プーケットは地理的な利点を生かし、またスズの産地としても栄えたことから、18世紀ごろから東西の交易拠点として発展しました。
その当時の名残が今でも残っているのが、プーケット島の南東部にあるプーケットタウン。
現在もプーケットの行政中心地として機能していて、多くの市民がこの市街地に住んでいます。
今回の記事では
プーケットタウンってどんな街?
プーケットタウンではどうやって過ごすの?
プーケットタウンへのアクセスは?
といった内容についてお話ししたいと思います。
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エキゾチックな街、プーケット・オールドタウン
プーケットの繁華街・パトンが島内の西側にあるならば、島の本当の中心地・プーケットタウンは島内の南部、東側に位置します。
場所的にはこんな感じです。
プーケット空港から約40キロほど南に位置し、タクシーだと約1時間ほどで到着できます。
今回は、このプーケットタウンの魅力に迫りたいと思います!
一体何がある街なのでしょうか?
プーケットタウンってどんな街?
1.街歩きが楽しい!
18世紀ごろからスズの産出と、東西の交易で栄えたプーケット。
その当時の面影が残るのがオールドタウン周辺です。
ポルトガルなど西洋の建築様式と、華人によるまちづくりが融合し、なんともエキゾチックな街並みが続きます。カラフルな色に塗られた建物や、雰囲気の良いカフェなどが多く点在するのは「Talang market」付近。
見るだけでも楽しい壁画や、通り沿いに立ち並ぶお土産店など、歩き回るだけでも楽しく過ごせます!
また、街自体がきれいに保たれているので、タイにある他の街と比較しても清潔な印象です。
このような街並みが1キロ四方に渡り続いています。
疲れたら、レトロかわいいカフェで一休み。
また、カラフルな壁や建物をバックに写真を撮る観光客がとても多いです。
見るからにインスタ映えしそうなロケーションですね!
ココナッツアイスを片手に食べ歩きするのも良さそうです。
2.ビーチエリアよりも物価が安い
プーケットといえばエメラルドに輝くビーチ。
人々はきっとこんな思いを寄せてプーケットに集まってくるのでしょう。
となると、世界的に有名リゾート地ということもあり、ビーチエリアの物価は当然ですが高くなります。宿泊代はある程度覚悟していたとしても、徐々にボディーブローのように効いてくるのは、飲食代や移動費などの細かい出費。
一方、こちらのプーケットタウンは比較的物価の安い「庶民的」なエリア。
一般市民が住む街なので、安くて美味しいレストランや、庶民的な食堂も多数あります。また全体的にこじんまりした街なので、徒歩での観光も十分に可能。
そしてビーチへ行くなら、乗り合いソンテウに乗車すれば格安で移動可能!
ビーチ付近に宿泊する!といったこだわりが無いならば、プーケットタウンに宿泊して観光の拠点にするのも良いでしょう。
3.各ビーチへはソンテウで格安・簡単アクセス
トラックの荷台を改造したバスのことを「ソンテウ」と呼びます。
プーケットタウン内を循環する路線の他に、パトンビーチ行きやカタビーチ行きなど、各ビーチへ向かうソンテウもプーケットタウンの「バスターミナル1」や「スリヤデッ・サークル」から発着しています。
料金は行き先にもよりますが、約30B〜(約100円〜)で乗車可能!
概ね30分〜1時間に1本の割合で、日没頃(18時頃)まで走っているので、朝プーケットタウンのホテルを出発してビーチに行き、夕方帰ってくるようなスケジュールを組むことも可能です。
4.プーケット空港からも格安・簡単アクセス
路線バスが走っているので、空港からプーケットタウンまで格安でアクセス可能です!
