こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
前回は、バンコクからパンガン島までドライブした時に持って行ったデジモノについて、そして700キロを超える長距離なのに、飛行機を使わずわざわざクルマで行った理由についてお話ししました。
さて今回はその続き、バンコクからスラータニーまで行き、その後どうやってパンガン島まで渡ったかについてお話ししたいと思います。
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バンコクからパンガン島までの道のり
バンコクからスラータニーまで
まずは地図を見てみましょう。
バンコクからスラータニーまでは649キロと書いてありますね。朝8時にバンコクを出発すると、ちょうど夕方日が暮れる頃にはスラータニーに到着できます。
そして出発当日
この日は朝8時に出発するため、6時半にアラームが鳴るようセットして寝ました。そして、朝の光がだんだんと差してきて、気持ち良く目を覚まして、iphoneの画面を見ると・・・
12時!?
最初は事態が読み込めなかったんですが、次の瞬間サーっと血の気が引いてきてすぐに理解できました。
ああ、やってしまったんだ・・・と。
前日まで用事でパタヤに滞在して、家に帰ったのは夜の11時過ぎ。そこから支度して、シャワーを浴びて、布団に入ったのが日付が変わった1時すぎ。
これじゃ起きれるわけないですよね(笑)
これがもし仕事の予定なら、私の場合少しでも起きやすいように電気をつけたまま寝ますし、場合によっては床で寝ることもあります。そしてiphoneのアラームと目覚まし時計、それに3分遅らせて嫁のiphoneと3段体制で対応して絶対寝過ごさない対策をしているんです。
プライベートのスケジュールだったので、気が緩んでしまったようです。
いざ出発!
こんなこともあろうかと、スラータニー到着後にいきなりフェリーに乗るんではなくて、フェリーターミナル近くで一泊してから、次の日の朝にパンガン島に渡るスケジュールを組んでいたんですね。
なので、出発が遅れても単純にスラータニーに到着するのが遅れるだけなので、問題はないと。
午後2時、気を取り直して、荷物を台車に乗せて駐車場に降りてクルマに積み込みます。
私のクルマは、ピックアップトラックの4ドアなので、荷物が多くても全然余裕です。日本だと中型の1ナンバーになるやつですね。
この時、ある大事なものを玄関前に忘れてきたことに気づかず、2日後に悔しい思いをすることになります(笑)
家はバンコクの東側・バンナーにあるので、高速道路の9号線で一気に西側のサムットサコーンまで行きます。その後ラマ2通り(35号線)と合流、港町マハチャイ、アムパワー水上マーケットのあるサムットソンクラムを通過。
この辺りは塩の産地で、海水を干して作られた天然の塩の直売所が通り沿いにたくさんあります。工場で生成された塩と違い、天然のミネラルをいっぱい含んだ塩なので体に良いと勧められ、一袋購入。
量は小さい袋で10キロもあります!
金額は50B、約180円でした。
こんなに使い切れないなあ。
そのまま4号線に入り、1時間も過ぎると、王室の避暑地として整備され、タイ人や欧米人に人気のホアヒンビーチに到着。
パタヤのようにガチャガチャしていないので、家族連れでゆっくり過ごしたい人なんかにはオススメですね。
この時点で時刻はすでに夕方5時半。だんだんと空が薄暗くなってきてきました。距離はバンコクから約200キロ・・
全然進んでない・・。
そうこうしているうちに真っ暗になってしまい、結局スラータニーについたのは午前0時を回っていました。
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スラータニーからパンガン島まで
スラタニーからドンサック港まで
スラータニーの町から、フェリーが出航するドンサック港までは約65キロ。1時間半くらいかかることを予想して、朝7時半にホテルを出発。
フェリーは10時に出航予定。
道路の両側には、背の高いヤシの木がうっそうと茂っています。
フェリーでパンガン島まで
今回使ったフェリー会社はこの「ラジャフェリー」
クレジットカードがあればネットで簡単に予約できます。
他に「シートランフェリー」も就航しています。
ラジャよりもシートランの方が就航地は多いんですが、よく調べたらシートランの場合車を載せられるのはサムイ航路だけのようで、パンガン航路が無いんです。
ってことでラジャフェリーに今回は決定!
約1か月前に予約していました。予約が完了するとEメールで予約表が届きますので、それをプリントアウトして受付カウンターに持って行きます。
出航時間が近づくとカウンターが混雑するので、出発の1時間前にはターミナルに到着したほうが良いでしょう。
ラジャフェリーターミナルの構内に入ったら、ダダッ広い駐車場の中にこんな建物が目に付きます。これがチェックインカウンター。
ウェブで予約済みの人も、必ずここでチケットと引き換えなくてはなりません。
予約時にメールで送られてきた予約表をプリントして渡します。
注意点は、予約表の画面を見せるだけではダメだということ!タイはそういうデジ系のことにまだまだ弱いので、プリントして持ってこいと言われてしまいます。
ホテルの予約でも、できればプリントしたものを用意していった方が良いでしょう。以前にアゴダでタイのホテルを予約したんですが、到着後に予約したんで当然予約表をプリントしたものは持ってきていないんですね。なので、予約表の画面を見せたんですが・・
そしたらフロントのスタッフ、予約表をメールでホテルのアドレスに送ってくれ、と言うんです。
予約表を目で確認するだけではなくて、紙で保管するところもあるので、こういった問題が起こります。管理職の人がまだペーパーレスの社会に慣れていないのもあると思います。
これがラジャフェリーのチケット。
そしてこんなものを受け取ります。
行き先と出航時刻を書いた紙ですね。
これをフロントガラスに外から見えるように貼ります。
そして乗船口まで進んでいきます。ゲートをくぐった一番突き当たりになります。
係員のおじさんが、さっきの張り紙を見て駐車場所を指定してくれるので、あとは指示に従うだけです。
そのまま船の到着を待ちます。
出航時刻の10分前くらいに、パンガン島からのフェリーが入港しました。この時点で少し遅れていますね。まあタイの交通機関なので、多少の遅れは遅れのうちに入りません(笑)
乗客と車が全部下船してから、こちらが乗り込む番になります。
ん?
