バンコクの中華街「ヤワラート通り」は、夕方から続々と屋台の準備が始まり、夜の7時頃になると一斉にオープンします。
人どおりも非常に多く、熱気に包まれ混沌とした街からはパワーを感じ、まさに「アジア」そのもの!
そんなバンコクのチャイナタウンの楽しみ方といえば「食べ歩き」ですね。通り沿いには一口サイズの焼売や春巻き、団子、栗などを販売する屋台が多数あり、デザートのフルーツやアイスまでフルコースで揃っているのも魅力の一つ。
そんな屋台の中でも「東南アジア」を感じられる「サテー(ムーテ)」という豚の串焼き専門店があり、地元の華人タイ人から観光客まで、超が付くほどの人気屋台!
今回は、その人気店「ムーサテー・ペンナーム」をご紹介したいと思います。
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チャイナタウンの人気サテー屋台
サテーとは何ぞや
サテーという食べ物をご存知ですか?
串に肉を刺して炭火で炙った料理で、日本の焼き鳥によく似ている食べ物です。
元はインドネシア・ジャワ島が発祥の地だそうで、現地ではイスラム教の関係で鶏肉が主に使われています。他にシンガポールやマレーシアでもよく食べられていて、人種や宗教によって使われる肉が変わるのです。
ここタイでは「ムーテ」または「ムーサテ」という名で親しまれていて、主に豚肉が使われています。ムーテの「ムー」はタイ語で豚という意味ですね。
そんなサテーを提供する屋台として、昔から多くの華人や旅人に親しまれてきたのが今回紹介する「ムーサテー・ペンナーム」です。
「ムーサテー・ペンナーム」への行き方・アクセス・場所
場所は、チャイナタウン・ヤワラート通りの中ほど。
以前の記事でおすすめした屋台「センフーチャラーム(盛鱼翅)」の次の角を右に曲がったらすぐ左側にあります。
最寄駅は地下鉄MRT「ホアランポーン」駅。ここまで徒歩でアクセスするのはかなり大変ですが、来れないこともないです。(以前チャレンジしましたが、もう全身汗だく。食事どころではなくなってしまいました・・!)
駅からタクシーまたはバイクタクシーで「上海マンション」あたりまで行き、あとは徒歩で散策しながら店まで行くのがおすすめです。
渋滞で時間はかなりかかりますが、スクンビット通り各所からローカルバスで行くこともできます。25番の赤いエアコン無しバスがチャイナタウンの真ん前まで直通しています。10分に1本くらい走っていて、運賃は一人6.5B〜8B(約20〜30円)!「旅」を感じたい人や、節約旅行の人は乗ってみてもいいかも。
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「ムーサテー・ペンナーム」は激コミの人気店!
ヤワラート通りを中ほどで右に曲がったところに差し掛かると、路上に炭火の匂いが立ち込める一角があります。ちょうど「東方燕窩」というフカヒレやさんの向かいにある屋台が、今回紹介する「ムーサテー・ペンナーム」になります。
ヤワラートは路上で調理する店が多いので、街は全体的に油煙がモクモクと上がっています。たまに「にんにく」を炒める香りがふわーっと漂ってきて誘惑に負けそうになりますが、今回は「サテー」を食べるので我慢!
そして食欲を押さえつけたまま、なんとか無事に到着することができました(笑)
まずお店に到着したら、いきなり店員さんにオーダーするところから始まります。
勝手がわからないとあたふたしてしまいます。なので今回の記事を読んで、予習してから行ってくださいね!
