東チベット最初の街「康定」にあるバスターミナルは、市街地中心部から約2キロほど離れた場所にあります。
おそらくほとんどの旅行者は、成都からバスで康定入りすることになり、そのバスは全てこのターミナル発着となります。
今回私たちは、成都の新南門を朝9時に発車するバスに乗り5時間、昼の14時過ぎにこの康定バスターミナルに到着。
前回の記事はこちら!
市街地の中心部(から見ると、ややバスターミナル寄り)にあるホテルを予約していたため、バスターミナルから市街地へ向かう交通手段をチェックしたところ、「市バス」の停留所がホテル前にあることが判明!
今回の記事では、康定バスターミナルから康定市街地方面への交通手段、市バスの乗り方や料金などについてお伝えしたいと思います。
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■目次
康定バスターミナルに到着!
康定バスターミナルは、成都や甘孜など「長距離」を結ぶ路線が多数発着しており、東チベット内のハブ、交通の要所として機能しています。
成都や各地からのバスが到着する構内はこんな感じになっていて、四方を建物で囲まれているので、外に出るためにはまず改札から中に入り、正面玄関から抜けて行くことになります。
人の流れに付いていけば問題ありません。
この日の気温は、日中でも2℃。かなり寒いです。
建物の中は、特に暖房が入っている訳でもなく、暖をとることはできませんが、風に吹かれない分多少はマシといった感じでしょうか。
途中まで空を覆っていた灰色の雪雲は、旧チベット国境があったと言われる「二郎山」を越えられず、トンネルを抜けた後は快晴!
ここ康定の街も青空が広がっていました。(この翌日から、大雪で大変なことになりました)
バスターミナルに到着後、済ませておくべきことがいくつかあります。
1.トイレ
お世辞にも綺麗なトイレとは言えませんが、小さな食堂のトイレや、街中にある「公共厕所」と比較したらまだ使える方です。
次いつトイレに行けるか未定なので、できるときに済ませておく方が良いでしょう。
2.次のバスチケット購入
2日以内に他の街へ向けて出発する予定の人は、この時点で次のバスチケットを押さえておくと、二度手間になることを防げます。
チケットは2日前分まで購入可能とのこと。
私たちは、ここ康定に3泊する予定なので、後日改めてチケットを買いに来る予定。
さて、準備ができたら早速外に出ましょう!
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康定市バスは、大通りの「向かい側」から乗車
ターミナルの外に出て思ったこと。
「空気が冷たい!」
私は普段タイのバンコクに住んでいて、1年中30℃くらいの中で過ごしています。
一方、ここ康定は標高2400mにある天空都市。日本と同様に四季もあり、今は厳冬期の真っ最中。
四方を山に囲まれているので、都市としては比較的空気もおいしい!
「肺」も喜んでいるのを実感します!
バスターミナルの付近には、格安チェーンホテルや小さな食堂が軒を連ねておりますが、そこまで栄えているといった印象ではありません。(オフシーズンということもありますが・・)
バスターミナルを「背」にして、左方面が市街地、右方面が成都。
康定の市街地に向かうには、バスターミナルを背にして「左」に向かって進むことになります。
ここで間違えると、ひたすら一本道なので、気づいたときには大変なことになります・・。
ちなみに、日本人のバックパッカーに人気の「古道客房部」「ユースホステル」は、このバスターミナルがある側の車線を、市街地方向(左)に5分ほど歩き、橋の手前で左に曲がるとすぐに見つかります。
通りの反対側に渡ってみました。
バスターミナルも含め、付近一帯は外壁工事中。全ての建物の補修工事と、ペンキの塗り替えを進めているようです。
中国では、日本と違い「右側通行・左ハンドル」の国なので、タクシーやバスに乗る時は、右車線に行く必要があります。道路を横断する際は注意!
なので、市街地方面に行くバス・タクシーに乗るためには、バスターミナルがある反対の車線に渡らなくては行けません。
もしタクシーで康定の市街地まで行く場合、料金は約10〜15元程度。それでも十分安いですが、私たちはせっかくなのでバスでの行き方を調べました。
地面に「交公」と書かれているあたりに、路線バス(市バス)が停車します。
その横には案内板付きの屋根があるので、行けばすぐに分かるかと思います。
「东关新车站」と書かれているのが、このバス停名です。
この康定バスターミナル名は「东关(東関)」というので、頭に入れておきましょう。
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康定の市バスは本数も多くて便利!
ここからのバスは2路と3路の2系統が運行されています。
運行間隔は10〜15分に1本。それなりに多いです。
市街地に行くと1路も加わり、康定にある観光スポットのほとんどは市バスでカバーされます。
なので、乗り方を覚えておけばかなり便利に使えるでしょう。
実際に今回の滞在中、康定の散策をするのに「市バス」にはかなりお世話になりました。
私が泊まる予定のホテルは、ここから2つ目の「向阳桥(向陽橋)」停留所から徒歩1分。
なので、2路でも3路でも行けるようです。次に来たバスに乗り込もうと思います。
1回1元(約16円)の格安運賃で乗れる市バス
そんな事を考えていたら、数秒と経たないうちにプシューッとドアの開く音が・・。
バスが来たようです!
本当は写真を撮りたかったのですが、急いで乗り込みます。
(これは後日バスターミナル前の停留所で撮った写真。雪が積もっていますね!)
結構ちゃんとした普通のバスです。(タイの首都・バンコクより綺麗・・)
運賃は1回一律1元!(約16円!)ものすごく安いです!(タイ・バンコクのボロバスより安い・・)
お金は運転席横にあるボックスに入れます。
中国人は、スマホアプリで「ピコッ」とやって支払っていますが、外国人である私たちは使えないので現金で支払います。
お釣りは出ないので、事前に1元札や1元硬貨を用意しておきましょう。
バスのいいところは、気軽に使えるところ!
タクシーと違い、運転手に場所を説明する必要もありませんし、交渉も必要ありません。
大きな荷物(大きめのスーツケース1個ずつ)を持ち込んでも、特に何も言われませんでした。
乗車時間は10分もかからず、あっという間にホテル前の「向阳桥」停留所に到着!
康定路線バス移動の際の注意点
注意点として、到着案内は中国語のみ!文字案内(電光掲示板)は無し!
なので、全く聞き取れません・・。
また、バス停にあった案内板では2つ目の停留所と書かれていましたが、「名もなき停留所」にも止まるため、数は当てになりません。
スマホの百度地図を頼りに乗車する事をオススメします。
また、降車ボタンが付いているバスと、付いていないバスがあるようです・・・・。
なので、降車ボタンが無いタイプに乗った場合、自分が降りるバス停に近づいたら、運転手にジェスチャーで伝える必要があります。
まとめ
康定バスターミナルから市街地までを格安で移動できる「路線バス」。
1回1元(16円)という低料金なので、節約派の人にも嬉しい移動手段です。
また市内にある観光スポットのほとんどは、この路線バスでアクセスできるため、一度乗り方さえ覚えてしまえばあとは簡単!
乗客は地元の人が大半なので、ローカルの雰囲気にも浸ることもできます。(実際に私たちは康定滞在中の3日間、毎日使いました!)
康定に行く際の参考にしていただけたら幸いです。
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