北タイ・メーサロンにある一番の観光スポット「天空の寺院」
正式な名称は「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」といいます。
「天空の寺院」で検索しても、おそらく他の記事は出てこないとは思いますが、ここはまさに「天空」の名にふさわしい絶景ポイント。
私も嫁さんも、ここがとても気に入ってしまい、メーサロンを訪れた際は必ず立ち寄るスポットになりました。
今回の記事では、
天空の寺院ってどんなところ?
いつ頃いくのがベスト?
どうやって行くの?
といった内容についてお話ししたいと思います。
2020.2.5アップデート
再訪したので、記事の修正・追記と、写真を一部更新しました。
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■目次
絶景の「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」
メーサロンの中心部から、朝市の裏を抜けると現れる山頂へ続く700段の道、またはクルマで約5キロほど山道を登った、メーサロン山頂に突如現れるのが「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」。
前国王プミポン様のお母様はタイ北部をとても愛していらして、生前はこのメーサロンを含む「北タイ国境エリア」での麻薬取引を撲滅するプロジェクトに尽力されていたそうです。
その「シーナカリン王太后」の遺骨が、ここ「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」のパゴダに納められています。
ちなみに「サンティキリー」とは、「平和の丘」と言う意味。
標高1500mの山頂にそびえ、周囲を緑に包まれている壮大な寺院。
はるか遠くの稜線は、異国ミャンマーの空。
手前にある巨大なパゴダと、奥にあるこじんまりした本堂、2つの建物があります。
どちらも、入場料は無料で中まで入ることができます。
それでは、さっそく中を見学してみましょう。
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メーサロン「天空の寺院」その中は?
車やバイクで訪れた人は、寺院のすぐ手前に駐車スペースがあります。
寺院内は飲食禁止のため、徒歩で階段を使い訪れた人は一旦駐車場の脇に腰を下ろして、持参した水などを飲んで一息つきましょう!
2020.2.5追記 寺院の駐車場に展望カフェがオープンしました。ただし途中で飲みながら歩けるので、どちらにしても水などはセブンで購入してから階段を登るのが良いと思います。
今回私たちは自家用車でのアクセスだったため、荷物や撮影機材があってもラクラク!
普段から運動不足の私は、前回徒歩で訪れた時ひどい思いをしたので・・・。
パゴダに入る前に(オレンジのタイルのところ)で靴を脱ぎます。
靴下で入っても大丈夫ですが、途中濡れていたり、砂埃があって汚れるため、できれば素足で入る方が良いと思います。
パゴダの中は、ひんやりした空気が漂っています。メーサロン自体涼しいのですが、ここは町からさらに500mほど標高が高いのです。
さらに、パゴダは石造りなので熱がこもりませんし、室内は日に当たらないので空気が冷えているのですね。
700段あまりの階段を上ってきた人は、汗だくになった体が一気に冷えます。なので、入る前に汗を拭いて、シャツを着替えた方がいいかもしれません。
こちら、故プミポン国王(ラーマ9世・前国王)のお母様。
パゴダの裏側、ちょうどメーサロン市街方面を向いて、いつもここで見守られております。
美しい装飾。
先ほどの像と、こちらで手を合わせて、今回の旅の道中安全を祈念します。
階段で2階に上がります。
2階は何もないスペースで、赤の扉から展望デッキに出ることができます。
ここからは、目下に広がるメーサロンの町を一望できます!
はるか彼方、メーチャンの町方向に続く街道に沿って、家やリゾート、お茶畑などが見えますね。
夕暮れ時はこんな感じになります。ただし帰り道が暗すぎてちょっと怖い・・。
パゴダの3階・最上部には、お母様の遺骨が納められています。そちらも見学可能です。
1階に降りてきました。
奥にあるのが寺院の本堂でして、お坊さんと管理人の方が寝泊まりされています。
本堂の下に降りると、お手洗いがあります。
しかし、このお手洗いですが、残念ながら綺麗ではありません・・・。
理由は、山頂にあるため「水道」が通っていないのです。
なので、掃除がなかなかできない・・・。雨水をためていますが、僧侶と管理人の水浴びや食器洗いなど、生活用途が優先になります。
今回は、実はこの日ホテルの部屋にカメラのレンズを忘れてきまして。。
本当は広角の10mmで撮影しようと思ったのですが、カバンを開けると・・無い!
そうだ、前日の撮影でレンズに指紋がついてしまったので、夜に手入れしてテレビ横に置いたままだった・・。
仕方なく30mmで代用しましたが、構図が合わない!
建物が大きいので、30mmだと全く入りきらないんですね。
仕方ないので、諦めて次回ということに。
こちらドローンはしっかり準備してきまして。
僧侶に直接許可をもらい、いざ離陸!(私も妻もタイでのライセンス保有者です。NBTC・CAAT両方クリア済み。最近では、タイでの無許可飛行は取り締まり対象なのでご注意!)
