北タイの古都・チェンマイを代表する観光スポットといえば、街の西部にそびえる山の麓にある「ドイステープ寺院」。
市街地からの移動時間は約1時間弱。
少し距離はありますが、交通の便も良く行きやすいこともあり、地元のタイ人から外国人観光客まで、連日多くの参拝客を惹きつけています。
今回の記事では、その「ドイステープ寺院」へのアクセス・行き方について、なるべく分かりやすくお伝えしたいと思います。
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■目次
ドイステープ寺院の場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
チェンマイ観光の中心地「ターペー門」からの距離は約30キロ。
車で1時間かからない程度の場所にあります。
チェンマイの市街地からは、公共交通機関「ソンテウ」の定期便が頻繁に往復しているので、車がない観光客の人でも容易にアクセス可能です。
また、ドイステープ寺院の近隣には「首長族の村」や「プーピン離宮」、「チェンマイ動物園」などもあるので、車をチャーターして1日かけて回る観光客も多いです。
ここから先は、ドイステープ寺院にどうやってアクセスしたら良いのか、方法を1つずつご紹介します。
ドイステープ寺院へ定期便ソンテウでアクセスする方法
上記の写真が「ソンテウ」と呼ばれる乗り物で、バスとしてチェンマイ市街地を走っています。
ドイステープ寺院へ向かうソンテウは、それぞれ市内に何箇所かある専用の乗り場から発着します。
メリット 運賃が一番安い
デメリット 人数が集まるまで発車しない・排ガスや砂ぼこりがかかる
メリットは何と言っても、運賃が安いこと!
片道1名40B(約140円)〜で乗車できるので、節約派の方にも優しい移動手段です。(乗車場所によって異なります。詳しくは後述します。)
逆にデメリットして挙げられる点は、ある程度の人数が集まるまで発車しないこと。他の乗客と相乗りになり、10名集まるまでは待機することになります。
また、エアコン無しで後方の乗降口が開けっ放しのため、走行中は常に排ガスと砂ぼこりをかぶることになります。
とは言っても、タイならではの乗り物なので、旅の記念やアトラクションの1つとして考えればオススメできます。
往復セットの運賃もありますが、もし目的地をドイステープ寺院だけに絞るのであれば、「片道」ずつ支払う事をオススメします。
理由は次の通りです。
1.復路は、行きに乗ったソンテウのみ利用可能です。
2.ドイステープ寺院にはたくさんの赤いソンテウが待機しているので、自分の乗ってきたクルマを見つける事が困難です。
3.基本の待機時間は90分以内と決まっているので、時間を少しでも過ぎてしまうと他の客を乗せて帰ってしまいます。
4.帰りのソンテウはそこら中に余っているので、待たずに乗車可能です。
上記の理由から、定期便ソンテウは片道だけ支払うことを強くオススメします。
それでは、定期便ソンテウの乗車場所を説明していきます。
1.チャーンプアックバスターミナル
チェンマイ旧市街のお堀北側「チャーンプアック門」から、北に約10分ほど歩いたところにあるバスターミナルです。
ドイステープ寺院行きのソンテウは、ターミナルの入り口付近から発着します。
英語で「Doi Sthep」と書いてあるので、すぐにわかるかと思います。
1名片道70B、貸切片道500B、貸切往復800Bと書かれていますね。
所要時間は約50分。
この乗り場は市街地から少し離れているので、客の集まりが悪く、なかなか発車しません。(郊外からのバスが着いたタイミングだと、すぐに満席になることもありますが、基本それ頼みになってしまいます。)
なので、一般的な観光客の皆さんには、この次に紹介する乗り場をオススメします。
2.チャーンプアック門セブン前乗り場
チェンマイ旧市街の北端に位置する「チャーンプアック門」の、外堀通りを渡ったところにあるセブンの前が乗り場になっています。
こちらの乗り場のメリットは、分かりやすい点と、客の集まりが早い点。
市街地から一番近いので、ドイステープに向かうほとんどの観光客がここに集まります。なので比較的出発するのに必要な人数が揃いやすいのがメリット。
運賃は1名片道60B。
所要時間は約40分。
なお、この乗り場のすぐ近くには中級ホテル「ブアラヤホテル」があり、チェンマイ観光の拠点にすると便利かと思います。
3.チェンマイ大学北口・チェンマイ動物園前乗り場
こちらは、観光客には一番縁のない乗り場かと思いますが、念のため載せておきます。
運賃は1名片道40Bになります。
付近には大学とチェンマイ動物園があるだけなので、観光客としてはあまり縁が無いでしょう。
ここからの所要時間は約20分です。
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帰りはどうする?ドイステープ寺院からチェンマイへの戻り方
ドイステープ寺院の観光を終えて、ソンテウでチェンマイに戻る方法は実に簡単!
