タイ北部の中心都市チェンマイには、数多くの「北タイ料理」レストランがあります。
今回私たちはチェンマイを訪れた初日、せっかくなのでチェンマイ名物の「カオソイ」そして「ナムニョオ」という麺料理を食べようと思い、今まで行ったことがない名店を探していました。
宿泊したホテルのフロントで聞いた情報によると・・
「ピン川沿いにある「ホイカー・リムピン」というレストランが美味しい!」とのこと。
そして実際に訪れてみた結果、味もロケーションも抜群に良く、大満足だったのでご紹介したいと思います。
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■目次
チェンマイの「ホイカー・リムピン」ってどんな店?
私たちが食べた「カオソイ」や「ナムニョオ」は、北タイを代表する麺料理です。
食べたことがない人向けに、どんな料理なのか簡単に説明します。
カレー味のスープと、平打ちたまご麺のヌードル。
店によってスープのレシピが違うので、色々な味が楽しめる。
だいたい辛さ控えめで、シンプルなカレー味なので、日本人の口にもよく合う。
豚骨を煮込んだトマトベースのスープに、そうめんを合わせて食べる麺料理。
辛さ控えめで、素朴な味わい。
どちらもチェンマイに行ったら外せない名物料理です。
今回訪れた「ホイカー・リムピン」は、チェンマイを南北に流れるピン川沿いにある名店。
市街中心部からは少し距離があるので、トゥクトゥクや配車アプリの「GRAB」などでアクセスするのが良いでしょう。
詳しい場所や行き方などは記事の最後にまとめました。
このお店の特徴は、何と言っても「リバーサイド」にあるということ。
木陰になっているので、屋外ですが意外と涼しい!
古都チェンマイの風を感じながら食事をすることができます。
屋内席もあり、雨が降ったらこちらに移動します。エアコンは付いていますが、普段は使いません。
それでは、メニューの一部を抜粋しましたので、価格の参考にどうぞ。
どれも40B〜80B程度と、価格は下町の安食堂とほぼ変わりません。
それでいて、ロケーションも良く、肝心の味も文句なし!
オーダーは、最新のタッチパネル式。
英語との切り替えも可能です。
また、普通のレストランと同様、店員さんを呼んでメニューの指差し注文も可能!
この日私たちがオーダーしたものは、カレー麺の「カオソイ」、トマト麺の「ナムニョオ」、北タイカレーの「ハンレー」、北タイ式ハーブソーセージ「サイウア」、北タイ式ひき肉のハーブ炒め「ラープ・ムー・コワ」。
それではどんな料理なのかご紹介します!
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チェンマイ「ホイカー・リムピン」の絶品カオソイ
まずは飲み物から。
スプライトです。
嫁さんはビールが飲みたかったらしいですが、まだお昼なので却下!
ゆっくりと流れる川面を見つめながら、悠久の古都チェンマイに思いを馳せます。
この日の気温はなんと「41℃」!
日よけのないところは、少し歩いただけでも汗が吹き出すほどですが、ここは木陰になっているので、思ったよりは暑さを感じません。
とは言っても、あくまで「思ったよりは」です。
屋外なので、暑いものは暑い!特に暑季である3〜5月ごろは、まだ比較的涼しい午前中か、気温が落ちてくる夕方ごろに訪れるのが良いかもしれません。
逆に乾季の12〜2月ごろならば、涼しくて気持ちいいと思います。
そんなことを考えていると、料理が続々と運ばれてきました。
「カオソイ」です!
カレーの香りが食欲をそそります。
それではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・んっ!シンプルなのに奥行きのある味だ!」
カオソイのスープは店によってレシピが違います。
他の店だと、ココナッツミルクの量が多かったり、シナモンが強かったりしますが、この店のレシピは「ココナッツに頼りすぎないクリーミーさ」といった感じでしょうか。
まろやかなのに、くどくない。
付け合わせとして出される玉ねぎとの相性も抜群!
