先日の記事では、私たちが今回プーケット滞在時に宿泊したホテル「Wyndham Sea Pearl」についてご紹介しました。
繁華街のあるパトンから少し離れた位置にあるため、静かで広い部屋なのに比較的リーズナブル。
ゆったりと快適に滞在することができました。
このホテルではチェックイン時に、ホテル会員を募集していまして。
担当者「説明を1時間くらい聞くだけでも、特典がもらえるんですよ〜」
「島巡りツアーに無料で招待しますよ!」
「明日11時に迎えに行きますねっ!」
と猛アピール!
「無料特典」が豪華すぎるので、ちょっと怪しさはありましたが、押しに負けた嫁さんがオーケーしてしまったようで。
今回の記事では「応募してみた結果、その後どうなったか!?」といった内容についてお話ししたいと思います。
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「Wyndham Sea Pearl」の会員募集って?
チェックインをしている時に、ソファーで少し待つように言われた私たち。
そこに、見た感じ30代くらいの綺麗な女性スタッフが近づいてきます。
スタッフ「ご夫婦でいらっしゃいますか?」
まずはこんな感じで話しかけられます。
どうやらこのキャンペーンは、Wyndhamグループの会員募集の説明を聞きに行くと、特典としてクーポンがもらえるとのこと。
スタッフさんの美貌に鼻の下を伸ばしていると、横から嫁さんの肘がガツッと入ります。
「・・・」
・・。まずは簡単な説明を聞いてみましょう。
要点をまとめると、
1.明日別館にて、ホテル会員になるための説明がある。
2.時間にして約1時間くらい。
3.説明を聞いた結果、会員になっても、ならなくても、特典のクーポンはもらえる。
4.特典をもらうのに費用はかからない。
5.夫婦で参加するのが条件。
6.英語またはタイ語が理解できるのが条件。
その特典とは、
1.ザ・ビーチでも有名な「ピピ島」ツアー2名分
2.ヘイ島のバナナビーチ、ラチャ島ツアー2名分
3.ジェームス島ツアー2名分
4.有名ショー「プーケットファンタジー」鑑賞2名分
5.Wyndham Sea Pearl Resort内レストランの利用券3300B(約12000円分)
6.Wyndham Sea Pearl Resort内スパの利用券3300B分
を無料でもらえるというもの・・。
ここで私は気づきました。
これだけの高額特典を用意しているということは、日本でよくある「ポイントカード」的な簡素会員ではないな・・。ということは・・・高額な会員権的なやつか!?
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同意書を読みもせず勝手にサインした嫁さん
私「・・・あの・・。」
嫁「じゃあ、スパ利用券をお願いしまーす!」
スタッフ「かしこまりました!ご主人もそれでよろしいですね?」
私「!?」
勝手にサインする嫁さん。
あーあ、規約集を読みもしないで・・。どうなっても知らんぞー。
スタッフ「参考までに、クレジットカードは何をお持ちですか?」
来たー!!年収のさぐりが入った!
これは間違いなく「有料会員」の勧誘でしょ。
そんな私の心配をよそに、嫁さんが勝手に財布を見せる・・。
あーあ、タイ式「見栄っ張り」が発動してしまった・・。
その中から、アメックスゴールドを目ざとく見つけたスタッフさん。一瞬「ニヤッ」と笑ったように見えたのは気のせいでしょうか。
このスタッフさんは、営業の英才教育を受けているな・・。タイ人の心情や性格をとってもよく理解している。
スタッフ「当日、身分確認のために必ず持参してくださいね!」
聞けば、カードはあくまで身分確認のためなので、受付で見せるだけでコピーも取らないとは言っていましたが。
おそらく会員になることが決まった場合は、会費引き落としの手続きで使うのでしょう。
この時点でスタッフさんに「会費」のことについて聞いても、決して答えてくれませんでした・・。
まあいいや!参加した結果どうなるかチャレンジしてみよう!
さすがに大きいホテルでの勧誘なので、危険や違法なことは無いでしょう。
(これが街中での勧誘だったら、全力で断りますが・・ダッシュで逃げますが・・)
そして説明会当日・・
チェックインした翌日、朝10時ごろに部屋の電話がなりました。
昨日の美人スタッフさんからです。
「30分後に迎えの車を回しますねー!ちゃんと来てくれますよね〜?」
きっと心配なのでしょう(笑)当日になって「やっぱり行かない」って人もいるでしょうし。(特典は説明会の帰りに渡されるそうです)
営業さんはどこの国でも大変ですね・・。打たれ弱い私には向いていない職種です・・。
ホテルの送迎用バンが迎えに来て、別館に向かって出発です!
