お知らせ

2021.11月から、ワクチン接種済みの方は隔離無しでタイに入国できるようになりました。

詳細はこちらの記事「【隔離なし】タイ入国の必要書類と条件まとめ2021.11最新
にまとめたのでご覧ください。

東チベットの個室温泉・二道橋温泉は康定からすぐ近く!入浴方法・行き方まとめ

康定・二道橋温泉に行こう!

中国四川省・東チベットエリアには温泉が沸いている町がいくつかあります。

その東チベット入り口・康定の町にも温泉施設があり、市街地からの距離は4キロほど。

今回は、その施設「二道橋温泉」に実際に行ってきたところ、改装リニューアルされて綺麗になっていたので、その様子やアクセス方法などをご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

康定・二道橋温泉に行く前の悩み

東チベットへの旅行を計画している段階で、他の人が書いたブログなどから情報を拾っていたところ、「康定の町には温泉がある」という文字を発見!

しかも「個室」と書かれているではないですか。

私は温泉が大好きでして、日本に住んでいる頃は週に1〜2回の割合で、関東近辺にある日帰り温泉施設に通っていました。

しかし現在は日本を離れ、タイのバンコク在住。

タイには温泉がほとんどない(あるけどバンコクから800キロとか離れた山の中です・・)ため、一時帰国の時くらいしか温泉に入る機会がありません。

そんな私がネットで見つけた「温泉」の記事を見逃すはずもなく、隅から隅まで熟読してみました。

すると・・

「ゴミが浮いててあまり綺麗ではない」

「お湯を取り替えていない」

など、内容が低評価の記事もいくつかありまして。

正直行くかどうか悩みました。

だって「綺麗ではない」なんて書かれていたら、中国のトイレや町の状態を思い浮かべると、どんなもんかだいたい想像できるじゃないですか!

なので、記事を初めて見つけて最高潮だったテンションはだんだん下がり、康定に着いてからはあまり乗り気ではなくなった私。

でも行きました。

行ってみましたさ。

実際に入ってみて、ダメなら足湯だけでもいいや。冬のチベット散策で痛んだ足の指をほぐすだけでもいいや・・。

くらいのノリでした。

ダメなら、ブログの失敗ネタにしようくらいで行ってみたところ・・。

「ああ〜極楽・・・。」

・・と、夫婦揃ってのぼせる寸前までの長湯・・。

事前にネットで見た情報とは違い、個室は新しく綺麗で、お湯にはゴミなど浮いておらず。

どうやら、数ヶ月前にリニューアルされたようでして。

ここからは、その「二道橋温泉」がリニューアルされて現在はどうなっているのか、実際に行ってきた様子をお伝えします!

スポンサーリンク

康定・二道橋温泉に行こう!タクシー利用でも安い

康定の市街地からは4キロほど離れた場所にある「二道橋温泉」。

他のブログを見ると、市街地から「歩いて行った」と書かれている方がいらっしゃって・・。素晴らしい!頭が下がります・・。

すいませんが、体力に自信がない私たちは、寒くて雪も積もっていたということを言い訳にして、タクシーを利用させていただきました。

康定のタクシー

おおッ、贅沢!なんて思わないでください。

ミニ牛丼1杯よりも安いのです。

15元(約250円)で、市街地から温泉施設の真ん前までアクセス可能です。

そこらへんを走っていたタクシー兄ちゃんに「二道橋温泉」(中国語では「二道温泉」)と書いた紙を見せ、いくらか聞いたら「15」って書かれたので乗車。

これが通常よりも安いのか高いのか分かりませんが、私の住むバンコクと比較してもだいたい同じくらいだったので、迷わず利用しました。

さらに安く済ませたい人は「送迎バス」が運行されていて、1元(約17円)で温泉の前まで行けます。帰りは市街地までそのバスに乗車しました。

詳しくは記事の最後に載せておきますね。

康定・二道橋温泉

タクシーを降りるとこんな風になっています。

これが日帰り温泉施設の駐車場。

ちなみに、写真に写っている緑色のバスが、市街地と二道橋温泉を往復する送迎バス。1元で誰でも乗車できます。

乗り方や出発場所など、詳しくは記事の最後に!

日本の温泉街のように、旅館やホテルがズラーっと並んでいるわけではなく、この施設の他に温泉宿が数軒あるだけの規模です。

駐車場の入り口には売店があり、水・飲み物などはここで購入できます。温泉の中にも売店がありますが、価格をチェックしたら外の方が安かったです。

温泉は個室なので、中で飲食可能です。飲料水などは自分で持ち込みましょう。

タオルも自分で持って行く必要があります。中で買うと高い・・(タクシー代より高い!)

