こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
前回は、タイのコンビニやスーパーで買える「お茶」の失敗しない選び方について説明しました。
日本と文化が異なる、ここ東南アジアのタイでは「飲み物」に対する趣向も違い、それを知らずに日本人が日本のイメージで購入すると、だいたい失敗してしまうことが多いと思います。
大きく異なる点として、飲み物が「甘すぎる」ことが挙げられますね。常に猛暑が続く東南アジアでは、エネルギーを作り出すために糖分の補給が必須と言えますが、普段甘いものを飲み慣れていない日本人からしたら「気持ち悪い」ほど甘いわけです。
今回は、お茶と言っても英語の「ティー」に近い意味でのお茶「フルーツティー」について紹介したいと思います。
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タイのフルーツティー
タイでは数年前からボトル入りのフルーツティーが大流行していて、コンビニやスーパーだけでなく、小さな売店や、国境付近にある超が付くほど田舎にある山の中の個人商店でさえもショーケースに並んでいるラインナップです。
2大ブランドと言われている「OISHI」と「ICHITAN」がほとんどのシェアを占めており、これを取り扱わない店は存在しないほどです。
2ブランドとも、そのネーミングからも分かる通り、日本をモチーフにした営業戦略を取っています。パッケージには日本語が書かれていて、またTVのCMでは日本でロケを行ったりもして、どうやらタイ人は、これらの商品が「日本で流行っている」と認識しているようですね。
今回は、タイのスーパー大手「BIG C」で販売されているフルーツティーのボトルを全種類購入してきましたので、これらのタイで流行っている「フルーツティー」とはどんなものなのか、実際に一本ずつテイスティングしてみましょう。
全商品テイスティング
1.「OISHI」ライチティー
「OISHI」ブランドのライチティーです。
キャップを開けた瞬間に、ライチのみずみずしい香りが漂います。人工的なフレーバーですが、味と香りの再現度はお見事。
甘さは控えめで、ゴクゴクと飲める思います。
茶葉の渋味が残っているのも好感が持てます。
日本人でも安心して飲める味です。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
2.「ICHITAN」ライチティー
「ICHITAN」ブランドのライチティーです。
「OISHI」のライチティーと比較して、フレーバーの香りは弱めですが、ライチそのものの味の再現を重視した結果なのだと思います。
また、甘さは控えめで、すっきりと飲みやすい味に仕上がっています。
オススメ度 ☆☆☆☆
3.「ICHITAN」ライチティー チュウチュウ ナタデココ入り
「ICHITAN」ブランドの新製品、ライチティーのナタデココ入りが登場しました。
ナタデココが入っていない同社、他社製品と比べて、甘さはだいぶ強めですね。茶葉のテイストも少なくなっている感じでした。これはこれでおいしいのですが、日本人的にはやはり甘さが気になり、少し残念な印象ですね。
オススメ度 ☆☆
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4.「OISHI」レモンティー
「OISHI」ブランドのレモンティーです。タイでフルーツティーブームを作った先駆けのロングセラーですね。
かつて日本でも人気だった「はちみつレモン」をお茶で出した味です。
はちみつの味とレモンの香りがマッチしていて、さらに茶葉の苦味も加わり、日本人にとっても非常に馴染みやすい味です。
喉が渇いた時にゴクゴクと飲める一品です。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
5.「ICHITAN」レモンティー
「ICHITAN」ブランドのレモンティーです。
「OISHI」に比べて、はちみつの味が若干強い気がしますが、レモンの香りとクリアな味わいはどちらとも劣らず美味しく飲めます。
甘さは控えめで、すっきりとした味わいです。
オススメ度 ☆☆☆☆
6.「OISHI」グレープティー ナタデココ入り
「OISHI」ブランドのグレープティーです。
パッケージには日本語で「巨峰ぶどう」と書かれています。
人工的なフレーバーの味が前面に出てきて主張してしまい、正直???な味ですね。もっとおいしいグレープのフレーバーはあるのだから、なぜこのフレーバーを選んだのか不思議です。
また、同社シリーズの製品と比較して甘さが少し強めです。
茶葉の渋味があるので、飲んだ後は思ったよりすっきりしています。
オススメ度 ☆☆
7.「ICHITAN」グレープティー チュウチュウ ナタデココ入り
さて、ここまで連続でテイスティングを続けてきて、だんだんと気持ち悪くなってきました(笑)
まだまだ続きますよ〜!!
