プーケットは、ビーチリゾートとして知らない人はいないというほど世界的に有名な観光地です。
エメラルドに輝く海、南国のゆったりとした時間を求めて各地から観光客が集まります。
そのため、タイの中でも物価が高く、特にタクシーなどの交通手段はメーター制ではないため、バンコクの3倍〜5倍ほどの料金になってしまうのです。
しかし、どんな場所に行っても「地元民向け」の交通手段はあるわけでして、タクシーより不便だとしても観光客よりも格安で乗車できるはずです。
ここプーケットにも、ちゃんと地元民向けの乗り物があります!
「ソンテウ」!
今回は、パトンビーチからプーケットタウンまでソンテウに実際に乗車してきたので、乗り方や料金などをご紹介したいと思います。
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■目次
パトンビーチからソンテウで出発!
この日はだいたいお昼頃。
パトンビーチの散歩も飽きたので、嫁さんと「次はどこ行こうか?」なんて話していました。
左側にビーチがあり、そのビーチ沿いの歩道の縁石に座り込んで、スマホをいじっていた時です。
エンジンを空ぶかしする大きな音にびっくりして見上げると・・
青い「ソンテウ」が真横をゆっくりと通過して「ほら!早く乗れよ!」とでもいうかのように、私たちを通り過ぎて停車しました。
「・・・・」
せっかくだし、乗ってみようかな・・?
行き先はプーケットタウン。
よし!乗ろう!
そう決めるまで10秒もかからず、私たちはソンテウに飛び乗ったのでした。
車内はほぼ満員。
地元民と外国人観光客が半々といったところでしょうか。
ここでプーケットのソンテウの乗り方を紹介します。
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プーケットのソンテウの乗り方・乗車場所・時間
乗車したいソンテウを見つけたら、車に向かって手を振れば停車します。バス停は関係ありません。ビーチ付近は乗客を探しながらゆっくり走ります。
パトンビーチのソンテウの始発はこの辺り。
バーガーキングがある近くです。ここから北の方角に向かって海沿いを走ります。
パトンで「青」のソンテウを見つけたら、行き先はプーケットタウン行きしかありません。一応車体に白い文字で行き先と経由地が書いてあります。
おおむね30分〜1時間に1本の割合で運行しています。
白いソンテウは、ボートツアー送迎用のものなので、一般客は乗車できません。
乗車したら、空席に座ります。満席なら天井の手すりに掴まって、バスのように立ちます。
集金係がいれば、行き先を言って料金を支払います。プーケットタウンの終点スリヤデッ・サークルまで1名30Bです。(よく分からない場合は、30B払えばそれ以上は特に聞かれません。ほとんどの人が降りる場所がプーケットタウンの降車場なので、一緒に降りましょう。)
バスターミナル1へ行く人は「ボーコーソー」と言えば10B追加で連れていってくれます。(1名40B)必ず伝えましょう。
集金係は途中から乗ってくることもあります。たいていポロシャツを着て、肩がけのカバンを持っていますが私服の時もあります。周りの人が料金を払い始めたら、それに合わせて支払えば問題ありません。
降りる時は、ブザーを押せばバス停とか関係なく止まってくれます。
途中経由地は「カトゥー」「タイガーキングダム」や「セントラルデパート」など。
終点はプーケットタウンの「スリヤデッ・サークル」。
バスターミナル(ボーコーソー)へ行く場合は、集金時に伝えてあるならば、ここで降りずにそのまま乗車していれば最後に運んでくれます。
今回私たちは、そのままバスターミナルまで乗って行くことにしたので、2名で80Bを支払いました。
また、このスリヤデッ・サークルからは、パトンへ戻る路線以外にも、カタビーチやカロンビーチなどへ行くソンテウも発着しています。
乗車時は間違えがないように「カタ・ビーチ?」や「パトンビーチ?」など行き先を聞いてから乗りましょう。
朝7時〜夕方18時までの運行です。それ以降はタクシーしか交通手段がないので要注意です!
他のビーチ行きのソンテウも、料金は違いますが乗り方はパトン線と同様です。
パトンからプーケットタウンまでソンテウに乗ろう
パトンビーチの北端まで走ると、ビーチロードを右に曲がって内陸の方に進みます。
そのままソンテウはカトゥー方面への山道に入ります。
今回私たちが泊まっている「Wyndham Sea Pearl Resort」前も通りました。なのでチェックアウト後にお世話になることにしました!
