北タイの山岳地帯に佇むメーサロンは、移住してきた華人と少数民族によって作られた町です。
町全体が、タイの他のエリアでは見られない独特の雰囲気を纏っているので、街歩きが楽しいところでもあります。
そんなメーサロンの中心地・セブンイレブンの脇道は、毎週末になるとナイトマーケットが開催されるのですが、過去に何度か訪れた時はスケジュールが合わずに行けずじまい。
そして、今回ようやく初参加することができたので、実際に訪れた時の様子を、写真を添えてお伝えしたいと思います。
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メーサロンの夜市は異国情緒があり旅情をそそる
この日私たちは、セブンイレブンから徒歩3分ほどにあるホテル「AMA MAESALONG」に宿泊。夕方には観光を終えて、日が暮れた頃にチェックインしました。
荷物を片付け終わったのは夜の7時過ぎ。
このホテルは町の中心地から至近距離にあるので、今回訪れた夜市へも徒歩5分という好立地。
ちょうど週末で夜市開催日だったこともあり、夜のメーサロン散策もかねて行ってみることにしました。
セブンイレブンを左のほうに少し進むと見えてくる門。
ちょうど写真でトラックが停まっている奥のあたりですね。
人通りが多く賑わっているので、すぐに分かるかと思います。
クルマで訪れた方は、セブンイレブンの向かいに3台ほどの駐車スペースがあります。満車の場合は、門や出入り口の前を避け、車道から少し窪んだスペースを探しましょう。
バイクは夜市前かセブン前に駐車して大丈夫です。
このメーサロン夜市のキーワードは・・
「異国情緒」!!
タイよりも中華色が強い上に、民族色も混じっているのが特徴です。なので、バンコクやチェンマイなどの夜市とは全く印象が異なります。
さすが華人と少数民族の町。
タイに在住の私から見ても「ここは一体どこだろう・・」と思うほど、タイをほとんど感じさせません。
売られているものは、屋台料理や饅頭、一口サイズのつまみなど食べ物がメインになります。観光客向けというよりは、地元の人たちが買い物に来るようなラインナップが多くを占めています。
町の規模自体がこじんまりとしているので、夜市の規模も小さめ。
一番奥まで5〜6分でたどり着いてしまうくらい小さいのですが、逆にそれが秘境を旅しているという旅情を誘います。
なので、買い物目的で訪れるとがっかりするかと思います。どちらかと言うと「雰囲気」と「風情」を楽しむのがメーサロン夜市の過ごし方。
夜市の中程では、地元の人たちが民族音楽に合わせて踊っています。
この音楽の曲調、どこかで聞いたことがあるな・・
・・・あっ!
チベットだ!
私は、去年の年末年始に中国四川省の奥地にある、チベット人の町を訪れましたが、その町でも似たような音楽が流れてみんな踊っていました。
そして、2017年に訪れた雲南省の香格里拉(シャングリラ)でも同じような光景が見られ、そちらもチベット人が暮らす町でした。
一方、ここメーサロンで暮らす人たちは、中国の内戦で四川省や雲南省の山岳地帯から流れ着いた元・国民党軍の子孫。そして雲南省付近から南下してきた少数民族たち。
おそらくルーツが近いのではないかと推測します。
そんな歴史に思いを馳せながら散策するのが楽しいのです。
メーサロン華人のルーツについてはこちらを参考にどうぞ。
レトロ中華風情に浸るメーサロンの夜
メーサロン夜市を歩いていると、ところどころに見える漢字で書かれた壁。
これが人気の撮影スポットになっていて、鮮やかに塗られた壁を背景に記念写真を撮る観光客の姿がちらほら。
まるで古き良き中国の田舎町のようです。
ベンチが用意されているので、流れてくる民俗音楽のBGMに耳を傾けながら一休み。
夜市で売られているつまみを食べながら、またはセブンでビールを買って飲みながら、レトロな中華風情に浸る夜はいかがでしょう?
このような中華スタイルのスポットが各所にあります。
提灯の赤い光が幻想的です。
北タイ定番の民族衣装も売られています。
服の他には、アクセサリーに帽子、カバンなどが一通り揃っています。
メーサロン夜市の営業時間
毎週金〜日曜日の夜6時頃〜10時頃。
店によって多少のズレがあります。また天候によっては中止することもあります。
年末年始や中国正月、タイ正月は要確認。
メーサロン夜市の場所・行き方
まずはGoogleマップをご覧ください。
メーサロンの中心地・セブンイレブンから徒歩1分。
セブンを右側に見て、まっすぐ30mほど進んだところに夜市の入り口があります。
まとめ
異国情緒満点のメーサロン夜市。
他の町の夜市と比較すると規模が小さいので、買い物メインで訪れるとがっかりするかと思いますが、散策するだけでレトロな中華風情を楽しむことができます。
夜市の中程では民族音楽に合わせて踊る地元の人たちがいるので、流れてくるBGMを聴きながら、ベンチに腰掛けて旅情に浸る夜なんていかがでしょうか。
週末(金土日)の夜だけの開催なので、スケジュールが合う方は散策がてら訪れてみると良いでしょう。
メーサロン旅行の参考になれば幸いです。
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