先日のこと。
シーロムで人に会う予定があり、用事が終わったのは夜の8時ごろ。
この日は夕食がまだだったので、何を食べようか考えていたところ・・・一緒にいた嫁さんが「久しぶりにイサーン料理が食べたい!」と言うではないですか。
そこでちょっと考えたところ、シーロムにあるBTSサラデーン駅から2駅の「スラサック」駅近くに、以前に行った「ラープ・ウボン」というイサーン料理店があるのを思い出しました。
そして、久しぶりにこの店に行ってみたところ、改めておすすめできると感じたので、写真を添えてご紹介したいと思います。
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■目次
「ラープ・ウボン」ってどんな店?おすすめする4つのポイント
店の名前にもなっている「ラープ」とは、イサーン地方を代表する料理の名前で、豚肉や牛肉などを加熱しながら、ニンニクやハーブなと一緒に和えたもの。
そして「ウボン」とは、タイの最東端にある街「ウボンラチャタニー」のことです。美人でスタイルが良い女性が多いことでも有名(笑)
このウボン出身の店主がやっているイサーン料理店なので「ラープ・ウボン」と名付けされました。
イサーン料理ってなんぞや?という方はこちらをお読みください。
それでは、今回実際に再訪してみたところ、どんな点がおすすめできるポイントなのかお話ししたいと思います。
1.店が比較的きれい!
バンコクにあるイサーン料理店に共通するイメージとして、お世辞にも衛生的には見えない店が多いのですが、この「ラープ・ウボン」はきちんと清掃されていて比較的きれい!
なので、その分他のイサーン料理店に比べると敷居が低く感じられます。
2.メニューが豊富で選びやすい!
他のイサーン料理店だと、メニューがタイ語表記だけで写真もない店が多いのですが、「ラープウボン」では写真つきのメニューなので指差し注文もしやすいのです!
また英語での説明も付いているので、写真と合わせて見れば、なんとなくどんな料理か想像がつきます。
3.店員さんが英語が通じる!
全員ではありませんが、カタコトでも英語が通じる店員さんが多いので、辛さの注文などもしやすいです。他のイサーン料理店だと、英語の「ワン・ツー」や「オーケー」「ノー」すら通じない店もあるのです。
4.おいしくて価格もリーズナブル!
味に関しても、バンコク上位レベルです!街の中心部にある外国人向けの店とは違い、タイ人(イサーン人)向けに営業している店なので、現地人が食べる、まさに本場の味を楽しむことができます。
これだけおすすめ要素が詰まっている店なのに、メニュー価格を他のイサーン料理店と比べてもほぼ同じくらい。とてもリーズナブルなので、色々な種類を頼んでもお財布に優しいのが魅力的です。
5.BTSスラサック駅から徒歩3分の立地
イサーン料理の名店といえば、庶民が多く集まる路地裏にひっそりと佇んでいることが多いのですが、この「ラープウボン」はBTSの駅から徒歩3分という好立地!
日本人街シーロムの「サラデーン駅」からは2駅、アジアティークや屋上バーのシロッコがある「サパーンタクシン駅」からは1駅で到着です。
なので、シーロムやサトーンエリアで、駅近のイサーン料理を探しているなら間違いなくこの店です!
それでは、実際に行った時の様子を写真つきでご紹介します。
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「ラープ・ウボン」に行こう!
簡単なので間違いようがないと思いますが、初めて行く人のためにGoogleマップを載せておきます!
まずはBTSスラサック駅の「2番」出口を目指しましょう。
階段を降りたら、大通り沿いにまっすぐ進みます。
2〜3分も歩くと、このような大きな交差点にぶつかります。
左折すると高速道路のインターになっていて、ちょうどこの角を左に曲がってすぐのところに、今回ご紹介するラープウボンが佇んでいます。
店の入り口では、おばちゃんがソムタムを一生懸命作っていますね。
それでは入店しましょう!
「ラープ・ウボン」でイサーン料理の代表格を食べ尽くす
さて、この店は「ラープ」と店名に付いていますが、特にラープの専門店という訳ではありません。
もちろんラープも各種取り扱っていますが、ラープだけではなくイサーン料理はほぼ全て揃っています。
例えば、鶏肉にタレをつけて炭火で焼き上げた「ガイ・ヤーン」!
シンプルな分、焼き加減、火加減がとても難しいこの料理。
柔らかくてジューシー!
飲む人はツマミにもぴったりです。
他のイサーン料理店と比べても、肉のパサつきが少ないように感じました。
そしてこちらは、店名に冠している「ラープ」!豚のひき肉を使った「ラープ・ムー」です。
基本は辛い料理なので、苦手な人は忘れずに「ノー・スパイシー」と注文しましょう!
