北タイ・チェンマイでカオソイを食べるなら、旧市街にある、いわゆる「老舗」と呼ばれる食堂に行くのがベストだと思っていましたが・・
今回用事でニマンヘミン通り(新市街)の方へ行った際、ひときわ賑わっているカフェ風のカオソイ屋さん「カオソイ・ニンマン」という店を発見しました。
お腹も空いたし、せっかくなのでチャレンジしてみたところ、これが予想以上に美味しかったのでご紹介したいと思います。
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■目次
チェンマイ「カオソイ・ニンマン」ってどんな店?
1.他のカオソイ屋さんよりもおしゃれ!
旧市街にあるカオソイ屋さんは「老舗」と呼ばれる店が多く、そのような店はチェンマイに住む年配者や庶民向けに作られているため、どこか無骨な「食堂」といった雰囲気。
このニマンヘミン通りは、チェンマイの中でも新興エリアなので歴史は浅いですが、その分チェンマイの若者も多く訪れるため、現代風な作りの店が多いのです。
今回紹介する「カオソイ・ニンマン」も、一見するとカフェなようにおしゃれな雰囲気の中で食事を楽しめます。
2.エアコンルームも完備!
入り口から入ってすぐのあたりはオープンテラス席ですが、奥には8卓分のエアコンルームも完備されています。
なので、暑いお昼時でも涼しく食事を楽しむことができます。
3.メニューが豊富でおいしい
カオソイをメインで提供しているお店ですが、それ以外のチェンマイ名物も多数揃っています。
価格帯は、一般的な食堂と比較したらやや高めですが、それでも日本円にしたら1品あたり100円程度の差なので、短期旅行者からしたら誤差の範囲かと思います。
今回はカオソイの他にも何品かオーダーしましたが、どれも平均点以上で結構おいしくいただきました。
4.比較的新しく、きれいで衛生的
店内はしっかり清掃されているようで、衛生面では特に気になりませんでした。
厨房も綺麗に整頓されていて、他の食堂よりも清潔な印象です。
ーーー
それでは、実際にお店に行った時の様子をお伝えしたいと思います!
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チェンマイ「カオソイ・ニンマン」でカオソイを食べよう!
この日私たちが訪れたのは、1日で一番暑いと言われる午後2時ごろ。
強い日差しを浴び、目に入る汗を何度も拭いながら歩いていると、ふと目に入った看板。
タイ文字の下には、見慣れない「ランナー文字」が併記されています。
カオソイをはじめとする北タイの名物料理は、古くランナー王朝時代から隣国ミャンマー(ビルマ)の影響を受け、香辛料や調理法に到るまで密接に関わっているのです。
そして、店の看板にはその時代に使われていた古代文字が併記されており、興味がわいてきてチャレンジしてみることに。
入り口はカフェやダイニングレストランのような雰囲気で、私たちがいつも行くような食堂とは一線を画しています。
さりげなく置かれたメニューボードがいい感じです。
奥の方にあるエアコンルームの中は、お昼時をちょっと外れているにも関わらず、たくさんのお客さんで賑わっていました。
私「もしかして、チェンマイの新たな名店かな?」
嫁「カオソイ食べた〜い!」
お腹を空かせた嫁さんとは、見事に会話が噛み合わないまま入店!
エアコンの冷気を浴び、一瞬にして汗が引いていくのが感じ取れます。
参考のため、一部メニューを載せておきました。
一般的なチキン入りの「カオソイ・ガイ」は79Bと、他の食堂と比べたらやや高めです。とは言っても、その差は100円程度なので特に気にならず。
全部のせカオソイは169Bと、結構いいお値段します。
他にも、イカ入りやエビ入りなど、かなり色々なカオソイがあるので、気分によって楽しめます。
メニューは写真付き、英語併記なので、指差しオーダーで問題ありません。
こちらは、チェンマイなど北タイ地区名物のそうめん「ナムニョオ」です。
豚骨を煮込んだトマトベースのスープで、コクがあるのにさっぱりとした味わい。
こちらもオーダー。
他には、同じく北タイ名物の「ラープ・ムー・コワ」、「ゲーン・ハンレー」をオーダー!
