北タイ・メーサロンは華人の街なので、中華圏の雰囲気が漂うホテルがたくさんあります。
中華といっても、近代中国のような雰囲気ではなく「古き良き中国の田舎」といった言葉が似合う、風情のある作りになっています。
赤を差し色に加えたコンクリート打ちっ放しのデザインは、中国雲南省や、北タイ・北ラオスの華人住居で多く見られるスタイルでして、ご紹介するホテル「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」もそのうちの一つ。
今回の旅で実際に泊まってみたので、一体どんなホテルなのかを写真付きでご紹介したいと思います。
今回の記事では、
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」ってどんなホテルなの?
このホテルの部屋はどんな感じなの?
このホテルの行き方やアクセスは?
といった内容を中心に、お話ししたいと思います。
2020.2.7アップデート
再訪したので、記事の修正・一部の写真を更新しました!
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■目次
メーサロンの中華風ホテル「ワン・プット・タン」
このホテルは、町の中心部セブンイレブンから徒歩10分ほどでアクセスできます。
なので、レンタカーやバイクなどの足がない人でも、利用することができます。(とは言っても、坂があるので大きな荷物がある場合はちょっときついです)
詳しいアクセス方法は、記事の最後の方に掲載しましたので、そちらをご覧ください。
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」は全部で8部屋の、こじんまりとしたプチホテルです。
全てが中華風にデザインされていて、まるで1970年代の中国の田舎町に来てしまったかのような感覚になります。
高級感はありませんが、それよりも風情を楽しめるのが気に入りました。
それでは、どんなホテルなのか見ていきましょう。
フロント・・・かと思ったら、誰もいません。
ここは客室棟で、フロントがある棟は通りに面した建物になります。
まずはチェックイン。
今回はアゴダで予約したので、印刷してきたバウチャーとパスポートを渡したら、すぐに鍵をもらえました。思ったよりもだいぶスムーズです。
こちらが部屋の鍵です。
部屋番号が書かれた木製の札が付いています。
かっこいい・・・!
3と書かれているので、3号室ということですね。
それでは、部屋に入りましょう!
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「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」のロビー
まずは、自分の部屋を探しましょう。
私たちの3号室は、1階のようです。客室棟へは、フロント裏の階段を降りたらすぐになります。
赤い差し色と、提灯と、ライトアップが絶妙!
雰囲気出てますね〜。
客室棟に入りました。
いい感じです。
私はこういうセンス、けっこう好きなのです。
どうでしょう?
この椅子と調度品のの配置。
なかなかのものです。
奥に進むと、部屋をつなぐ廊下です。
「第3間」と書かれています。
木の扉はチープな感じがします。やはり高級感は無い。
でも、それでいいんです。
それでは中に入りましょう!
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」の客室
部屋の中も、赤を差し色にしたコンクリート打ちっ放しのデザインで統一されています。
玄関と寝室の間にある「ガラスの扉」は、防寒対策のようですが、せっかくのデザインと合わず気になるところ。
どうでしょう。
なかなかいい雰囲気出してませんか?
はじめに言った通り、質感や高級感は求めてはいけません。
風情を楽しむのです!
部屋には、冷蔵庫、テレビ、エアコンなど最低限の備品が揃っています。
ワンルームの作りですが、思ったよりも広く、アゴダのサイトを見たら40㎡と書いてありました。
これくらいの広さがあると、2人で泊まっても窮屈さは感じません。
ベッドの脇に、床の間見たいのがあるのが雲南風ですね。
外を向いて座ることができるので、日中は景色をみながらお茶を飲むことができます。
こちらにも、ちょっとお茶を飲んだりするスペースがあります。
デザイン的にはいいのですが、結局最後まで使うことはありませんでした(笑)
寝具に嫌なニオイや汚れはなく、掃除もきちんとされていて清潔な感じです。
バルコニーも広々としています。
夜が明けたら、どんな景色が広がっているのでしょうか。
水周りはリフォームされていて、新しいものが取り付けられていました。
水量はまあまあですが、温水器が電気式で出力が弱く、お湯がちょっとぬるいです。
冬場はちょっと心配です・・。
湯温を更に上げる裏技として、蛇口をひねって水を細くして、強制的に熱くする方法があります。
ただし、あまりやりすぎると中のヒーターが過熱して、焼けてしまう場合があるので注意。
水周りの清潔さは、けっこう綺麗な方だと思います。ただ、山の中の町なので、虫が出ることは我慢しましょう(笑)
それではおやすみなさーい!
