こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
これまで何回かにわたって、バンコクから至近距離にあるビーチリゾート地「パタヤ」の魅力をお伝えしてきました。世界中から来る観光客から非常に人気が高く、ビーチあり、酒あり、夜遊びもありで、ボートでちょっと足を伸ばせば、驚くほど綺麗なエメラルドの海が広がる「ラン島」にも簡単にアクセスでき、シーズンを問わず非常ににぎわっています。
では、世界中から来る観光客は、そのパタヤに行く時どうやってアクセスしているのでしょうか。
今回は、高速バスを使ってパタヤまでリーズナブルにアクセスする方法を、写真付きで分かりやすくお伝えしたいと思います。
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まずはエカマイを目指せ!
パタヤ市は、タイの東部チョンブリー県にある都市になります。
バンコクから約150キロ離れており、高速道路で繋がっているため2時間半程度でアクセス可能です。
そのタイ東部方面に向かう高速バスは、バンコクの「エカマイ」というところにあるターミナルから発着しています。高架電車の「BTSスクンビット線」エカマイ駅を降りて、徒歩2分程度の好立地ですね。
エカマイ駅は、バンコクの中心地アソークからBTSに乗れば3駅10分の距離。
ショッピングの街サイアムからもBTSで約20分とアクセスが簡単ですね。
今回紹介する「エカマイバスターミナル」は、タイ東部の都市方面のバスが発着します。今回メインで紹介する「パタヤ」の他に、アマタナコン工業団地がある「チョンブリー」、タイガーズー・シーチャン島のある「シーラチャー」、サメット島がある「ラヨーン」、ピンクのガネーシャがある「チャチュンサオ」、宝石の産地「チャンタブリー」、チャーン島がある「トラーット」行きなどが発着しています。
北部「チェンマイ」「チェンライ」「スコータイ」方面や、中部「アユタヤ」、東北部(イサーン)の「ウドンタニー」「ウボンラチャタニー」行きなどは、バンコク北部・チャトゥチャック市場近く「モーチットバスターミナル」
南部「プーケット」「スラータニー」「ハジャイ」「クラビ」「パンガー」「ホアヒン」、西部にある、戦場に架かる橋で有名な「カンチャナブリー」、線路市場の「メークローン」、水上マーケット「ダムヌンサドゥアック」「アムパワー」行きなどは、「サイタイマイバスターミナル」「サイタイガオバスターミナル」からの発着がメインとなります。
一部のバスは、乗客の乗り継ぎ利便性を図るため、それぞれ違うバスターミナルから発着する便もあります。
もしタクシーを使いエカマイバスターミナルまで行くとしたら、エカマイ駅前で降りてそこから徒歩でアクセスするか、タイ語で行き先を伝えるなら「バスステーチョン エッカマーイ」。通じづらいときは「ボーコーソー エッカマーイ」と付け加えると良いでしょう。
タイ語で「ボーコーソー」とは、タイの国営バス会社「ボリサッコンソーン」の頭文字を取って省略した言い方で、一般的にはバスターミナルのことを指します。バンコクの都会っ子から言わせると、少し田舎くさい言い回しだそうですが。。
タクシーの運転手は地方出身者が多いため、「ボーコーソー」という呼び名を知らない人はまずいません。
これからタイの地方都市を旅するにあたって、困った時に使える覚えておきたい魔法の言葉。それが「ボーコーソー」です。パタヤなど外国人が多い都市は別として、東北部や北部の田舎町などでは英語が全く通じないという場面が出てきます。
もしそういった地方の町で道に迷ったり、変なところでタクシーを下ろされたりしてしまった時、捕まえたタクシーかトゥクトゥクに一言つぶやけばいいのです。
「ボーコーソー」と。そうしたら必ずバスターミナルに帰ることができます。バスターミナルまで来れたなら、あとは係員などに「バンコク、バンコク」と聞きながらチケットを買えばいいわけです。タイ語が通じなくても、これだけ覚えておけば万が一の時でも安心です!
