前回の記事では、プーケット空港に到着後、中心地やビーチに行く交通手段にはどんなものがあるかについてお伝えしました。
旅のスタイルによって、それぞれの交通手段にメリットやデメリットがあるので、どれがおすすめと一概には言えませんが、パトンやカタをはじめとするビーチに行くなら、総合的に見ると「乗り合いのミニバス」がコスパがよくておすすめだと感じました。
今回の記事では
プーケット空港からパトンまでの移動でミニバスをおすすめする理由は?
ミニバスのチケットの買い方や乗車場所は?
料金はどれくらい?
荷物はどれくらい持ち込めるの?
降りるときはどうしたら良い?
といった内容について、実際に乗車してみた感想を元にお伝えしたいと思います。
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■目次
プーケット空港からパトンに行くならミニバスをおすすめする理由
まずは結論からお伝えしましょう!
パトンビーチにミニバスをおすすめする理由をまとめました。
1.タクシーより安い!
タクシーでプーケット空港からパトンビーチまで行く場合、運賃は800B〜と設定されています。この金額はバンコクの距離相場から考えると、なんと3倍以上!
一方ミニバスなら、運賃は1人180Bと格安で移動できます。
ちなみに、スーツケースがない人で、4人ならタクシーで割り勘するのが良いです。
また、安さよりも「楽」を優先する方は断然タクシーをお勧めします。40分くらい乗って約3000円〜なので、日本や欧米などよりも安いのは確かです。
2.荷物はスーツケース1人1つまでOK
ミニバスの後ろにスーツケースを積むスペースがあります。1人1つまで持ち込み可能なので安心ですね。
スーツケースがあると、タクシーの場合トランクに1つ、助手席に1つしか積めないので、2名までしか乗れません。3人も乗れなくはないですが、荷物を無理やり積むので、追加料金を払えと言われることもあります。
ミニバス貸切の大型タクシーになると金額が跳ね上がるので注意!6人以上ならミニバス貸切も良いと思います。
3.ホテルまで送ってくれる
パトンまでのルート上にホテルがある場合、又はパトンの指定エリア内にホテルがあるなら、ホテルがある通り沿いで降ろしてくれます。
玄関までは入ってくれませんが、目の前まで行ってくれるだけでも便利です。
4.大型バスより早い
プーケット空港からパトンやカタなどのビーチを結ぶ交通手段に「スマートバス」というものがありますが、こちらは乗客を乗せたり降ろしたりしながら走るので、時間がかかります。
また、スマートバスは常にビーチ沿いの山道をぐるっと回りながら進むので、やや大回りになります。
一方ミニバスは、途中片側3車線のバイパスを一直線に走るため早い!
パトンに近くなるまでは乗客の乗り降りがないのでスムーズ!
(行き先別に運行しているので、カタやラワイ行きも途中はバイパスを走り、目的地エリアに着くまで乗降はありません。)
バスとの差額はわずか1人30B。バスの方が約100円安いくらいです。
それでは、実際にミニバスに乗車した様子についてお話ししましょう。
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まずは予約したホテルの場所を確認してから
プーケット空港に到着したら、まず目につくのはいろいろな会社のタクシーやミニバスのカウンター。
英語で書かれているので、すぐにわかると思います。
料金はどの会社を選んでもほぼ同じ。差があっても20Bとかその程度になります。
今回私は、バンコクからの国内線を利用してプーケットに到着したので、国内線ターミナルの写真を乗せていますが、国際線ターミナルもほぼ同様になります。
受付のおばちゃんは英語が通じるので、まずは自分が乗りたい種別と行き先を伝えましょう。
私の場合は「ミニバス」「パトン」です。
今回は、パトン近くにある「Wyndham Sea Pearl Resort Phuket」というホテルを予約していたので、ミニバスの受付でホテルまで行けるかどうかを確認します。
すると・・
「OK!」の返事が!
パトンまで向かうルートは、バイパスからカトゥーという山越えルートを通り、ビーチに抜けるようで、私達が泊まる「ウィンダム」はカトゥーの山を越えた付近にあります。
なので、一番最初にホテル前で降ろしてくれるとのこと!
このように、自分が予約したホテルがルート上にあるか、指定エリア内(パトン行きならパトンビーチ付近)だと、ホテルの前まで送ってくれるので便利ですね!
大型バス利用だと、降りた場所からタクシーを交渉したりして、結局は追加で費用がかかってしまいます。
まずは自分が予約したホテル、または降りたい目的地に対応しているかどうかを確認してからチケットを購入しましょう。
ミニバスのチケットはカウンターで購入
自分が行きたい場所に対応しているならば、カウンターでチケットを購入します。
現金のみ可能、先払いになります。
このようなチケットをもらえます。
点線を切り離したら使えなくなるので注意が必要です!