階段を降りると、そこにはチェンマイ市街行きのソンテウがずらりと並んでいます。
乗客は次から次へと集まるので、ほぼ待ち時間なしで出発できます。
運賃は1名60Bが基本になりますが、今後変更もあり得るので一応確認してから乗るようにしてください。また、行き先によって多少異なります。
ドイステープ寺院へ貸切ソンテウでアクセスする方法
チェンマイを走る赤いソンテウは、他の乗客がいなければ貸切として交渉することが可能です。
同行者の人数が多い時は、貸切にしてもそこまで金額が変わらないため、早く出発できる分メリットになります。
ドイステープ寺院までは片道500B・往復800Bが言い値となりますが、交渉次第で往復500B程度でも可能です。
ドイステープ寺院参拝の後、近郊にある「モン族の村」や「プーピン離宮」などに行きたい場合は、距離があるためセットで往復交渉するのが便利です。
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他のアクセス方法
1.タクシー
タクシーはホテルで呼んでもらうことができます。
ソンテウと違ってエアコン付きなので、排ガスや砂ぼこりとは無縁で快適です。なので小さな子供連れの場合はタクシーの方が良いでしょう。
基本は貸切扱いになります。金額次第ではどこにでも行ってくれるので、余裕がある方は空港に到着時に交渉・予約してしまうのも手段の1つ。
走行距離にもよりますが、だいたい1日1台2500B〜になります。
2.オプショナルツアー・現地ツアー
日本の旅行会社で申し込めるオプショナルツアーは、日本語ガイド付きが基本になります。タイが初めての方や、小さな子供やお年寄りが同行するのであれば、送迎も含めて安心できる日本語ツアーの利用も便利です。
また、チェンマイ市街地にあるツアーデスクで申し込めるのは現地ツアー。
外国人全般向けなので、ガイドは英語が基本になります。ただ日本で申し込む日本語ツアーより安いので、英語が得意な方はこちらでも良いでしょう。
日本語ツアーは1名2000B程度、現地ツアーは1名1000B〜が相場。
3.レンタカー・レンタルバイク
チェンマイ市街だけの観光ならばレンタカーはほとんど必要としませんが、郊外のスポットを訪れるのであれば車があると非常に便利。
ドイステープ寺院前には有料・無料の駐車場が数多くあ流ので安心。
また、バイクを借りて風を感じながら寺院を目指すのもなかなか面白いです。
今回私たちは写真のバイク(125cc)をレンタルして、軽いツーリングを楽しみました。
標高が上がるにつれ、肌で感じる気温がどんどん下がっていくのが分かり、とても気持ちいい!
自動二輪の国際免許が必須!
タイのスクーターは原付ではありません。排気量が125ccになるので、日本のクルマの免許(国際免許)では運転できません。ここ数年は取り締まり強化中なので、ほぼ必ず捕まります!
雨季は急な雨に注意!
雨季(6〜10月ごろ)は、ほぼ毎日雨が降ります。なのでスマホやカメラなどの防水対策も万全に!
レンタカーでの観光に興味がある方は、よろしければこちらもお読みください。
まとめ
チェンマイ・ドイステープ寺院は交通手段が数多くあるため、短期旅行の方でもアクセスが容易です。
個人的には「乗合のソンテウ」を利用するのがオススメですが、旅のスタイルや予算によって貸切ソンテウやタクシー、ツアー利用、レンタカー、レンタルバイクなどから選ぶことが可能です。
それぞれのメリット・デメリットがあるので、記事を読んでいただき、チェンマイ旅行の際には参考にしていただければ幸いです。
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