約5キロ離れた「カリムビーチ」にあるようです。
最初聞いていた話だと、他の宿泊客も大勢参加するとのことでしたが・・
車内には私たち2人だけ。
9人乗りのバンは空気を運んでいます。
嫁さんはここで初めて不安を感じたようです。
「大丈夫かな〜?」
知らん!あなたが勝手にサインしたんでしょうが!
まあ、問題があれば帰って来ればいいだけの話ですから。でも、もしこれが在住者ではない一般旅行者だったらきっと不安になることでしょう。
別館に到着しました!
ここカリムビーチは、高級なリゾートホテルが立ち並ぶ静かなエリア。
パトンの海はちょっと濁っていて、街自体もごちゃごちゃしていますが、カリマまで来れば驚くほど海が綺麗!
岩場もあるので、シュノーケルもできそう。(やはり離島には勝てませんが)
別館は海岸線の真横の丘の上にあるので、海が一望できるリゾートですね!
ここもなかなか良さそうです。
さて、それでは説明会とやらに参加しようではありませんか。
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結局会員にはならず。特典は・・!?
ここからは撮影不可なので、写真は無しです!
受付時にクレジットカードの提示を求められます。が、名前を確認しただけであっさりと完了。
その後エントリーシートに個人情報を記載します。
名前や住所、電話番号、メールアドレス、職業、年収・・などを記載していきます。ここで気になったのが、年収は最低5万USドル〜が応募条件らしいです。
まあいずれにしても証明することはできないので、ここは適当に答えます。
このあたりで確信しました。完璧「有料会員」の勧誘ですね(笑)
その後担当者に誘導されて、パテーションで仕切られたブースに向かいます。そこで約1時間説明を受けるのですが・・。
説明というより、完全に「プレゼン」です。気合い入ってます!
営業の原則「相手のイエスを3本取る」「相手の口から言わせる」「情報はすべて後出し」といったことを駆使して迫って来ます。
あー、昔日本にいる頃に勉強したなー。
なんてことを、懐かしさと一緒に思い出します。
話の内容はこんな感じです。
会員になれば、グループのホテルや提携ホテルを割引で予約できる。
会員は無料で部屋のアップグレードができる。
会費について何度も聞きましたが、なかなか教えて来れません。後出しを徹底しているんだなー。
そして一通り説明を受けてみた結果、私にとっては魅力的な話に感じなかったので、丁寧にお断りしました・・・。
スタッフ「では元のホテルにお送りしますね!バイバーイ」
さっさと資料を片付けるスタッフ。顔を見ると目が笑っていません。明らかに機嫌が悪そうです(笑)
タイ人はこの辺りがさっぱりしているというか、切り替えが早い・・。日本人からしたら違和感を感じるでしょう。加入しなかったからといって、さっさと追い返すなんて。ビジネスマナーとしてはクエスチョンマークが3つぐらい点灯します・・。
会費については、結局最後まで教えてくれませんでした。きっとものすごく高いんだろうな・・。
とは言え、嫁さんが欲しがっていた「ホテル内の高級スパ3300B分のクーポン」は無事にゲット!
さっそくその日のうちに予約、ありがたくクーポンを使わせていただき、無料で1時間のオイルマッサージを受けて来ました。
気持ちいいい〜マッサージ最高!
まとめ
今回は、タイで「メンバー勧誘」の特典に応募したらどうなるのか?というのを実体験してみて、結果約束どおりにスパの無料クーポンをいただくことができました!
タイでは、このようなキャンペーンを実施しているところが結構あります。
よく見かけるのは不動産やデパートのキャンペーンで、最新iPhoneやクルマがもらえるとか、ミラーレス一眼カメラをもらえるなんていう太っ腹企画。
これは不動産を購入したらクルマ1台差し上げます!とか、デパートの会員になるとiPhoneXをプレゼント!みたいなもので、これらには「契約」が伴います。
加入や契約しなくても特典をもらえるというのはあまり聞いたことがありません。
なので、今回応募した「契約しなくても特典をもらえる」キャンペーンは運が良かったのでしょう。
もしタイでこのようなキャンペーンに応募する時は
まず「母体」がどこなのか確認すること
特典を受け取る「条件」をしっかり確認すること
クレジットカードやパスポート・IDカードなどは契約時までコピーさせないこと
今回は母体のホテルがしっかりしていたので、そこまで不安なくチャレンジしてみたのですが・・、そうでない場合はちょっと怖いですけどね!もしかしたら悪徳商法かもしれませんし・・。
これらの結果を踏まえて、もし旅行中にこのような「お誘い」があった時の参考にしてもらえればと思います!
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