その「ボーコーソー エッカマーイ」の地図を上に貼り付けておいたので、参考にしてください。
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エカマイ駅に着いたら
電車を降りて、階段をてくてくと降りて改札口を出たら、まずは「2」番の出口を目指しましょう。
階段がありますので、それを降りきったら「くるっとUターン」です。そのまま真直ぐ行かないように!
すぐ左手にセブンイレブンが見えてきます。
バスターミナル内にも飲み物やお菓子などを販売する売店がありますが、品揃えが限られているのと、値札が付いていないので、その辺が気になる方はセブンで買う方が良いでしょう。またほんの僅かですがセブンの方が安いです。
そして、重要なのがセブンの場合「ビニール袋を無条件でくれること!」
これは、後々じわじわと役に立ってきます。
冷たい飲み物のボトルが、蒸し暑い外気に触れると、水滴ができますよね。
カバンやリュックの中にボトルをそのまま放り込んでしまうと、すぐに着替えなどの中身が濡れます!
また、臭くなってしまった靴下(笑)や汗で濡れた下着なども、他の衣類と接触させずに済みます。なのでコンビニ袋はタイに限らず、旅行のマストアイテムです。
ターミナルの売店でも「言えば」袋をくれますが、なんて言えば良いですか?タイ語で伝えられますか?
そんな難しいことをいちいち考えるならば、セブンで買ってしまった方が気楽ですよね。
先にチケットを購入後、バスの時間と乗り場を確認してから改めてセブンに戻っても良いと思います。面倒な方は売店でも良いですが、これは好みとタイミング次第ですね!
セブンのすぐ先に見える大きな建物が、今回の目的地「エカマイバスターミナル」になります。
チケットはどこで買う?
さて、無事にエカマイバスターミナルまで到着しました。次はパタヤ行きのチケットを発券しているカウンターを探して、購入しなくてはなりません。
ターミナルの入り口を見渡すと。。。。
いきなりありますね!
大きく英語で「PATTAYA」と書いてあります。それも3つも。。
これなら間違いようがありませんね。
ちなみに、右端の28番カウンターです。(カウンター番号は変更になる可能性があります。)
パタヤまで108バーツと記載されています。金額は時折改正されるようで、なぜか前回来た時よりも値下がりしていました。理由はよくわかりませんが、ここはタイなので。。
2018年1月現在の運行時間帯は朝の4時半または5時が始発で、その後30分〜40分ごとに発車していて、最終バスは23時発となっています。
タイはこの辺りがコロコロ変わるので、始発早朝または最終を利用したい場合は事前に確認する方が良いでしょう。それ以外の時間帯のバスは、増えることはあっても減ることはないと思いますので、大丈夫と思います。理由は、バンコク〜パタヤ間はいつもほぼ満席のドル箱路線だからです!
発車は基本的に「1」番線からとなっていますが、念のため発車時間が近づいたら近くの係員にチケットを見せながら聞いてみた方が良いでしょう。
大きな荷物は基本1人1点まで床下のトランクに預けられます。小さなバッグは車内に持ち込みます。
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チケットの購入で気をつけること
1.外にいる「客引き」に気をつけること!
これは、バスターミナルの前に案内役風のオジさんが「パタヤ〜パタヤ〜」などと繰り返し言っています。この時目があうと、親切にも「パタヤ?」と聞いてきます。そして、うかつにも「イエ〜す、パッタヤ〜」なんて答えてしまった日には目も当てられません。
この客引きのバスは、一応ちゃんとしたバスではありますが、実は高速バスではないのです!下道を延々とひたすら走り、乗客を乗せたり降ろしたり、荷物を積んだり降ろしたりしながらゆっくりパタヤまで走る「各駅停車」バスになりです。
実は私がタイに来て間もない頃、実はこのオジさんに引っかかってしまい、パタヤまで要した時間はなんと。。。
6時間!
当時何も知らなかった私は、発車して1時間くらい経つまで全く気づきませんでした。
路肩でやたら客を拾うなーとは思っていましたが、そんなもんだと思いながらさらに1時間くらい。乗客は出たり入ったりをずっと繰り返して、バスは一向にスピードを出しません。
ここでさすがにおかしいぞ!と気づきました。しかし運転手に「パタヤ?」と聞くと黙って頷きますし、今更他のバスに乗り直すにしても現在どこにいるのかも分からなかったため、仕方なくそのまま乗っていました。
結局、道路標識にパタヤの文字が見えてきたのは夕日が見えてきた頃。出発からまさに5時間が経過していました!