これは他の時に撮った写真ですが、この曲がりくねた坂道を走行します。
速度は60〜80キロで快調に飛ばします。なので立っている人はきちんと掴まっていないと危ないです。
車内が混み合っていたので、私は外のステップに立ち乗り!
風に吹かれて気持ちいい!
ソンテウは快調にカトゥーの峠を通過し、下り坂に差し掛かります。しばらくすると、赤ちゃんの虎がいる動物園「タイガーキングダム」前を通過。
そのまま市街地に入ると、セントラルデパート前に停車しました。
プーケットで一番大きなショッピングモール(デパート)です。
しかし、もしパトンに滞在しているなら、パトン中心地にある「ジャンクセイロン」に行けば用が足りてしまいます。
ここで乗客が5名ほど下車。
ソンテウはその後も市街地を走ります。
しばらく進むと右側に見えてくるのは、プーケットでも有名な中華系寺院「Put Cho Shrine」。
タイ寺院のほとんどは黄金色に輝いていますが、こちらは中華寺院なので「赤」が基本!
この寺院はプーケットに住む華人たちの心の拠り所なのでしょうか。
ちなみに、ここまで来たらプーケットタウンの降車場はすぐそこです。またこの寺院がプーケットタウン散策の西端エリアになるので、街歩きするのであればここで下車するのも良いと思います。
終点の「スリヤデッ・サークル」です。
円形交差点になっていて、プーケットタウン行きのソンテウはここが終点になります。
プーケットタウンで名物料理の福建麺(ホッケンミー)を食べるならこの店がおすすめです。ここから徒歩10分〜15分程度なので、散策が終わったら立ち寄ってみては?
バスターミナル(ボーコーソー)までの料金を払った人は、このまま降りずに乗ったまま。
客引きのおじさんたちがわらわらと群がってきます。
ソンテウの乗り継ぎやタクシーなどが必要ない人は、無視して一旦歩道の方へ引き上げましょう。
その場でスマホや地図を出して調べ始めるのはやめたほうが良いです。(客引きが近寄ってくるので)
見事に空っぽになったソンテウの車内。
バスターミナルまで行く人は、私たちだけになりました。
貸切〜!
味のある風景が広がっています。
本当はここで下車しても良かったのですが、今回はバスターミナルがどんな感じになっているのか見たかったのと、空港行きのバスの時間などを調べるために、そのまま乗って行くことに決めました。
キュッと曲がって、オールドタウンの中を走り抜けます。
バスターミナルまでは、オールドタウンの南端パンガー通りを走るようです。大通りを越えたらすぐバスターミナル。
各ビーチへ向かうソンテウが沢山停まっていますが、乗車場所は先ほどの「スリヤデッ・サークル」が基本です。
頼めばここからも乗せてくれるかと思いますが・・・。交渉していないので分かりません!
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ソンテウはプーケットタウンのどこで降りるのが良いか
プーケットタウンを街歩きする人
終点の「スリヤデッ・サークル」が一番便利でしょう。
中華寺院にも興味がある人は「Put Cho Shrine」が見えたらブザーを押しましょう。ここからオールドタウンまでは徒歩5分程度です。
プーケットタウン散策後に空港へ向かう人(荷物がある人)
バスターミナル(ボーコーソー)まで行きましょう。
この後バスを利用予定の人は、バスターミナルの事務室で荷物を預かってくれます。料金はカバン1つにつき20B。格安です!
英語は多少なら通じます。事務室前で荷物を指差して、料金を渡せば意味は通じます。
荷物が少ない人、預ける必要がない人は「スリヤデッ・サークル」で降りる方が便利です。
ここからオールドタウンまでは徒歩8〜10分。
街歩き後に徒歩でバスターミナルまで戻り、荷物を受け取ってエアポートバスに乗るのが一番効率が良いと思います。
前記事で紹介したおすすめスパは、バスターミナルからも近いです。徒歩8分程度で到着できます。
まとめ
予算に余裕がある人なら、迷わずタクシーを利用するのが早くて快適です。
しかし、せっかく東南アジアに来たのですから、一度は庶民の足「ソンテウ」にチャレンジしてみませんか?
格安で気軽にローカル体験ができ、旅の思い出の一つにもなると思います。
たったの30B(約100円)で結構長い距離を移動できるので、節約派の人にも嬉しい交通手段です!
プーケットを訪れる際は参考にしてみてください。
プーケットタウンのレトロなカフェレストランで休憩
プーケット空港に着いた瞬間役に立つ移動手段の説明はこちら!
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