所要時間は1時間半、運賃は100B。明朗会計で安心ですね。車内に荷物置きスペースも完備なので、スーツケースがある人も乗車できます。
5.ホテルやゲストハウスも比較的安い
ビーチエリアのホテルはやはり高い・・!もっと安いところはないの?という節約派の方も大丈夫。
プーケットタウンには宿泊費の安いゲストハウスやホステル・ドミトリーもありますし、エコノミータイプのホテルもあり、支出に対してシビアな欧米人バックパッカーを中心に人気があります。
また中級ホテルでも、ビーチエリアと同じ金額を出せば、ワンランク上の部屋に泊まれるのも魅力の一つ。
ソンテウ移動やレンタルバイクを組み合わせれば、移動にも困りませんし、食費も安く済み滞在費をぐっと抑えられるので、長期旅の人にもお勧めできます。
※ただし、いくらビーチまでソンテウで移動できると言っても、これだと優雅さとは程遠いので、ゆったりとリラックスして過ごしたいのであれば、高くてもビーチエリアに滞在するのが良いでしょう。
6.食事が美味しい
パトンをはじめ、ビーチエリアにも美味しいレストランはありますが、価格が高い・・!その上残念なことに「当たり外れ」が激しいのが現状です。
プーケットタウンなら老舗と言われる食堂や、南部料理が美味しい食堂、現地住人が通うレストランなど「当たり」率が上がります。
プーケット名物とも言える「福建麺(ホッケンミー)」の老舗「ミートンポー」は、オールドタウンから徒歩10〜15分程度の距離にあります。
夕方まで営業しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
7.スパがリーズナブル
ホテル内や、ビーチエリアの高級スパには手が出せないけど、普通のマッサージ店よりちょっとだけいい店で、ゆったりと疲れを癒したい・・!
といった人にぴったりなスパが、プーケットタウンにはいくつかあります。
タウン内にある中級スパの料金相場は、1時間800B(約2800円)程度〜と、お小遣いレベルの予算でプチ贅沢が楽しめてしまいます!
リーズナブルですが、セラピストの腕前は本格的です。
というのは、外国人観光客相手の店ではなく、この町に住むちょっとリッチな住人がメインの客層となるので、プーケットタウンではセラピストの腕が悪ければ長く商売が続けられないのです。
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プーケットタウンへのアクセス・行き方
パトンなど各ビーチから
各ビーチとプーケットタウンを往復しているソンテウ利用が便利です。
例えばパトンからプーケットタウンまでの運賃は30B、プーケットバスターミナル1までだと40Bで乗車可能です。
実際に乗車した時の様子はこちらの記事にまとめました。
またパトンからは一般バスやミニバスも運行していて、交通手段の選択肢は多いです。
注意点は、30分〜1時間間隔での運行なのと、18時過ぎが最終便となり、それ以降の移動はタクシーしか手段がなくなってしまうことです。
タクシー利用の場合は、乗車前に確認・交渉が必要になります。パトンからプーケットタウンまでは500B前後が相場となりますが、バスが終了後の夜間は運賃が跳ね上がることがあります。
プーケット空港から
プーケット空港からプーケットタウンへは、オレンジ色の車体のエアポートバスが運行されています。
リムジンバスではなく、普通の路線バスとして走るので、停車が多く時間はかかりますが、100Bで乗車可能。
所要時間は標準で1時間30分、夕方などの渋滞時は2時間ほど見ておいた方が良いでしょう。
実際に乗車した時の様子はこちらの記事にまとめました。
注意点は、国内線ターミナル1階の一番端っこからの発着となり、国際線ターミナルへは立ち寄らない点です。国際線から国内線へは徒歩10分ほどで移動可能ですが、到着時刻が最終バス時間やチェックイン時間ギリギリの場合はタクシー利用も検討する方が良いでしょう。
空港発プーケットタウン行きの最終便は、2018年12月現在では21:30分となっているようです。
またプーケットタウン発空港行きの最終便は19:00です。
念のため時刻表を貼っておきますので、参考にしてください。
エアポートバスの公式サイトは
タクシーでの移動は早くて便利ですが、バンコクなどタイの他の街と比べるとやや高額になります。
とは言っても空港からプーケットタウンまでのタクシー運賃は、40キロの距離を移動して1台650B〜(約2200円)程度と、日本と比較したら安いので、荷物が多い人や時間を節約したい人はタクシーの方が快適でオススメ。
乗り合いのミニバンは1名150Bで乗車可能で、バスよりも早く到着できるのがメリットです。
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まとめ
プーケットの中心地「プーケットタウン」は、旧市街のお散歩が楽しめる、フォトジェニックな街です。
また、ビーチエリアと比較すると物価が安いため、節約派の人や、長期旅の人がプーケットを楽しむにはぴったりの街でもあります。
タイ・プーケットを旅行する際には、西洋と東洋の文化が融合した街・プーケットタウンに立ち寄ってみてはいかがですか?
プーケット空港からの移動方法はこちらにまとめました!
プーケット観光はレンタルバイクもおすすめ!小回りがきいて便利です。
プーケットの高級ホテルのスパでも、1時間6000円程度でいいの?
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