北タイ名物といえば、トマトベースの豚骨スープにそうめんが入った「ナムニョオ」!
一見あっさりしている風味なのに、よく味わうとその深いスープに虜になる人も多いはず。
このナムニョオは、チェンマイやチェンライなど、北タイ各地で食べることができます。
しかし、ここメーサロンは華人の町。北タイのチェンライ県にありながら、そもそも普通のタイ料理を出す店すらほとんどありません。
今回の記事では、メーサロン町内に一軒だけある、ナムニョオを提供している食堂を紹介したいと思います。とても美味しく、中華ばかりで飽きちゃった人にもオススメです!
チェンマイでナムニョオを食べたい人はこの店!
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■目次
メーサロンにナムニョオの看板が・・
メーサロンは「華人」と「山岳少数民族」のための町なので、一般的なタイ料理を出す店がほとんどありません。町中の飲食店は雲南風の中華店ばかり。
そんなメイン通りを車で走っていると、嫁さんが急に叫びだしました。
「ナムニョオ!ナムニョオ!」
「はいはい、あんたがナムニョオが好きなのは分かった!でもここは華人の町メーサロンだよ。ナムニョオはおろか、タイ料理すらありゃしないよ。」
「チェンライまで行けばあるから、少し待っ・・」
「・・・・・」
「・・・!?」
ありました。
手書きの看板には、確かに「ナムニョオ」と書いてあります。
嫁さん、よく見つけましたね(笑)
私もナムニョオが好きなので、早速入店してみることに。
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メーサロンで唯一ナムニョオが食べられる食堂「ガイムン」
車は、ナムニョオ店の向かいにある、他人の店の前に勝手に駐車します(笑)
メーサロンは、こういう所がゆるくて(融通がきいて)いいですね。最近のバンコクでは、日本以上に駐車などの交通違反に厳しい気がします。
こんなお店です。
こじんまりしていますね。
メーサロンに暮らす、華人や少数民族以外の一般タイ人(ここでは少数民族の人口より少ない!)が主な客層です。
店の前でローストチキンを作っているので、すぐ分かると思います。
ちなみに、このチキンのことを「ガイムン」と言います。
店の名前は無いんです(笑)ガイムンを売る店がここしか無いので、みんながこの店を「ガイムン」と呼んで、それがそのまま店の呼び名になったらしいです。
店頭では、おばちゃんがソムタムを作っています。
この店で提供している基本メニューは、ガイムンと、ソムタムと、ナムニョオの3種類のみ。
ご飯はもち米の「カオニャオ」があります。
実にシンプルですね!
日によっては、豚トロの炙り「コームーヤーン」もあるそうです。この町では普通のタイ料理食材を仕入れるのが難しいんだとか。なので、店員さんが山を下りた時だけメニューが増えます。
その時は、材料があれば作れるものはなんでも作ってくれます!
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お店の作りは超ローカル!
メーサロンにある飲食店は、華人経営のレストランや食堂が多いのですが、それらとは全く違う趣のお店です。
実にローカル仕様。
客席はここだけ!
10年前の海の家みたいな感じですね・・店の前がちょうど坂になっていて、メーサロンの通りがよく見渡せます。私はこの雰囲気がとても気に入りました!
小さい椅子もありますが、食べにくいので私は敷いてあるゴザに直接座りました。
ちなみに食卓が車道の真横ですが、交通量は少ないし、そもそも大きい車が通らないので音やホコリもそれほど気になりません。
これでも結構な人気店で、ひっきりなしにお客さんが来ます。ほとんどが持ち帰りオーダーで、家でゆっくり食べるのでしょうね。
さっそくナムニョオを食べよう
オーダーしてから約5分。
おめあてのナムニョオが運ばれてきました!
ジャーン!
トマトベースのスープは、店によって若干レシピが異なります。
具材は、「ドックニュウ」と呼ばれる香辛料?木?それと「骨つき豚」、「鶏の足」、「ルアッ」と呼ばれる血を固めたもの。
ナムニョオは、このドックニュウが決め手でして、味に深みを出すようです。普通に食べられます。
そして麺は「カノムチーン」と呼ばれる米そうめん。
ではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・んんッ!スープは一体何を煮込んでいるんだ!?」
「とても奥行きのある味だ!」
香ばしい香りとトマトの香りが食欲をそそり、ナムニョオ自体がそこまで辛くないので、日本人向きでもあります。(辛くしたいなら、卓上の唐辛子を入れます)
味の方は、チェンマイなど都市部にある他の店と比較しても全く劣らず。
タイ人嫁いわく、この店「が」うまい!と。私も同感です!
結果、今回の北タイ旅行の最終日に、50キロも離れたタートンの町からわざわざメーサロンまで戻って、この店に再訪したというオマケ付き(笑)
お会計は・・・
一杯30B(約100円)!
お値段も魅力的・・・。(大盛りや肉追加などのトッピングを頼むと40B〜)
あまりに美味しすぎたので、後でホテルで食べようと思い、お持ち帰り用に追加1人前。
タイでは定番の「ビニール袋詰め」でテイクアウトできます。
汁物も輪ゴムできっちり密閉されているので、落としたりしない限りはこぼれません!
持ち帰る場合は、麺と分けてもらうのがポイント。
「イェーク ナーム」とジェスチャーを交えながら言えば、麺とスープを分けてくれます。
「ガイムン」でチップは必要?
この店では、チップは特に必要ありません。会計金額のみ支払って、お釣りは全部受け取って大丈夫です。
メーサロン「ガイムン」への行き方・アクセス・場所
お店がグーグルマップに登録されていなかったので、向かいにある「フイチンホテル」までの地図を載せておきました。
メイン地点であるセブンイレブン前からは徒歩で3〜5分程度。坂を下って、登りきったあたりの左側にあるのが「ガイムン」です。
店頭でチキンを焼いているので、すぐにわかるかと思います。
車やバイクの場合は、向かいにある農協の前に停められます。(ただしシャッターが降りている時のみ!)スペースがない場合は、セブンの裏あたりに停めて、徒歩でアクセスします。
まとめ
メーサロン滞在中にナムニョオを食べたくなったらこの店!
運次第では、食材さえある日なら他の料理も作ってくれます。
ローカルな雰囲気も満点です。
メーサロンを訪れた際、毎日中華ばかりで飽きてしまったら、隠れた名店「ガイムン」でナムニョオをぜひ食べてみてください!
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店舗情報
「ガイムン」
店の名前はありません。「ガイムン」を売っているから、地元民からガイムンの呼び名で親しまれています。
住所 住居のため非公開です。メーサロン農協・フイチンホテルの向かい
電話 なし
営業時間 不定(11:00頃〜20:00頃)
定休日 不定
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