます。
またメーサロン独自の食材を使った料理も雲南風の味付け、素朴な味わいで辛くないものが多いので日本人の口にもよく合います。
宿泊者でなくてもビジターとして、お食事やコーヒー・お茶だけの利用も可能なので、レンタルバイクなどの足がある方はぜひ訪れて欲しいと思います。
価格も手頃でお財布にも優しいのが嬉しいポイント。
今回オーダーした料理は4品。
メーサロン付近の山岳エリアで採れる山菜を使った炒め物。
塩をベースに、にんにくとオイスターソースで味を整えていて、少量の唐辛子がピリッと全体を引き締めています。
同じくメーサロンの山岳エリアで採れるきのこ炒め。
コリコリとした歯ごたえが癖になる一品。
毎度おなじみの麻婆豆腐。
メーサロン式の麻婆豆腐は玉子豆腐を使っているので、ダシが効いているのと、プルプルの食感がうまい!プーメックの味つけは豆板醤の代わりにトマトを使っているので、辛くないし優しい味付けです。
ご飯に合いすぎます。
山菜とひき肉の炒め物。
野沢菜漬けのような味で、日本人にも馴染みやすい味付けかと思います。雲南味は中華の中では田舎料理の位置付けなので、素朴なものが多いのです。
さて、お腹もいっぱいになったところで、新しく建てられた新館のお部屋をチェックしましょう。
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プーメックタワンの新館はアパートタイプ
レストランの脇にある階段を降りると、すぐ新館の客室のフロアに出ることができます。
ちなみにヴィラタイプの部屋を予約した方は、坂の下にある客室前まで自分のクルマで降りるか、荷物をボーイに運んでもらいます。
1フロアにズラーっと並んだ扉は8室分。2層になっているので新館だけで16室が増設されたことになります。
メーサロンの町がテレビで紹介されたこともあり、都市部からのタイ人旅行者がここ数年増加しているようです。
確かに、タイ人からしたらパスポートもいらず、母国語だけで異国・異文化が体験でき、空気も美味しいし料理もうまい!乾季は10℃前後まで下がるので冬体験もできる!(年中暑いところに住むタイ人は、冬の寒さに憧れを持っているのです。)
それにメーサロン付近は名所も豊富なので、ショートトリップで人気のエリアになる理由が頷けます。
逆に、外国人からはあまり知られていないマイナーな町なので、タイを観光し尽くした日本人からしたら穴場です。
それでは中に入りましょう!
部屋はシンプルな1ルーム(studio)タイプ。広さは約30㎡といったところでしょうか。
2名で利用する分には問題ないかと思います。
部屋の作りや設備などは、以前に泊まったヴィラタイプとほぼ同じです。テレビやエアコン、ドライヤーなど必要最低限のものは揃っています。
コンクリート打ちっ放しの壁は、中国雲南省や北ラオスにある華人の家によく見られるデザイン。
高級感はありませんが、全体的に使い勝手の良い部屋です。
ベッドはクイーンサイズ1台か、シングル2台のどちらかになります。
タイのホテルでは、ベッドの台数を事前に確約できるのは高級ホテルだけなので、男同士や、カップルではない男女で泊まるなどの時は、事前に電話するか予約サイトからリクエストを入れておくことをオススメします。
水回りはまだ新しいこともあり清潔な印象です。
用意されているアメニティーはボディーソープとシャンプーだけなので、歯ブラシやコンディショナーなどを使いたい方は、事前にコンビニなどで購入してからチェックインすることをオススメします。
トイレとシャワーブースは同室ですが、一応壁で分断されています。
シャワーは電気温水器を使います。
メーサロンの水は、乾季は特に冷たいので出力不足。ぬるいお湯しか出ないので注意が必要です。
裏技として、蛇口のハンドルを絞って水量を弱くして、強制的に加熱するという方法があります。ただあまりやりすぎると、中のヒーターが過熱して焼けてしまうという可能性も・・。
水まりを使うときの注意点としては、洗面台などの角がむき出しになっているため、石鹸などで滑って転ぶと結構危険です。
バルコニーはそれなりの広さになっているので、外を眺めながら一杯やったり、コーヒーやお茶を飲みながらパソコン作業するのにも向いています。
眺望はこんな具合になります。
雲海を見たいのであれば、1段下にあるヴィラタイプの方が眺めが良いので、そちらに宿泊するのがオススメです。
静かで虫の音や鳥のさえずりが聞こえたり、空気もとても美味しいです。メーサロン日没後は暑季や雨季でも24℃前後まで下がるため、避暑地としての利用にも最適です。
ただし12月〜2月ごろは乾季にあたり、夜は10℃以下まで下がることもあります。よって防寒対策が必要になります。
日によっては2000円台から宿泊できることもありますが、シーズンによって、また週末などは高騰することもあります。なので下のリンクから料金をチェックしてみることをおすすめします。
また部屋の名称ですが、眺望が一番良いのは「デラックス」と「スイート」になります。スーペリアやスタンダードも眺望はありますが、新館なのでヴィラタイプではありません。
ちょっと分かりにくいのでご注意ください。
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プーメックタワンの場所・行き方
まずはGoogleマップをご覧ください。
メーサロンの中心地であるセブンイレブン前から約3キロ、クルマで10分程度の距離になります。
ホテル周辺に徒歩で移動できる場所が無いので、ホテルの中だけでゆっくり過ごすか、レンタルバイクやレンタカーなどの足を確保する必要があります。
詳しくは過去記事にもまとめてあるのでご覧ください。
まとめ
メーサロンの外れにある絶景ホテル「プーメックタワンリゾート」。
交通の便は悪いですが、料理も美味しく、景色も雰囲気も良いので、移動手段がある方にとってはかなりオススメできるホテルです。
2019年に新館が完成し、展望レストランや新しい客室も増設されたので、これからメーサロンに行く予定の方はホテル選びの選択肢に加えて見てはいかがでしょうか?
記事が参考になれば幸いです。
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