「ICHITAN」ブランドのグレープティーでナタデココ入りです。
パッケージには「OISHI」と同様「巨峰ぶどう」と日本語で書かれていますね。
さて、お味は。。
うん、このぶどう味はおいしい!
人工的なフレーバーの味はそこまで主張せず、巨峰の香りも良い感じです。何と言っても、甘さが控えめなのが好感が持てますね。
茶葉の渋味は、巨峰の皮の渋味とも捉えることができて、なかなか完成度が高い商品だと思います。
すっきりした味なので、日本人でも安心してゴクゴクと飲めますね。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
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8.「OISHI」マスカット&グリーンアップルティー
まずは一口。
ん?
何だこりゃ。
キャップを開けたら青リンゴのいい香りがしたのに、飲んだら人工フレーバーの安っぽい味が主張して、わけのわからない味に仕上がっています。
アップルティー単体として売り出した方が売れると思いますよ。
甘さが控えめなのが唯一の救い。
もったいないから、残さず飲みましょう。
オススメ度 ☆
9.「OISHI」さくらイチゴティー
「OISHI」ブランドのストロベリーティーです。
キャップを開けた時の香りを嗅いだ時は、頭に???と浮かびましたが、一口飲んでみて思ったこと。
「けっこういけるんじゃないか」
人工的なフレーバーの香りではありますが、いい意味でイメージと違い、口をつけた瞬間あまり嫌な感じはしませんでした。これはこれでアリなんじゃないかと。
甘さ控えめなのも嬉しいですね。茶葉の渋味もいい感じに出ていて、思いのほかすっきりとした後味です。
オススメ度 ☆☆☆☆
10.「ICHITAN」ストロベリーティー チュウチュウ ナタデココ入り
「ICHITAN」ブランドのストロベリーティーです。
まずは一口飲んでみましょう。
ん?
これもまた人工的なフレーバーの味が強いなあ。。。
ただ、甘さは比較的抑えてあるので、まだ良しとしましょう。フルーツの酸味と茶葉の苦味が出ている点は評価できますが。。
ただ、全体的にだいぶ安っぽい仕上がりです。
イチゴシロップをお茶で割ったようなイメージで当たりですね。
オススメ度 ☆☆
11.「OISHI」ウォーターメロンティー
「OISHI」ブランドのウォーターメロンティーです。パッケージに日本語で「すいか茶」と書いてあります。
本当タイ人は日本びいきでいてくれて、日本人としてありがたいですね。
さて、肝心のお味の方は。。。
確かにすいかの味がしますね。ただ、やはり安っぽいフレーバーの味からは逃れることができません。甘さは、同社の他製品と比べたら若干強い気がしますが、甘ったるい感じではないので、これはこれで飲めると思います。
わかりやすく例えると、日本でも売っている某社製の「スイカ味のアイスバー」を想像していただけると良いかと。
しかし、、、、
好き嫌いは分かれると思いますね。
茶葉の渋味は出ているので、良しとしましょうか。これがなかったら、ただのスイカ味の水になってしまいますよ。
オススメ度 ☆☆
12.「OISHI」ゆずオレンジティー ナタデココ入り
「OISHI」ブランドのゆずオレンジティーです。
まずキャップを開けた瞬間、オレンジのみずみずしい香りが広がります。
一口飲んでみましょう。
ん?
ゆずはどこに消えた?
もう一口。。
やはりゆずが見つからない。
というわけで、一般的なオレンジティーの味でした。
柑橘系なので後味も良いですし、甘さは控えめなので、キーンと冷やして飲んだら、ゴクゴクいけますね。ゆずはどこに逃亡したのか気になりますが。
オススメ度 ☆☆☆☆
全商品テイスティング後のおすすめ商品はこれだ
「OISHI」ブランドから4種類、「ICHITAN」ブランドからは1種類がラインナップされました!
全体的には「OISHI」がおいしいと思いましたが、必ずしも100パーセントでは無いようで、特に新製品の不発が続きました。
ぶどう味だけは「ICHITAN」の方が香りも味もよく、飲みやすい印象でしたね。
今回紹介したフルーツティーのシリーズは、タイの製品にしては甘さを抑えたものが多く、日本人の口にも合いやすい味です。現地のコンビニで何を飲むか困った時はこのレビューを参考にして、南国ならではのフルーツティーを試してみてはいかがですか?
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