こちらのリンクからお部屋の料金をチェックできます。
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「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」で迎える朝
メーサロンの夜は早く、だいたい夜7〜8時頃になるとほとんどの店が閉まります。
なので、必然的にバンコクにいる時よりも早寝ができるため、朝も早く目覚めます。
健康的ですね!
起きたら、まずはカーテンを開けましょう!
バッと飛び込んでくるのは、山の緑。
バルコニーに備え付けの椅子に座って、お茶でも飲みましょうか。
空気が澄んでいて美味しいです。
肺に優しい(笑)
私が住んでいるバンコクは、けっこう大気汚染されているので、これ絶対肺が黒くなってるよ・・と思うことがあります。
ここでは、そんな心配は無用。
バルコニーから見える正面の丘には、少数民族の集落と、お茶畑が広がります。
さすがタイのお茶所・メーサロン。
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」で売っているお茶
フロントの隣はレストランになっていて、雲南式中華が楽しめます。
そしてお茶の直売もしておりまして・・。
前日の夕食は、このレストランで食べたのですが、その時にサービスしてくれたお茶。
これが本気で美味しい!
最初に一口飲んだ時、何のお茶だか分かりませんでした。
ホワッと花の香りがして、苦味の中に感じる甘さ。
蜂蜜でも入れてるのかと思い聞いてみたら、このパッケージを持ってきてくれまして・・。
独特の栽培法と製法により、はじめから蜂蜜の香りなのだとか。台湾の高級な伝統茶だそうです。
このホテルのオリジナルブランドで、台湾に卸しているとのこと。
値段を見たら、200gで500B(約1700円)
普段お茶をあまり飲まない私からしたら、けっこういいお値段するので、一晩考えてみました。
そして朝起きて、バルコニーで山を見ながら考えました・・・。
やっぱり買いたい!
というわけで、
1パックお買い上げです〜。宿泊者割引をしてもらい、400B(約1400円)に値引きしてもらいました!
他にも、梅の風味がするお茶や、ナッツの香りがするお茶など、いろいろな種類があり、全て試飲させてくれます。
こちらは宿のオーナーの娘さん。
将来は後を継ぐのでしょうか。お茶の知識はかなり豊富です。
考えてみたら商売上手ですよね!
食事のお供に、あんなに美味しいお茶を出されたら、買うに決まってるじゃないですか・・!
ちなみにこのお茶、バンコクに帰ってから「下手くそな腕」で淹れて毎日飲んでいます。
やっぱり美味しい・・・。
直接電話して、追加で3パックほど郵送してもらおうかしようか検討中です・・。
こちらはハチミツ。
北タイはハチミツの産地でもありまして、ボトル売りしている店もあります。
これは嫁さんが美容のために、自分でレモンジュースに入れて毎日飲んでいます。
ここだけでお土産が揃っちゃいますね。
バンコクのデパートや空港でも売っていますが、ここで買えばその半額で手に入ります!
お土産ショップの左奥にある階段を登ると展望スペースになっています。こちらは宿泊者とレストラン利用者専用。
山の上には、天空の寺院「ワット・シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー」の仏塔が見えますね。メーサロンの人気観光スポットなので、ぜひ訪れてみてください。
寺院に続く階段がちょっと大変ですが、このホテルから徒歩でもアクセスできます。
レンタルバイクが借りられる!
ホテルの廊下にこんな掲示物が・・。
この電話番号にかけると、バイクをホテルまで届けてくれるらしいです。
料金は1日250B〜で、配車料込み。車種やシーズンによって多少変わるとのこと。
借りる時に必要なのはパスポートと現金のみ。
本来は中型自動二輪車の運転免許証(国際免許証)が必要なのですが、メーサロン町内であれば免除とのこと。
ただし、保険に入っていないので、事故の際は・・・。
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」のアクセス・行き方・場所
町の中心部セブンイレブン前から東に向かって、徒歩約10分程度で到着します。
途中、有名な「雲南麺餃館」の前を通るルートです。一本道なので間違えることはないと思います。
メーサロンまでレンタカーでのアクセスはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
風情たっぷりのホテル「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」
高級感こそありませんが、古き良き中国の雰囲気を味わえるので、旅情満点です!
部屋は比較的広く、立地も悪くありません。
シャワーのお湯がぬるいのがちょっと残念ですが、それを差し引いても充分満足できました。
今回は実際に2泊滞在しましたが、町の中心地や主要スポットに徒歩で移動しやすいので、周辺観光の拠点に良いかと思います。
シーズンによって金額に変動があるので、まずは金額のチェックをしてみることをおすすめします。
「ワン・プット・タン(Wang Put Tan)」の最安料金をチェック!
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