3枚繋がっていて、乗車時に1枚、途中営業所で1枚切り取られます。最後に残ったのが控え兼領収書です。降りるまで無くさないようにしましょう。
行き先には「Patong」と書かれていますね。間違いがないか今一度確認しましょう。
ミニバスは時刻表がなく、乗客がある程度集まったら発車するスタイルですが、おおむね30分に1本のペースで運行しています。また国際線ターミナルに乗客がいればそちらに寄りますので、乗客は思ったより早く集まります。
チケット購入後は、担当者が呼びに来るまでチケットカウンター付近で待ちましょう。トイレに行く場合は、念のためカウンターの人に声をかけてくださいね。
3組くらい集まったところで、おじさんが呼びに来ました。
「パトーン!パトーン!」と連呼しています。
そして、乗客がぞろぞろとついていきます。
今回私達が選んだ会社のミニバス乗車場所は、エアポートバス乗り場のさらに奥、突き当たりの角にありました。運行会社によって多少違うようですが、案内係についていけば大丈夫です。
ここで10分ほど待ちます。
屋外なのでエアコンはありませんが、日陰で風が通るのでそこまで暑く感じませんでした。
運転手がどこからともなく登場して、車内に案内されます。
この時、スーツケースを指差せば、車両後部のスペースに積んでくれます。
このように、最後尾の座席は半分畳まれていて、スーツケース専用のスペースになっています。
よほど大きいものでなければ大丈夫です。サイズが心配な人は、カウンターでチケットを買う前に聞いてみましょう。
車両に乗り込みます。
座席は自由席で、助手席1名、1列目3名、2列目3名、3列目3名、4列目2名の12人乗りです。
一番後ろはかなり狭く、揺れも激しいのでなるべく前の席に座るのが快適です。
私たちは一番先に乗れたので、1列目をゲット!
車内はエアコンが効いてて涼しいです。日中は日差しが強いので、寒すぎるということはありませんでした。吹き出し口の向きを自分で調節できます。
助手席や1列目に座った場合、足を前方に投げ出すのは厳禁です!タイでは足は不浄なものとされているので、足を投げ出すのはマナー違反になります。
その場合は運転手の機嫌を損ねてしまい、荒い運転をされるかも(笑)
助手席の人は、前かがみに座らないこと!荷物を膝に乗せないこと!ドアミラーが見えなくて危険です。
それでは出発しましょう!
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ミニバス営業所に立ち寄りホテルチェック
この時の乗客は私たちを含めて5人。
空席がまだ7席分残っているようです。
なにやら運転手がトランシーバーで連絡を取り合っています。国際線ターミナルにパトン行きの乗客がいる模様。
一旦大通りに出てから国際線ターミナルに入り、追加で乗客7名を乗せて満席!
乗車してからここまでの所要時間は約10分。
いよいよパトンビーチに向けて出発です!
・・と、2分ほど走ったところで左にある建物の前で停車します。
運転手が「ホテルチェック!」と言い、バインダーを持って降りていき、代わりにユニフォームを着たおばちゃんがチケットの半券を切り取って、1人1人にホテル名を聞いていきます。
なるほど、ここで全員分のホテル送迎ルートを調べて出発するんだな・・!
なかなかいいサービスですね。
手続きに5分〜10分程度かかるので、乗客は外に出て運動したり、タバコ吸ったりして過ごします。
そして運転手が書類を持って戻り、再出発です!
パトンまでは約1時間
ミニバスは順調にバイパスを飛ばします。
運転はやはり荒いです・・(笑)とは言っても、私の場合タイ式の運転には慣れているので、なんとも感じませんが・・。初めてタイに行く人だとちょっと怖いかもしれません。
東南アジアの交通機関は、どこの国でもみんなこんなもんですね。
途中で右に曲がり、ミニバスは山道に入ります。ここはカトゥーというエリアで、プーケット島の東西中心地あたりになります。
急カーブが続く道をガンガン登っていきます。そして山道に入り10分くらいしたところで、運転手から声がかかりました。
「ミスター、着いたぜ!」
道路の反対側にある建物を指差しながら、白い歯を見せてニッと笑う運転手。
乗車してからホテルまでのトータル時間は約1時間10分。思ったより早く着きました。
運転手が降りてきて荷物を降ろしてくれます。
そして通りの反対側に立っている警備員に「おーい、あんたのとこのお客さん着いたぞー!道を止めてくれ!」と叫ぶ運転手。
そして警備員が笛を吹きながら走ってきて、片側2車線の道路をビシッと止めてくれ、ホテル側まで安全に横断させてくれました。
公共ミニバスの場合、基本的にチップは不要です。(貸切の時は、時間にもよって100-200B程度渡してあげると喜びます。)
今回宿泊したホテルはこちら!
ミニバス利用の注意点
ホテル名を伝えたとはいえ、伝達ミスも考えらるため、自分でもグーグルマップなどでチェックしながら乗車するのが良いでしょう。
日本とは違い、もし間違えてホテルを通過してしまった場合でも、戻ってもらったり、返金してもらうのは交渉しづらいです。
現地で移動中にネットを使うには
1.レンタルWi-Fiを使う。
2.SIMフリーのスマホやルーターに現地SIMを入れて使う。
3.日本の通信業者の海外ローミングサービスを使う。
の3パターンがあります。
3.の「ローミング」は、1・2に比べて高額になりますので、1.の「日本でWi-Fiをレンタルしてから渡航する」のが一番オススメです。
2.を使うためには、SIMフリーのスマホが必要になります。
ミニバスを降りてからも、レストランを調べたり、LINEで連絡を取り合ったりするのに必要なので、ネット環境を準備するのは重要なことです。
オススメのレンタルWi-Fiのリンクを載せておきましたので、レンタル方法や料金などチェックしてみて下さい。↓↓↓
まとめ
今回プーケット空港からパトン近くのホテルまでミニバスを利用してみて、思ったよりも便利で使い勝手が良いと感じたので紹介しました!
ホテルの中までは入ってくれませんが、私の場合はホテルの送迎があるので通り沿いまでで充分でした。
この区間をタクシーで移動すると800B。一方今回利用したミニバンは2名で360B。差額は440B(約1500円)です。
この差額が気にならない人なら、タクシーを利用するのが一番早く快適です。
要は、この差額440B分の価値をタクシーに見出せる人は、タクシーを使うのが賢い選択となります。
このように、それぞれの移動手段にメリットやデメリットがあるので、実際の様子をきちんと把握した上で、自分のスタイルに合わせて交通手段を選んで欲しいと思います。
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