お知らせ

2021.11月から、ワクチン接種済みの方は隔離無しでタイに入国できるようになりました。

詳細はこちらの記事「【隔離なし】タイ入国の必要書類と条件まとめ2021.11最新
にまとめたのでご覧ください。

社畜とおさらば?タイに移住失敗しないため、まずは2ヵ月試してみよう

タイお試し移住のススメ

ここ数年、日本を脱出してタイを始めとする東南アジアに移住する人が増えているようです。

現地でビジネスを立ち上げようと奮闘する若い人、または日本での「社畜」生活に嫌気がさした人、現地で日系企業の現地採用として就職希望の人、定年退職後の悠々自適なリタイヤ生活など、人それぞれ移住の目的は様々ですね。

しかし、楽しみにしていた異国での新生活のはずが、タイ社会にうまく馴染めず、多くの人が1年以内に日本へUターンしているのも現実です。

今回は、本格的にタイという国に移住する前に、約1〜2ヵ月程度の「短期間のお試し移住」をおすすめする話です。

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お試し移住のススメ

以前に「観光旅行」で何度かタイを訪れたことがあり、もし以下のような考えからタイへの移住を決意したとしたら、一度立ち止まって考えてみてください。

「タイは楽しくて、素晴らしいところだ!」

「色々なことにゆるいし何でもアリの国だから、きっと暮らしやすいに違いない!」

「物価も安いし、〇〇万円くらいあればリッチに暮らせていけるでしょ?」

タイに旅行をしたことがある人は、現在住んでいる日本と比較して、こんなことを思うかもしれません。しかしよく考えてみて、本当にそうなのでしょうか?

なぜお試し移住が必要なのか

結論から言いますと、「観光」でのタイと「移住」してのタイでは「感じ方」が全く異なるのです。

そして「在住者としての感じ方」を持った上でリサーチしなければ全く意味を成しません

簡単に言えば、旅行だったらタイの良い部分、楽しい部分だけみてれば良いのです。

しかし住むとなったら、タイの嫌な部分や汚い部分まで含めてお付き合いしなければなりません。

恋愛や結婚と同じ理屈です。

観光客か、在住者か、その人の立ち位置がずれていると見誤ります。結果として少しずつ不満が募り、「こんなはずじゃなかった」という結果になるいうことです。

例えば、あなたが誰かと結婚するとしたら、相手の人のことをよく知らないまま籍を入れてしまうことってありますか?

家を買うにあたって、日当たりや間取りは当然として、そのエリアの住みやすさや交通アクセスさえ調べずに契約してしまうことってあります?

普通でしたら、これらは人生の一大イベントなわけですから、結婚の場合なら相手のことを調べたり、お付き合いしてみてから決めますよね。また実際に同棲して見ることで立ち位置が変わり、相手のいろんな部分が見えてくるのです。

家の場合なら、買おうとしているエリアに朝と夜実際に足を運んでみるとか、その街を探検してみるとか、人によってはその近所でマンスリーマンションを借りて、一ヶ月ほど住んでみるなんて人もいます。

ところがどうでしょう。

タイへの移住を決意する前に、短期間でもタイに「住んだことがある」人はどれくらいいるのでしょうか?

ーーー

日本国内で例えると、こんな感じです。

「年末年始に沖縄を旅行して気づいたんだけど、海は綺麗だし、酒はうまいし、人は穏やかだから、住みやすいに違いない!会社を辞めて、今いるマンションも引き払って移住するぞ!」

・・・。

これが国内ならまだしも、行き先はタイですよ。言葉も通じない、文化も違う異国です。

日本でも海外でも、新しい街に実際に住んで見ると、観光旅行の時は楽しさの影に隠れて見えてこなかった部分が「浮き出て」見えてくるのです。

こんな理由から、移住を決意する前に、一度短期間でも良いので実際にタイに住んでみることをおすすめします。

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なぜ1〜2ヵ月という期間がおすすめなのか

これには2つの理由があります。

1つ目は、日本人がビザなしでタイ入国する際、与えられる有効滞在期限が「1ヵ月(30日)」となっているからです。そして、30日が経過する前にイミグレーションに出向いて手続きをすることで、もう30日延長することができます。

つまり、ビザなしでタイに入国した場合、合計で60日間滞在できるということになります。

2つ目の理由は、これより短い期間だと「観光旅行の延長」という目線でしかタイを観察することができないからです。

上の項で述べたとおり、観光でタイを訪れるのと、実際に住むとなるのでは、また見方や感じ方が変ってきます。この「感じ方の違い」が後から違和感として大きくなり、またタイの嫌な部分が強調されてしまい、結果として日本に帰ってしまうことに繋がるのです。

移住の目的によって異なるリスク

タイで起業する場合

移住する目的が「起業」であるなら、おそらく移住先がタイでなくてはならない理由がはっきりしているはずです。そして資金を投入するわけですから、しっかりと調査を行なった上で、覚悟もそれなりに決めてから上陸すると思います。

この場合、ちょっとやそっとの事で日本へ帰国するという考えには至りにくいと思います。

そこが地獄の一丁目。

単純に「タイでの日常生活」や「商習慣」とうまく馴染めないとしたら、それはリサーチ不足か、リサーチ時の立ち位置がずれたことによる見誤りですね。

しかし、たとえ見誤ったからといっても、覚悟が決まっている分、そしてすでに投資してしまっている分、そう簡単に日本へ逃げ帰ることはできません。タイが嫌になったとしても我慢するしかありませんね。

だから地獄なのです。

タイで就職する場合

これが労働者としてタイで就職するとなると、自分で起業するケースに比べて「縛り」がゆるくなります。

「タイの日常生活になじめるか」という根本的な部分でつまづいてしまったとしたら、仕事を辞めて日本に帰国すれば良いだけなので、話は早いのです。

しかし、せっかくの新生活を夢見て、張り切ってタイに来た分、荷物抱えて日本の空港に降り立った時の落胆は半端ではないでしょう。

退職後のリタイヤ移住の場合

家や家財、クルマなどを日本に残してあるのなら、もしタイが嫌になったら日本に帰ればいいだけなので、難しいことはありません。

しかしです。日本に何も残していない場合、またはタイでコンドミニアムでも買ってしまった場合はちょっと問題ですね。しばらくの間は我慢して暮らすしかなくなってしまいます。

悠々自適で楽しいはずのリタイヤ生活なのに苦痛を強いられるのは、本末転倒ですよね。

どちらにしてもまずは「タイ」という国が自分に合うかどうかを体験する意味で、数ヶ月間のお試し移住をおすすめします。

 

ーーーーー

いかがでしたか?

私も2011年にタイに移住したあと、何度も「日本に帰りたい」「こんなはずじゃなかった」などと考えたことがあります。

目の前に大きな壁が現れたり、文化や習慣の違いからくるストレス(脳みその疲労)ってやつですね(笑)

当時私は、移住する前にお試しとしてバンコクに2ヵ月くらい住んでみました。結果、観光ではなかなか気づくことができなかった色々なものが見えてきました。

それを体験した上で「移住」を決意したので、壁を乗り越えるためのバネにもなったのかと思います。

皆さんも、タイに移住を考えるとしたら、まずは短期間でも良いので「お試し」で住んで見ることをおすすめします!

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ABOUTこの記事をかいた人

タイの魅力にすっかりハマり、気づいた時にはもうバンコクに移住してしまいました。
そして友人の紹介で、タイ人女性と結婚。
趣味はドライブ、食べ歩き、旅行、カメラ
現地・バンコクより、タイ旅行や移住のお役立ち情報を発信中!