食後のデザートはこちら。
マンゴーともち米にココナッツミルクをかけて食べる「カオニャオ・マモアン」や、タイを代表する南国スイーツが揃っています。
さて、オーダーも済んだのでしばらく待ちましょう。
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「カオソイ・ニンマン」のカオソイ
オーダーしてから10分ほどで料理が運ばれてきました。
まずは定番の「カオソイ」!
食欲をそそるスパイシーなカレーの香り。
はるか遠くインドから、バングラディシュを通じてミャンマーに伝わり、国境を越え北タイの地にて完成した麺料理「カオソイ」です。
それではいただきます!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・んっ!?口の中に広がる何種類ものスパイスの風味!」
ココナッツの香りがまろやかさを足して、強めのスパイスと相まって深い味わいを作っています。
辛さはそこまでではなく、日本人でも食べられる程度の「ピリ辛」です。
やや固めの中太平打ち麺で、スープによく絡むのも好印象。
他の店のカオソイよりも香辛料が強く、他のカオソイ屋さんよりも「カレー」味を前面に押し出していて美味しい!
結局スープを残さずに全部飲み干してしまいました。
こちらは、北タイ名物のトマト麺「ナムニョオ」です。
豚骨を煮込んだトマトベースのスープと、米そうめんの相性が抜群!
付け合わせのもやしや野菜を暑いスープに混ぜていただきます。
美味しいのですが、結構辛いので注意が必要!
豚ひき肉のハーブ炒め「ラープ・ムー・コワ」。
スパイスとハーブの香りが食欲をそそります。ご飯との相性が良いので、白米を頼みましょう。
上に載っているのはパクチーです。
こちらも結構辛いので、苦手な人は注意!
北タイ名物「ゲーン・ハンレー」。
豚の角煮カレーです。
白米と一緒に食べるのが前提なので、結構濃いめの味。生姜のような風味がアクセントになっています。カレー味はやや弱め。
こちらは辛くありません。
ーーー
今回色々食べてみましたが、やはり店名にもなっている「カオソイ」が特徴的で、個人的にはかなりヒット!他の店では味が「まとまりすぎ」て、間が抜けたような味の店もあるのですが、この店はいい意味で「斬新」な味。
カオソイ以外については、美味しいことは美味しいのですが、他にも美味しい店はたくさんあるということで・・・。
それでも、清潔な店で、エアコンルームで涼しく、他よりもちょっといいものを食べるという意味では価値のある店だと思います。
強いて言えば、中国人の観光客が結構多い点。こればかりは店に非はありませんが・・時間帯によってはちょっと騒がしいかな・・?
また、混雑時は料理が出てくるのが遅いとの声もありましたが、それはタイの飲食店全体的に言えることかと思います。
「カオソイ・ニンマン」の場所・行き方
チェンマイ観光の拠点とも言える「ターペー門」からは約4キロ離れていて、新市街ニマンヘミンのソイ7(7番通り)の中程にあります。
移動はソンテウで。またはトゥクトゥクで100B〜120B程度。配車アプリの「GRAB」も便利です。
この付近には新しくできたカフェや飲食店も多数あるので、食後の休憩にもぴったりです。
まとめ
チェンマイのカオソイ屋さんとしては比較的新しい「カオソイ・ニンマン」。
絶妙な香辛料使いで、奥の深い味のカレー麺が楽しめます。
他の店よりやや高めの価格設定ですが、その分エアコン付き、綺麗な店で厨房も衛生的なので、個人的にはありだと思います。
チェンマイ観光の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
北タイ・チェンマイ料理の老舗食堂はこちら!
チェンマイで雰囲気の良いリバーサイド北タイ料理レストランならこちら!
店舗情報
カオソイ・ニンマン ข้าวซอยนิมมาน
電話番号 053 894 881
日本から +66 53 894 881
営業時間 11:00〜20:00
年中無休(タイの祝日・年末年始は要確認)
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