タイ語の場合は「ラープ・ムー・マイ・ペッ(辛くないラープムー)」と注文すれば大丈夫です。
やや酸味が効いた味付けなので、蒸し暑い夜でも食欲をそそります!
お次は、ラープ味の豚トロ「ナムトック・コームーヤーン」。
「ナムトック・ムー」は、チャーシューのラープ味和えですが、「ナムトック・コームーヤーン」とオーダーすると、脂がのった部位を使って調理してくれます。
玉ねぎとの相性も抜群に良く、たまに鼻に抜けるハーブの香りが全体の味を引き締めます。
こちらも辛いので、苦手な人はオーダー時に「ノー・スパイシー」を付け加えましょう。
そしてお待ちかね「ソムタム」!
ソムタムは色々な種類があって、日本人がタイに来た時によく食べるのは、バンコク式の「ソムタム・タイ」です。
味付けがクリアなので、クセがなくて食べやすいのが特徴。
一方、イサーン人が普段食べるのは「ソムタム・プー・パラー(プラーラー)」。こちらは魚を発酵させたイサーン独特の調味料を使っているので、臭みがとても強くて好みが分かれます・・・。
しかも「沢蟹」が入っているので、慣れていない外国人はお腹を壊す可能性が高い!
なので、短期旅行で訪れた人は、バンコク風にカスタマイズされた「ソムタム・タイ」をオーダーすることをおすすめします!
写真は、イサーン式の「ソムタム・プー・パラー(プラーラー)」です。
どちらも辛いので、苦手な人は、他の料理と同じく「ノー・スパイシー」と注文することをおすすめします。
最後に、豚のレバー和え「タップ・ワーン」。
味付けはラープと同じになります。
レバーを加熱しながら、ハーブや薬味と一緒に和えた料理。
こちらは、一番おいしく食べられると言われている、火加減70%くらいで提供されるので、しっかり加熱してもらいたい時は「スーグ・マーク」と付け加えましょう。
私は胃が慣れている上、普段から「半ナマ」が好きなので「マイトン・スーグ・マーク(加熱しすぎないで!)」とオーダー。
イサーン料理には欠かせない、もち米「カオニャオ」。
この店では、ビニールに入れて提供されます。
袋に入れたままかじっても良いですし、手で丸めて食べても良し!
イサーン料理の良いところは、テーブルマナーにうるさくないこと!食べたいように食べたら良いのです。
これがモールの中にある高級店だと、そうはいきませんので注意!
口直しのハーブ。
ラープを食べながら、ちぎって口に入れます。
もし辛さが我慢できない時は、この「きゅうり」をかじると中和されるので、早く回復します。そんな時は間違ってもコーラなどを飲まないこと!シュワシュワして大変なことになります!
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「ラープ・ウボン」をおすすめする人!しない人!
おすすめする人
1.シーロムやサトーン、サパーンタクシンに近いエリアで、本格イサーン料理を探している人!
2.何度かタイに来たことがある・慣れている人!
3.ローカルの本格イサーン料理にチャレンジしてみたいけど、なるべく綺麗めな店がいい人!
4.現地ローカル気分を味わいたい人!
おすすめしない人
1.「海外初めて」「タイや東南アジア初めて」という人!
エアコンがない店なので、それなりに蒸し暑いです。またけっこう庶民的な店なので、海外に慣れていない人だと落ち着かないかも。
屋外なので「虫」が飛んでいるため、気になる人は要注意です!
2.小さな子供づれの人!
同じく蒸し暑いし、屋内のレストランと比べたら綺麗ではありません。子供が食べられる料理も少ないです。
3.現地ローカルに興味がない人!
ショッピングモールや屋内の店で食事した方が涼しくて静かで快適です。
(1〜3)に当てはまる方は、まず「バーン・ソムタム」や「have a zeed」など、屋内でエアコン付き、ちょっと高級なイサーン料理店からチャレンジしてみるのも良いと思います。(これらの店もいずれ記事にしていきます。)
4.スクンビットやラチャダーエリアなどにいる人!
スクンビットやラチャダーエリアは、美味しいイサーン料理店が多いので、わざわざスラサックまで移動する必要がありません。
この店は夕方17:00オープンなので、昼間はクローズです!注意!
営業時間
17:00〜翌3:00
まとめ
シーロム・サトーン地区で、駅から近い庶民派イサーン料理店を探すなら「ラープ・ウボン」がおすすめ!
イサーン料理店にしては比較的きれいな店内かと思います。
また、メニューには写真が載っている上、英語が通じる店員さんも多いのでオーダーしやすいのもポイント。
味は現地人向けの本格派で美味しく、リーズナブルでお財布にも優しい!
次のバンコク旅行や出張の際、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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