こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
タイの首都バンコクは、世界中から観光客やビジネスマン、そして移住者が集まる国際都市です。
欧米人を始め、インド人、中国人、中東のアラブ系人など多種多様の人種が入り乱れ、文化が交わる様は、非常にエキゾチックで実に魅力的であります。
今回は、バンコクの中でも特に異国情緒あふれる、中東のアラブ諸国からの移民と観光客が多く集まるエリアを紹介したいと思います。
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アラブ人街
バンコクを走る高架電車BTSのナーナー「NANA」駅近辺には、アラブ人が多数集まるエリアがあります。
ナーナー駅は、BTSスクンビット線でアソーク駅の隣。
歩いても15分程度で到着できます。
1番の出口から階段を降りて、くるっとUターンした方向にしばらく歩き、マクドナルドとスタバを過ぎたあたり、右側にタイ語とも違う、ふにゃふにゃした文字の看板が見えてきます。
このエリアこそが、今回紹介するアラブ人街なのです。
ここはどこ?アラブ人街の魅力
ここの住民はエジプト人やレバノン人、オマーン人など中東出身の移民と、出稼ぎの人たちで構成されていて、タイ人はお店の従業員だけ。タイ人居住者はほぼ皆無だそうです。
区画内の店はほとんどがアラブ人向けの店で、アラブ料理の飲食店、日用品店、お香店などがひしめき、看板にタイ語の文字はほとんど見当たりません。
アラブ文字だらけの看板に、頭にターバンを巻いた石油王みたいな衣装をまとった男たち、真っ黒なヒジャブを頭から全身にかぶった女性が行き交い、自分が今タイにいることを忘れてしまうほどです。
1日に数回、イスラム教のお祈りの時間を知らせる「アザーン」が街に鳴り響き、まるで中東諸国を旅しているような感覚が楽しめます。
日本には馴染みのない文化
最近は外国人観光客が増えたので、日本にいてもイスラム圏からの観光客は見かけることもあると思いますが、イスラム教徒の生活圏は日本国内ではおそらくないと思います。
中東諸国に興味があっても治安の面で旅行を諦めていた方、予算や距離的な面で諦めていた方などには特にオススメします!
タイなのに、街のすべてが「タイ」じゃないなんて、来てみたら分かると思います。
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アラブ人街の楽しみ方
1.街歩き
もうフラフラと歩くだけでも楽しいですよ。区画に一歩踏み入れただけで、完全なる異文化にガラッと変わるわけですから。普段見かけない服装の通行人や、妖しく光るアラビア文字の看板、薄暗い路地、アラビアンのお香の香り、アザーンの音、すべて新鮮に映るのではないでしょうか。
2.買い物
通りを奥まで行き右に曲がると、建物の一階にアラブ人向けのスーパーがあります。ここではエジプトや中東諸国から輸入された商品が並んでいて、誰でも買うことができます。
イスラム教のハラル仕様で作られたインスタント麺や調味料など、普段見ることのできない商品を試してみるのもいいかも。
3.食事
ここでは、タイなのにタイ料理店はありません。
イスラム教の厳しい戒律に則った食材と調理法で提供されるハラルフードの店だけ存在します。
オススメはエジプト料理。
日本ではあまり馴染みがありませんが、味つけは意外と日本人にも向いていると思うので、ぜひ試してみてください。
また、日本人に馴染みがある食べ物としたら「ケバブ」なんてどうでしょう。
このエリアなら、店頭でどこでもケバブを焼いています。大体60B〜80Bととてもリーズナブル。
他に、イスラム系インドカレーの店もあり、味は超一流!かなりオススメです!
ただし、味は良いけれどサービスはあまり期待しないように!従業員の愛想はあまり良くありません。
金額は日本円にして一品800〜1000円前後。タイにしては高いですが、オイルマネーで潤うアラブ諸国の旅行者や起業家からしたら安いのかもしれません。
4.水タバコ(シーシャー)
最近はタイ政府の方針で、水タバコは全面禁止されたはずですが、一部の店ではまだ提供しているようです。食事中に、壁で囲われたブースから、懐かしの水タバコの香りがふわっと漂ってきました。
もともとはエジプトあたりが発祥の地とのことで、水タバコの有名なフレーバーメーカーはエジプトの会社ですね。
大きめの器具で、複数人で回して吸うのが楽しいんです。
喫煙者の方は試してみてはいかがですか?
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アラブ人街の注意点
こんな異国情緒あふれるアラブ人街ですが、注意点がいくつかあります。以下の点に気をつけてくださいね。
1.スリに注意
これはアラブ人街やタイに関わらず、海外旅行全般に言えることですが、後ろポケットの財布や、後ろのカバンから貴重品を抜かれるなどの被害が多いようです。
ここは、様々な地域の人種が様々な理由で集まっている地区です。中には健全ではない理由でここに滞在している悪い輩も少なからず存在します。
そんな理由から、タイ国内の他の地区より若干治安が悪いです。
隙を見せないように注意が必要です。
2.日没後に注意
ナーナー駅周辺、スクンビット通り沿い、特にアラブ人街の向かい側は、夕暮れ以降バンコク最大の歓楽街と変わります。何が行われているかは想像にお任せします。。。(笑)
また、夜間は違法な物品の取引も行われていますので、日没後はあまり近寄らない方が良いです。特に女性や、子供連れで観光するなら昼間から夕方までにしましょう。
3.タクシーに注意
この近辺で客待ちしているタクシーで、まともな運転手に会った試しがありません。ぼったくるわ、遠回りするわ、運転も乱暴だわで3拍子揃っちゃってます。渋滞もあるので、おとなしくBTS電車を利用しましょう。
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いかがでしたか?
今回はナーナー駅周辺にあるアラブ人街の面白さを紹介しましたが、実際に行ってみないとその面白さの真髄は伝わりにくいと思います。
観光の途中、休憩がてらラッシーを飲みに行くのも良いですし、バンコクに少し飽きちゃったリピーターの方も気分転換に良いと思います。
異国情緒あふれ、エキゾチックな雰囲気が楽しめるので、一度足を踏み入れてみてはいかがでしょう。
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