私たちはあらかじめハンドタオルを持参しました。

スポンサーリンク

部屋によって違う入浴料金

さあ、先に進みましょう!

康定・二道橋温泉に行こう!

この味のある壁伝いに、奥の方に進んでいきます。

気温は1℃まで下がっています。うう〜寒い・・。

康定・二道橋温泉に行こう!

この看板どおりに、階下へ降りていきます。

康定・二道橋温泉に行こう!

古い木造の建物が現れました。

これが二道橋温泉。

康定・二道橋温泉に行こう!

この入り口から入ります。

手前の入り口はレストランなので、間違えないように!

康定・二道橋温泉に行こう!

こちらの受付で入浴料を支払います。

ここですることは決まっているので、ジェスチャーだけでも伝わります。

誓約書みたいなものにサインをさせられますが、読んで見ると普通の注意書きだったので、漢字で署名しました。

(1時間すぎたら超過料金だよーとか、15分以上入るとのぼせるから注意してねとか、滑って転んでも責任とらんぜよ・・などなど)

康定・二道橋温泉に行こう!

1名あたり、1時間の料金です。

部屋によって20元〜50元となっています。

高い方が広くなるのと、ちょっと設備が違うだけなので、私たちは20元の部屋をチョイス。

2名分40元を支払います。

すると、受付のお姉さんに「あなたは何人(ナニジン)なの?」と、紙に書いて渡されました。

だいたい中国で、漢字の読み書きはできるけど中国語を話せないアジア人は「日本人」だと言われています。(普通の外国人は逆で、中国語は話せるけど、読み書きはできない人が圧倒的に多い。)

しかし、私はタイ人の嫁さんとタイ語で話しているし、髪型も服装も日本人とはかけ離れている・・。

なので、受付の人も「こいつら一体どこから来たんだ・・?」と思ったのでしょう・・。

そして「日本人、泰国人」という順番で私たちの国籍を紙に書くと・・・

「日本」の文字を見た時は、おおーッくらいだったのに、「泰国」の文字を見た途端「大騒ぎ」となり、周りにいるスタッフがたくさん集まって来る始末。

南無寺に続いて、ここでも人気者のタイ人嫁さん(笑)

康定の南無寺は路線バスで気軽に行けるスポット

康定・南無寺(南无寺)は路線バスで気軽に行けるチベット寺院

2019-01-30

なんか、お茶とカップラーメンと、お菓子をくれました・・。「免費!免費!」って肩をポンポン叩かれる嫁さん。

すごい人気っぷりだな〜。

まあ、中国からしたら、タイは「弟分」のような感じですからね。しかも、かなり出来の良い弟。

リニューアルされた個室にびっくり!

思いがけずお茶やラーメンなどをゲットした私たち。

せっかくいただいたので、お湯をもらいフロントで軽く腹ごしらえをしてから、指定された個室に向かいます。

康定・二道橋温泉に行こう!

受付のすぐ右にある通路が、浴室に向かう廊下。

康定・二道橋温泉に行こう!

個室がズラーっと並んでいます。

部屋数は結構多いのですが、他の人のブログには「人気のため満室の場合もある」と書かれていたので、すぐに入ることができてラッキー。

康定・二道橋温泉に行こう!

今回私たちが案内された「民」の部屋。

温泉の説明が書かれています。

文字から判断すると、どうやら炭酸硫黄泉のようですね。温泉の香りが廊下に漂っています。

この時点で、私は「もし汚かったら足湯だけして帰ろう」と思っていました。

そう覚悟してドアを開けると・・・

康定・二道橋温泉に行こう!

あれ〜?

康定・二道橋温泉に行こう!

おっ・・!

康定・二道橋温泉に行こう!

んんッ?

康定・二道橋温泉に行こう!

ネットで見たのと違う!

壁も浴槽もドアも新しい!

ネットで見た写真には、木製の浴槽が写っていたのですが、タイル張りの新しいものに変わっていました。

お湯は前の人が出てからも取り替えてないと思いますが、ゴミなどは全く浮いていなくて綺麗。

椅子のあたりに髪の毛やホコリはありましたが、まあ許容範囲です。むしろ「ひどい汚ったない」のを想像して来たので、あまりの新しさにびっくり。

写真で見た古い浴槽よりも清潔度がかなりアップしていたので、日本人としてはこのほうが入りやすいかなと思います。

康定・二道橋温泉に行こう!

