成都には、中国の古い街並みを楽しめるスポットが2ヶ所あります。
その1つが前回紹介した「寛窄巷子」。清代の古い建築物をリノベーション、おしゃれなカフェやレストランとして営業しており、レトロとモダンが融合した人気スポットになっています。
そして、今回ご紹介するのが、もう1つの古い街並みを楽しめるスポット「錦里」。
こちらは、古代中国を彷彿とさせる街を再現したテーマパークとなっていて、夕方以降は提灯に灯りがともり雰囲気抜群!
それでは、「錦里」とは一体どんな場所なのか、写真を添えてお伝えしたいと思います。
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成都「錦里」への行き方・場所
中国ではGoogleの対応エリア外になるので、Googleマップが長いこと更新されておらず、GPSも迷い気味になります。なので中国の無料地図アプリ「百度地図」のダウンロードをオススメします。
成都のやや南側に位置する「錦里」。
最寄駅は地下鉄3号線「高升桥」駅から、徒歩で10分程度となります。
隣接する「武侯祠博物馆」は、三国時代の有名な武将たちが祀られた博物館となっているので、歴史好きの人はセットで訪れると良いでしょう。
地下鉄3号線は、成都一の繁華街「春熙路」や、東チベット方面へのバスターミナルがある「新南門」から乗り換えなしでアクセスできるので便利。
また、パンダ基地とも言われる「成都大熊猫繁育研究基地」から錦里へは直通バスが発着。また「熊猫大道」からも3号線で1本なので、アクセスは良好です。
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夕方になると雰囲気10倍の「錦里」
この日私たちは「寛窄巷子」を観光した後、荷物を入れ替えるために一旦ホテルに戻りました。
地下鉄「文殊院」駅から徒歩で数分のホテルなので、こういう時に便利!
また、これから訪れる予定の「錦里」は、夕方以降はライトアップされて綺麗という情報があったため、ホテルの部屋で少しだけ休憩。
そして時刻は夜6時半。
ホテル前からタクシーに乗り錦里に向かいます。紙に簡体字で「锦里」とだけ書いて見せればOK。
成都のタクシーは安く、文殊院から6キロ20分くらい、メーター使用で約20元(約350円)程度。
なので、歩き疲れた時や荷物がある時には気軽に利用できます。
こちらが「錦里」の入り口。
中にある商店や飲食店は、だいたい夜の9〜10時ごろまで営業していますが、一番賑わいを見せるのは夜7時前後。
ゲートがありますが警備のために設置してあるだけ、入場料は無料です。
お隣には、三国時代の資料が展示してある博物館。歴史好きにはたまらないスポットですね!
こちらは夕方までの営業です。
それでは、錦里の中に入っていきましょう。
古い街並みが見事に再現されています。
装飾なども丁寧に作り込まれているので、雰囲気抜群です。
左右には飲食店やお土産物店が立ち並んでいてショッピングも楽しい!
奥に進むとバーがあり、一杯飲みながら中国風情に浸ることができます。音楽のジャンルは、中国EDMミックスを流すクラブ風の店、1980年代の中国フォークソングの店などがあり、ギターの店からは哀愁漂う歌声も聞こえてきます。
「寛窄巷子」にもあった、お土産向けの高級調味料や瓶詰めのおかずを売る店「三生川辣椒」。
夕方以降は、それぞれの建物に赤い提灯がともり、散策するだけでも古代中国の風情を楽しめます。
人通りは多く、そのほとんどが現地中国人。現代成都の人気スポットなのが伺えます。
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お土産屋さんも豊富にそろう「錦里」
奥の方へ進んでいきましょう!
通り沿いには、お土産を販売する屋台や、中華饅頭や串焼きなどの軽食を販売する屋台が並んでいます。小腹が空いたら食べ歩きするのも良いと思います。
中国では、食べながら歩いてもマナー違反にはならないので大丈夫です!
数珠屋さん。
サイズによって価格が違うようですね。15元(約280円)〜なので価格も手頃。
筆屋さん。
様々な種類の筆が販売されていますので、書道好きな人はいかがでしょう?
キーホルダーなどのお土産屋さん。
タイの友人に渡すお土産として、このパンダのキーホルダー(15元)をいくつか購入。そこまで高くないですし、価格も最初から表示されているので安心!
紙人形屋さん。
他に能面や中国劇のグッズなどの店もありました。
お茶屋さん。
安い常飲用から、お土産の高級茶葉まで揃っています。ただし製造法が怖いので、極端に安いお茶はあまりおすすめしませんが・・・。
レトロ中国を感じながらの散策が楽しい!
錦里は、古い中国の街を「再現」したテーマパーク。
模して作ったとはいえ、とても綺麗に整備されていて、どの建物も細部にまで渡り完成度が高い!
なので、ぷらりと散策するだけでも十分楽しめるスポットです。
特に日没後は提灯に灯りがともるので、より一層の風情を感じることができます。
ゆっくり歩いて、全部見るとなると1時間では足りないくらい広い敷地に、ぎっしりと立ち並ぶ建築物。
それでは、さらに奥の方へと進んでいきましょう。
ここからは、CANON 1DX + EF50mm f1.2L で撮影。スマホでもサクサク見られるように、画質は落としています。
優しい電球色の光と、提灯の赤が、冬の成都に温もりを与えます。
木材の装飾が美しい。
スターバックスも錦里に溶け込んでいます。
歩き疲れたらちょっと一休み。
どこまでも続く古い街並み。
まるで三国時代にタイムスリップしたかのよう。
でも古く模したのは街並み。それ以外は現代中国の最新技術でしっかりと電子管理されているので、治安は比較的良好のようです。
脇の小道もなかなか味があります。
中華軽食の店も多いので、いろんな種類を食べ歩きするのもおすすめ!
ところどころは、現代的なLEDで装飾されていますが、それはそれで綺麗です。
古今融合のイルミネーションが冬空に輝きます。
所々には座って休めるスペースがあります。
近くの屋台で買ったものを食べるにも最適!写真の、パンダの飾りをつけているのはうちの嫁さん(笑)
寒いのにアイスクリームを食べていました。
飲食店が集まるフードコート的な建物。
四川料理がメインですが、成都の有名料理以外に、ちょっと変わった地方料理もありました。
他に湖南料理や広東料理の店も入っています。
願い事を書いて吊るすおまじない的なもの。
若いカップルが楽しそうに参加していました。錦里はデートにもぴったり!
夜は23時ごろまで営業している店もありますが、一番活気があるのは夜19時ごろ。21時を過ぎると閉店する店もパラパラと出てきます。
一方、人が少ない錦里を散策したいのであれば、午前9時ごろから店が開き始めるので、これくらいを目指して訪れると良いでしょう。
まとめ
中国の古い街並みを再現した成都「錦里」。
当時を模して作ったテーマパークではありますが、数百年前の中国の雰囲気を楽しみながら散策することができる観光スポットです。
飲食店や屋台もたくさんあるので、食べ歩きをするにもぴったりです!
また歩道も綺麗に整備されており、車も入ってこないので、家族づれや子供づれでも安心です。
入場料もかからないので、成都を訪れる際には気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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