チケットは、先ほど写真を載せたカウンターで「高速バス」のものを買いましょう。心配ならカウンターの係員にタイ語で「モートーウェイ パッタヤー?」と聞いてみましょう。
2.乗り合いバンのカウンターと間違えないこと!
これは、チケットセンターの奥の方にある、同じく「PATTAYA」と書いてあるカウンターですが、よく見るとバン(ハイエース)の写真が貼ってありますね。
金額も130Bと記載されています。これは一体何が違うのでしょう。
正解は、これです!
いわゆる「マリオカート号」ですね(笑)
このハイエースは渋滞が解消されて道が流れてくると、自動的に「カーレース」が始まり、同乗者として参加できる権利をもらえるんですね(笑)
他のハイエース同士が意識し合い、大型バス、バイク、乗用車などに追いついたと思ったら、右に左に、時には路肩にはみ出し、砂埃を巻き上げながら、縦横無尽にぐんぐん追い越して行くんですね。恐る恐るチラッと速度計を見ると、オーマイゴッド。
もうずっとアクセルベタ踏みの140キロオーバー。
狭い車内に満員の15人が押し込められ、右に左にうねるわけですからまさに地獄絵図。最後尾の席なんかは横に4人座りですよ。さらに道も悪いので常にぴょんぴょん飛び跳ねるのです。
そういう走りに魅力を感じてしまうような人は、8番か17番カウンターでチケットを購入して、どうぞこちら「14番線」にお越しください。
まあ、この乗り合いハイエース(ロットゥーと言います)の運転手が、皆が皆デタラメな運転するわけじゃありませんが、私が今まで数多く乗車したうちの約7割方はめちゃくちゃな運転でしたね。
先日遺跡の町アユタヤに行く途中で事故に遭い亡くなった日本人4人も、乗り合いではなくツアー参加でしたが、このロットゥー乗車中の事故だったようです。
最近のタイでは、ドライブレコーダーの普及が著しく、このようなメチャクチャな運転を一般ドライバーが録画して警察に提供すると、運転手は後日逮捕されるようです。また去年の年末ごろから各所に取締用のカメラが設置されたので、今後は安全運転の方向に向かうことを期待したいと思います!
中国発祥「電子警察」の最新型がタイの各地にも設置され、最近では運転はかなりおとなしくなりました。
「電子警察」とは、日本の自動速度取締機「オービス」と、ナンバー読み取り「Nシステム」、そして高感度顔認識装置、温度センサー、重量センサーを全て足したもの。
一瞬で車両のナンバー、速度、運転手の顔、乗車人数などが警察に転送され、後日出頭命令書が名義人の家や会社に届くシステムです。
タイの場合、フロントガラスにもスモークを貼っているので、運転手の顔までは識別できませんが・・。
実は、このロットゥーに乗車すると素晴らしいメリットがあるんです。
パタヤ到着後、通過する経路の近くに目的地のホテルなどがある場合、そこで降ろしてもらうことが可能なのです!運転手と事前に相談した場合、曲がる角や通る道を工夫して目的地の近くを通ってくれる場合もあります。(道路状況と他の乗客、そして運転手の気分による)
高速バスの場合は、バスターミナルで降りるしか選択肢がありません。
よって、目的地の場所によってはロットゥーの方が便利なこともあるわけです。
ただし膝に乗せられないような大きな荷物がある場合は、座席に置くためもう一人分の料金をとられることもあります。要注意です。
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今回はタイのパタヤ行き高速バス事情についてお伝えしました。慣れてしまえば実に簡単なバス移動。
この記事を参考にしていただき、楽しいパタヤ旅行のお役に立てることができれば幸いです!
非常に参考になりました。
ありがとうございました、
この度はご訪問&コメントありがとうございます。
2018年の記事ですが、改めてチェックしたところ情報自体は2019年現在もほぼ変わらずでした。
パタヤ旅楽しんでくださいね!
今後とも宜しくお願い致します。