奥には着替える部屋と、その横にはトイレがありました(湯船から丸見えですが)

これなら、湯船で「シャーっ」とやってしまう馬鹿もいなくなり、以前よりも衛生的ですね。(聞いたらそういう人も結構いるらしいですよ(笑))

ただし、頭や体を洗うスペース、いわゆる「カラン」は無いので、温泉に浸かって温まるだけになります。

どうしても洗いたければ、湯船のお湯を使い、湯船の奥にある排水溝に向けて泡を流すしかありません・・。

まあ、ここは中国四川省、細かいことは気にせず、お湯に浸かってゆっくりしましょう。

温度は約35〜40度くらい、気持ち少しだけぬるい感じがしましたが、冬場でなければもう少し熱いかもしれませんね。

ああー極楽・・・。

奥には温泉プールもあるよ

久しぶりの温泉、しかも綺麗な個室。

日本の温泉とはだいぶかけ離れているので、日本から行く人にとっては「???」となるかも知れません。

しかし、バンコクに住む私からしたら「大満足」だったのです。

ついつい長湯してしまい、制限時間である1時間ギリギリで退室しました。

外に出ると、キンッと冷えた空気が火照った顔にあたり気持ちがいい。

以前、冬に長野県の温泉巡りをしたのをふと思い出しました。

康定・二道橋温泉に行こう!

建物の裏に回ってみます。すると・・・

康定・二道橋温泉に行こう!

温泉プールだ!

熱気がすごい!ここも硫黄の匂いに包まれていて、家族づれが数組ほど遊んでいました。

利用料は不明。

興味があればぜひ。

康定・二道橋温泉に行こう!

こちらは無料の足湯。

左の「美容池」は何でしょう。顔でも洗うのかな?

「ここで洗濯はしちゃダメよ!さもないと罰金50元よ!」と書かれています。

・・・いや、ここで洗濯したら、服が硫黄で臭くなるでしょ!

中国人は気にしなそうですが・・。

二道橋温泉への行き方・アクセス・市街地への帰り方

中国ではネット規制があるため、Googleが使えません。またVPNや香港SIMなどで規制回避しても、Googleマップは正しく表示されません。

なので事前に「百度地図」をダウンロードしておくことをおすすめします!

;

市街地からはタクシーで行くのが一番早くて楽です。

約10分、料金は15元前後になります。

節約派の人は、1人1元で乗れる送迎バスを利用するのが良いでしょう。

乗車場所はこの辺り。

中心地の「西大街」という通りを奥まで行き、その突き当たり付近を右に曲がると銀行があり、その付近にバス停があります。

康定・二道橋温泉に行こう! 康定・二道橋温泉に行こう!

このバス停付近で乗車可能。(写真は帰りの降車時に撮影。つまり「逆方向のバス停」の写真なので注意)

康定・二道橋温泉に行こう!

行き先表示には「二道橋」と書いてあります。

方向には注意!市街地から来て、右折する方向が温泉方面になります。

バスが来たら手を振るなど、乗る意思表示をすれば止まってくれます。

乗車したら1元を運転席横の料金箱に入れるだけ。あとは温泉の駐車場まで運んでくれます。

康定・二道橋温泉に行こう!

帰りは、温泉駐車場の前で待っていればいつかは来ます(笑)

本数は多くありませんが、概ね30分に1本くらいの割合で走っているようです。不安なら「公共汽車」と紙に書いて、売店の人に見せてみましょう。

もし、しばらく待って来なければタクシー利用となります。

康定・二道橋温泉に行こう!

普通のタクシーはたまにしか通らないのですが、康定の街には「白タク(無許可タクシー)」がいっぱいいます。

この写真は二道橋温泉の駐車場外ですが、3台停まっている車全て白タク(笑)料金を聞いたら15と書かれたので、普通のタクシーと一緒ですね。

安全性がちょっと不安でもあります(女性だけの白タク利用はおすすめしません)が、一応バスが無くても帰ることはできそうです。

また「出租车(タクシー)」と書いて温泉の受付で見せれば呼んでくれると思います。しかし正規タクシーなのか白タクかどうかは、車が来るまで分かりません。

まとめ

康定にある「二道橋温泉」がリニューアルされて綺麗になった!

日本の温泉と比較したら色々な面で「・・・」となりますが、海外の旅先で温泉に浸かるなんて滅多にない機会です。

また、いつもシャワーだけのバックパッカーさんにとっては、数少ない「湯船」しかも「温泉」に浸かるチャンスでもあります。

これから康定・東チベットを訪れる予定の人は参考にしていただければ幸いです。

 

合わせて読みたい記事


康定・二道橋温泉に行こう!

この記事が役に立ったら、シェアしていただけると嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

タイの魅力にすっかりハマり、気づいた時にはもうバンコクに移住してしまいました。
そして友人の紹介で、タイ人女性と結婚。
趣味はドライブ、食べ歩き、旅行、カメラ
現地・バンコクより、タイ旅行や移住のお役立ち情報を発信中!