本当は、一眼レフの広角で、足元から煽るように撮影したかったのですが・・。
次回のお楽しみということで!
2020.2.5追記
再訪して、広角レンズで撮影しました!展望スペースが崖の上に突き出しているので、そこから狙いました。
階段が以前よりも綺麗になり、カフェがオープンしたり、展望のベンチが用意されたりと、以前より整備が進んでいます。
ゆっくりと過ごすのがオススメのメーサロン。併設されたカフェでパソコン作業したり、読書するのも良さそうです。
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メーサロンの「天空の寺院」べストシーズンと時間帯は?
ベストシーズンは「乾季(11月〜3月)」の夕方6時ごろ!
訪れる目的にもよりますが、夕焼けをバックに撮影したい人は、雨が少ないこのシーズンがベストといえるでしょう。
私は今回も前回も「雨季」の8月下旬に訪れましたが、やはり毎日雨です。とはいっても、1日中降り続くわけではありませんので、雨が上がったのを見計らって繰り出せば観光自体はできます。
ただし雲が多いと、なかなか綺麗な夕景が撮れません。
なので、撮影メインの人は「乾季」がベストといえます。
2020.2.5追記
乾季に再訪しました!一言でいうと、ものすごく寒いです。この日の夕方の気温は12℃!
昼間は25℃くらいありましたが、夕方以降はきちんと防寒対策しないと間違いなく風邪をひきます。
ーーー
車にしても徒歩にしても、山の奥に入っていくわけです。雨季は特に天気が急に変わりやすいので、車の場合土砂崩れの危険も増えますし、徒歩でも階段が滑りやすいなど危険が増します。
また、夕景を撮り終わった後、町まで戻るのが危険なのです。街灯の無い急な山道(日本ではありえないほどの急坂)ですから、ある程度の覚悟が必要です。
日没後に700段の階段を徒歩で戻るのは、考えただけでも恐ろしい・・。
昼間でさえ薄暗いのに、夜は何も見えないんですよ。ここで降り出したら最悪ですね。
なので、夕景の撮影には徒歩でのアクセスはやめて、クルマまたはバイクタクシーなどの利用をお勧めします。
メーサロンの乾季は非常に寒く、昼間でも15°C前後の日もありますし、日没後は一気に冷え込み10°C以下になります。
日本の11〜12月と同じような気温だと思ってもらえればと思います。
乾季のメーサロンは、タイ人を始め世界各地からの観光客が訪れるため、ホテルが満室になったり、宿泊代が高くなる傾向にあります。
事前に予約するか、ホテル代のチェックをしながら旅行の計画を立てることをおすすめします。
私たちがいつも泊まる「プーメックタワン」のレビュー記事はこちら
私たちが今回利用した「ワン・プット・タン」はこちら
クルマだと途中に展望台あり
クルマやバイクでアクセスする場合、寺院に向かう途中左側に展望台が設置されています。
結構な「ガチ」な山道なので、慣れていないとちょっと怖いかも。でも交通量はほとんどないので、その点は心配いりません。
一応ガードレールは設置されていますが、路面は多少荒れています。
バイクの場合は、溝にはまらないように注意が必要。
路肩には枯れ草や枝が散っていたりして、滑りやすい!
ガードレールが壊れて、崖の方に沈んでいます。バイクで転んだら一巻の終わり!?
そして突如として現れる、中華風の展望台。
もちろん無料です。
ここからの夕日はとても綺麗だと、地元の人に教えてもらいました。
遠くの稜線はミャンマーに続く山岳。
これは寺院に続く道ですが、みてわかりますか?かなりの急坂です。
大排気量のバイクで走ったら楽しそう・・。
こんな感じですが、町の中心地からは10分程度で展望台、展望台からは5分程度で寺院につきます。
距離的にはあっという間ですね。
「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」の行き方・アクセス・場所
ラクしていきたい人は、最初にチェンライでレンタカーを借りてくるか、レンタルバイクがおすすめです。
自分で運転できない人や、ちょっと不安な人は、セブン前からバイクタクシー(要交渉・往復で!)でアクセスできます。
700の石段登りをチャレンジしたい人は、朝市がある裏の道を進むと、山頂に続く石段の入り口が見えてきます。人にもよりますが、通常20分程度で頂上までたどり着きます。(私は以前来た時に30分ほど費やしました・・。)
白人さんの多くは、この石段を登ってくるようです。
まとめ
メーサロンの町を一望できる天空の寺院「シーナカリン・サースティット・マハーサンティキリー寺院」は、プミポン前国王のお母様の遺骨が納められた聖なる寺院。
壮大な大自然に囲まれたこの寺院は見応えバッチリ!
夕焼けをバックに撮影すれば、インスタ映え間違いなし。ただし帰り道は非常に暗いので気をつけて!
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