パクチーが入っているので、苦手な人は注文時に「ノー・パクチー」と英語でもジェスチャーでも伝えましょう。タイ語で言うなら「マイ・トン・サイ・パクチー」です。
辛さは「ほんの少し」なので、ほとんどの日本人が美味しく食べられるかと思います。
「ナムニョオ」です!
トマトベースのスープは、豚骨を煮込んでいるので「コク」があります。
麺は、米で作られたそうめん「カノムヂーン」です。
スープは真っ赤ですが、わずかに辛いと感じる程度なので、日本人でもおそらく食べられるかな・・?
周囲に見える赤黒い固形物は「血」です。中華素材としてはおなじみですね。
滋養強壮に良いとか、鉄分を補給するのに良いと言われています。この店のは無味無臭で柔らかい食感なので違和感なく食べられるかと。ぜひチャレンジしてみてください!
こちらもパクチーが入っていますので、苦手な人はオーダー時に伝えましょう。
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チェンマイ「ホイカー・リムピン」の北タイ料理
このお店で美味しいのは、麺類だけではありません!
メニューを見ていて気になったので、北タイの名物を一通りオーダーしてみました。
こちらは「サイウア」です。
豚のソーセージですが、中にレモングラスなどのハーブが数種類練りこんであります。健康志向の女性にも人気の一品。
少しピリ辛なので、つまみにも最適!
「ゲーン・ハンレー」です。
北タイは、ミャンマーと国境を接するので、さらに西側にあるバングラディシュやインドの食文化と融合された料理もいくつかあります。このハンレーもその1つ。
タイカレーといえば、ココナッツミルクを使ったグリーンカレーを思い浮かべる人が多いかと思いますが、北タイ名物のハンレーは、どちらかといえば日本のカレーにも近い風味です。
強いていえば、カレーとハヤシの中間といった感じでしょうか。
他の店だと「味が濃い」「ちょっと塩っぱい」ところが多いのですが、この店は程よい塩加減な上にコクも抜群。
うまい、文句なし!
最後に「ラープ・ムー・コワ」。
ラープといえばタイ東北のイサーンを代表する料理として知られていますが、北タイ式のラープは食材も調理法も異なり、全く別の料理になります。
豚のひき肉に、細かく刻んだハーブ、各種スパイスを加え、一気に炒めます。
口の中に広がるハーブと、時折香るスパイスが食欲をそそり、もち米「カオニャオ」との相性も抜群!
ただし、この料理はかなり辛いので、辛さに自信がある人以外は注意が必要です。
チェンマイ「ホイカー・リムピン」の場所・アクセス・行き方
まずはGoogleマップをご覧ください。
チェンマイ観光の中心地「ターペー門」からの距離は約2キロ。
移動にはトゥクトゥクや、配車アプリ「GRAB」などの利用がおすすめです。
トゥクトゥク料金は交渉制になり、観光地なのでやや高い金額(100B前後)を提示されるため、金額的にはGRABの方が安くすみます。
また、シェアサイクルの「Mobike(モバイク)」利用も便利です。
お店の近くには「ピン川リバークルーズ」の発着所があるので、そちらと合わせて利用するのも良いでしょう。
駐車場も完備されているので、レンタカーやレンタルバイクなどの足がある人にもおすすめです!
まとめ
チェンマイでおいしいカオソイを食べるなら、この店「ホイカー・リムピン」がおすすめ!
リバーサイドなので、ゆったりと流れる川を眺めながら食事ができます。
ただし屋外なので、時期や時間帯によってはかなり暑く、また雨が降ったら屋内席に移る必要があります。
メニューの金額はどれも安く、町の安食堂とほとんど変わらずなのに、この味・このロケーションです。なので満足度はかなり高く、次回もまた訪れたいと思えるお店でした。
チェンマイ旅行の参考になれば幸いです。
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