このフェリーのタコのマーク、どこかで見覚えがあるな。。。
どこだっけな。だいぶ前に日本で乗ったような記憶が。。。
。。。
あっ、思い出した!
明石海峡の「たこフェリー」と同じだ!
昔クルマに乗って淡路島に行く時に、たまには潮風に吹かれながらもいいねということで乗船した時の船が「たこフェリー」でした。
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たこフェリーとの再会
やっぱり!
船内のいたるところに日本語のまま案内表示が残されていました。
「そうか、お前も俺と同じで、日本を出て海外進出したんだな!」
「今じゃ国際的なリゾート地パンガン島やサムイ島航路に就航してるなんて、ある意味すごい出世じゃないか」
などと自分の心境とかぶるところもあり、思いがけないまさかの再会にちょっと嬉しい自分がいました(笑)
実際のところはタイのフェリー会社に売り飛ばされたわけですが、こんなところで余生を過ごすのもいいんじゃないですか?
まあ酷使されてる感は否めませんが。。。
車両甲板はこんな感じでぎっしりと詰め込まれます。この便は全便満席、満車!
ちゃんと予約しておいてよかったー!
積載できる車の台数には限りがあるので、クルマで行く人は帰りの便も予約した方が良いですよ!
時刻は10時20分。
20分遅れでドンサックの港を離れます。
昔、函館から青森行きのフェリーに乗った時は、出航するとき「ボオオーーーーッ」と響く低音で汽笛が鳴り、船旅の始まりが演出されてとても感動したことを覚えています。今回も汽笛が聞けるかと少し期待していましたが、このパンガン航路は音もなく出航。
ちょっと残念です。
船内は、中央に4人がけの席と窓側に2人がけの席、後ろにはファミリー向けのソファー席があり、すべて自由席で早い者勝ち。進行方向と太陽の位置を考えて席を選ばないと、日差しでエアコンの効きが悪くて汗だくになります。
また後部に売店があり、冷たいジュースやアイス、お菓子、カップ麺を購入することができます。
船の中なので、地上より高いかと思いましたが、そこまで大差はなく、ファンタオレンジが20B(約70円)とセブンで買うより3B高いだけで良心的。
航行中、外の甲板にも自由に出入りすることができ、さすが自己責任の国タイランド!
禁煙と書いてありますが、職員に確認したところ、タバコを吸いたい人は外の甲板で吸っていいそうです。(現時点ではOKですが、今後全面禁止されるかもしれないので要確認)
外は風があるので、思ったより暑く感じませんでした。潮風にあたりながら海を眺めてボーッとするのが気持ちいですね!
晴れの日は波も穏やかで、揺れはほとんどありません。しかしタイではスコールの降る前に台風並みの風が吹くことから、その時間帯に当たってしまうとかなり揺れる気がします。
ドンサック港からパンガン島までの所要時間は約2時間半。
出航して30分もすると、海の色が太陽の光を反射して綺麗なエメラルド色に!テンション上がりますね。
そうこうしているうちに1時間半が経過して、進行方向右手にはリゾート地で有名なサムイ島が見えてきます。次回はサムイも行きたいな。
船は淡々とエメラルド色の大海原を駆けていきます。
気づいたら時刻は12時半。
もうすぐパンガン島に到着。前方を見ると、これから数日間過ごすことになる島の姿が。
綺麗です。
少し天気は悪いけど、雨は降っていなさそう。
タイの交通機関は日本と違って、到着を知らせるアナウンスなんかはないことが多いです。島が近づいたら自分で降りる準備をしなくてはなりません。
車両甲板に降りると、係員のおじさんが誘導してくれます。
そのまま前方ゲートが開くと、まずは徒歩で利用の一般乗客が降りていきます。そして全員下船が終わると今度は私たちクルマの番です。
細いブリッジを慎重にゆっくりと進みます。
ここで気づいたのが、なんと警察官が下船客を全員動画で撮影!監視カメラではなく、警察官が自らカメラを回しているとは。。。
狭い島で、しかも島から出るのはこの港しかないので、何か悪さをしたらすぐ捕まるよってことですね(笑)
パンガン島に到着
到着後、徒歩の場合はソンテウやバイクタクシーを交渉しなくてはなりませんが、今回は車で来ているので、いきなりホテルに向かって出発できます!
これは最大のメリットかもしれません。
島内の道は簡単で、GOOGLEマップを頼りにホテルを目指します。ホテルまでの所要時間は約30分。
クルマでパンガン島に来たのは初めてなので、ワクワクしながら少年のような冒険心が満たされていくのを感じていました。
しかし嫁さんは長旅に付き合わされて、しかも早起きまでさせられてかなりお疲れの様子で。
いい嫁です(笑)
私が気に入ったパンガン島のオススメスポットは以下の記事に書いてあります。よかったら覗いてみてください。
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今回は、バンコクからパンガン島までクルマで行く方法と、フェリーの予約、乗船手続きの手順、フェリーの乗船レポートなどをお伝えしました。
実際にクルマで行ってみたい!という人がもしいたら(多分こんな物好きなヤツはいないかなあ)参考にしていただければ幸いです!
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