このお店は人気店ということもあり、店で食べるにしても、持ち帰りにしても、だいたい待ち時間が発生します。
席自体が空いていないことも多く、その場合はオーダーを済ませてから、近所でぷらぷらしながら時間を潰すことになります。
なので、最初のオーダーはいわゆる「整理券」をもらうのと同じ意味合いが含まれているのです。
こちらがメニュー。
奥の看板には、外国人用に英語メニューが貼られています。
上から順に「ムーテ・1本6B(基本1セット20本・120B〜)」と「パン・1片5B」の2品のみ。つまりオーダーで難しいことは特に無く、数量を伝えるだけです。
なのでタイ語が分からなくても、英語やジェスチャーで充分伝わると思います。
屋台で食べる時は、テーブルを指差してアピールするか、最も簡単なタイ語では「キン・ティニー」といえばOK。
ちなみに、順番待ちはテーブル待ちではなく、焼き待ちの場合が多いので、テイクアウトでも待ち時間はほとんど変わらないでしょう。
テーブルが空いたら案内されます。空席があり、他に待っている人がいなければ座っても大丈夫です。
さて、オーダーが済んだらサテーが焼けるまでじっくりと待ちましょう。
この店で「後から来た人に先に提供してる」ということをたまに見かけますが、これは順番を飛ばされたわけではありません。電話注文のお客さんも多いので、サテーが焼けた頃を見計らって取りに来たということです。
それくらい人気店なのです。
マスターはオープンしてから閉店まで、ほぼ休みなく焼き続けています。
火加減にもうるさく、炭が偏らないように途中途中で微調整しながら焼いています。職人そのもの。
次から次へと焼きあがりますが、袋詰めされてどんどん他の客さんに渡っていきます・・。
とはいえ、今までこの店に何度も来ていますが、長くても20分程度待てばありつけることができます。
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伝説のムーテ(サテー)のお味は・・?
この日もオーダーから約20分くらい待って、ようやく自分たちの分が焼きあがりました!
待っている間はスマホでもいじって、旅の写真をインスタに上げたりしていればあっという間ですね。
どーん!
こちらが、大人気・伝説のムーテです。
脂がのっていて美味しそう!
こちらが、サテーのタレと付け合わせの野菜です。串に野菜を刺して、タレにつけていただきます。
基本は20本で1セットですが、10本くらいなら交渉すれば提供してくれます(場合により)。
1本とか3本だけ交渉するとさすがに嫌な顔される気がします(笑)オーダーが詰まっていない時に、タレ無しでいいなら焼いてくれるかもしれませんが・・。
とは言っても一見大量に見えますが、2人以上で行けば案外ぺろっと食べ切れちゃいます!
それではいただきまーす!
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・おっ、肉が柔らかい!結構脂がのってるのに、思ったほどギトギト感はないぞ」
塗りダレ、つけダレとも甘みがあり、つけダレはサテー独特のピーナッツ・ココナッツカレー系の味。好き嫌いは分かれると思いますが、タイ料理の味が好きな人だったらきっとハマるのではと思います。
何といっても、ナッツ系のタレは南国感満載の味ですね!
そして、肉は柔らかくて旨味がぎゅっと閉じ込められています。
それを、串の先に玉ねぎを刺して一緒に食べると最高にうまいです!
タレと一緒に、ミニサラダが出されるので、肉と一緒に食べるのです。また、別売りの「パン(1片5B)」と一緒に食べるのも美味しいらしいです。(ここでパンはまだ食べたことありませんが・・)
ちなみに、バンコクにはムーテを売っている屋台は数多くありますが、パサパサの肉を使っている店も結構あるので、この店の人気の秘密がわかりますね!
お会計は?チップは必要?
食べ終わったら「チェック」とか、タイ語で「ゲップ・タン」と言えば通じます。
明朗会計なので、1本6B X 食べた本数になります。
20本セットなら120B、30本なら180B。
チップは特に必要ありません。
まとめ
地元の人にも、観光客にも大人気の屋台「ムーサテー・ペンナーム」
肉は柔らかく、脂と旨味が乗っていてジューシー!つけダレも南国を感じさせる甘いナッツ系なので、街の風景とも相まって旅情をそそります。
場所がヤワラートの奥の方にあるので、食べ歩きのシメや散策の途中にちょっと一休みするのにもいいと思います。
混雑して待ち時間があるときも多いですが、チャイナタウンを訪れた時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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ヤワラートの街についてはこの記事!
店舗情報
「ムーサテー・ペンナーム」(หมูสะเต๊ะแปลงนาม)
住所 屋台のため無し(ヤワラート・東方燕窩の向かい)
電話番号 086 548 4628
日本から +66 86 548 4628
営業時間 18時ごろ〜無くなるまで(だいたい21時ごろ)
定休日 月曜日・水曜日、他に祝日など(要確認)
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