前回の記事では、タイに移住したらおそらくぶち当たるであろう3つの壁について紹介しました。
多くの海外移住者がよく語るように、その壁は時期と形を変えて何度もやってきます。移住先によって、また個人差があるにせよ、おそらく最初に当たるであろう壁は「言葉」だと考えます。
実際に私がそうでした。
初めの頃は、何をするにもタイ語を話せる日本人の友人を頼っていましたし、むしろその友人がいないと何もできないような状態でした。
在住9年目の今考えると、かなり無茶なことしてたんですよね。非常に恐ろしいことですね(笑)
でも大丈夫です!心配いりません。
今から述べることを実践していけば、きっとすぐに乗り越えられますから。
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タイに移住して感じる言葉の壁を乗り越える方法
タイに住むということは、当然ですが日本にいた時とは環境が異なりますね。文化や食べ物、言葉や人付き合いなど「すべて」変わってしまい、戸惑うことも多いでしょう。
人間は一人で生きていくことは不可能ですから、タイに着いたその日から、現地の人と何かしらのコミュニケーションをとる必要が出てきますね。
では、そんな言葉の壁を乗り越える方法とはなんでしょうか?
まず第一に、ズバリ「楽しむ」ことだと思います!
滞在初期であれば、タイ語を話せなくても何とかなります。そして、文字も読めなくて大丈夫です!
別にタイ語や英語の試験を受けるわけではないんですから、あまり肩肘張らずにリラックスしましょう。
言葉なんて、要は「コミュニケーションツール」であって、道具の一つにすぎません。
まずは「あー、ついにタイに来たんだなー」とか、「念願の移住が叶ったぞ!」など、移住に至るまでの経緯を振り返りながら自分を褒めてみましょう。
そして、これから始まる「楽しいタイライフ」をいろいろ想像しながら、夢を膨らませていきましょう。
リラックスできて、自然と笑顔になってくるはずです。
ほら、できたでしょ?
この「笑顔」でいることこそが第二ポイントなのです。
タイは微笑みの国という代名詞を持つことで知られていますが、その言葉通りタイ人との最強コミュニケーションツールは「笑顔」以外にありません!
断言します。
私はタイ語がほとんど分からない頃、この「笑顔」と片言のタイ語の単語だけで何とでもなっていましたから。
実際にタイ旅行の際にも試してみてくださいね。
そして重要なポイント「事前準備をすること」です!
では、どういうことか解説していきましょう。
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移住後、言葉の壁が出てくること
住居の契約
まずは住むところの確保。
ホテルにずっと暮らすわけにもいきませんから、どこかコンドミニアムやアパートなどを借りる必要が出てきます。
この時に大家さんと話をしたり、書類を書かなくてはいけませんが、基本はタイ語になります。
ただバンコクの場合外国人も多いため、英語の書類を出してくれる場合が多いです。
また、よほどローカルなエリアでなければ大家さんは英語が通じることが多いので、片言の英語でもある程度は対応できるでしょう。ただし、入居に関する大事な注意事項を聞き漏らしてしまった場合、後々トラブルに発展しかねないのでわからない単語はスマホで調べるなどの行動が必要です。
ネットの契約
住居を確保することができたらまずは一安心ですね。タイの場合、水道や電気は大家がすでに契約を済ませているパターンが多いので、ほとんどの場合で入居後ブレーカーを上げればすぐに使えます。
しかし、いつまでもフリーWiFiに頼っているわけにもいきません。
自室のWi-Fiやネットがあれば利便性は飛躍的にアップします。
こうなるとネットを自分で契約しなくてはなりませんね。
コンドミニアムやアパートごとに契約会社が決められているパターンもあるので、大家さんや管理事務所で聞いてみましょう。その場合やはり言葉の壁が出てきます。
バンコクでしたら英語が通じることもありますが、契約書を記入したり必要書類を用意したり、初めは何かと苦労すると思います。
お買い物
移住して、住居まで確保できたら今度は買い物に行かなくてはなりませんね。新生活ですから、いろいろなものが必要になってきます。
ここでネックとなるのは家電製品ですね。コンドミニアムの場合家電は備え付けの場合が多いので、買う必要がありませんが、アパートの場合はテレビ、DVDプレーヤー、冷蔵庫くらいは必要になりますね。また女性の場合はドライヤーなども必要になると思います。
製品の性能やスペックなどを特に気にしないのであれば、買うだけなら英語もタイ語も特には必要としません。日本のメーカー品が多く出回っているので、それを選んでおけばまあ無難といえますね。
問題はこれから。
冷蔵庫を買ったとして、どうやって部屋まで運ぶんですか?ということ!
配送するにも、コンドミニアムの住所や行き方の説明が必要になります。
事前に大家さんにコンドミニアムの住所をタイ語で書いてもらって、常に持ち歩くなどの工夫が必要です。
帰りのタクシー
お買い物が終わって、両手に荷物があるならなるべく電車は乗りたくないですよね。
こんな時は、運賃も安いのでタクシーの利用をお勧めしたいのですが、タクシーの運転手で英語が通じる人はなかなか見つかりません。
ワンツースリーやストップなど、簡単な英単語すらわからない人も多いのです。
観光地から乗るタクシーはそれなりに外国人慣れをしているので英語が通じる運転手もいますが、ローカルエリアからの乗車となると困る人も出てきそうです。
住所をタイ語で言わなくてはなりませんし、コンドミニアムやアパートはホテルと違って、目印の看板が付いてないこともあります。
簡単なタイ語を覚えるまでは、うまくジェスチャーも交えて伝える必要があります。
ご飯の注文
写真つきメニューがあるレストランなら指差しで注文できますが、そうでない場合ジェスチャーや英語で伝える必要があります。しかしローカルエリアの食堂では英語が通じないこともありますので、片言でもいいからタイ語の単語を覚える必要があります。
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ちょっとした工夫で言葉の壁を乗り越える
先ほど述べたように、伝えるべきことがあらかじめ予想できる時は、事前に「タイ語で書いた紙」を用意しておくのが便利です。例えばコンドミニアムの住所は何枚か用意しておくのをお勧めします。
買い物の配送先を書く時
タクシーの行き先を伝える時
友人に住所を伝える時
何かの手続きをする時
必ず必要になるので、複数枚書いてもらい、財布の中にでも保管しておきましょう。
そして、どんな時にも便利なのがこれ↓
私が滞在初期の頃非常に助けられた本で、常に持ち歩いていました。
すでに持っている人もいるかもしれませんが、移住に限らず、旅行でも非常に重宝する一冊です。
絵で会話がうまくまとめられていて、ページの指をさすだけで相手にタイ語で伝えることができるもので、滞在初期のコミュニケーションには欠かせないアイテムですね。
小さいサイズなのでカバンの中に入れても邪魔になりませんし、最近ではKindle版も販売されています。
まずは、滞在初期の3か月を楽しく乗り切りましょう。
タイ語初心者の人はこれがオススメ↓
いろいろな本を試しましたが、発音から文法まで一番わかりやすく載っています。
CDも付いているので、移動中の車内で聞き流すだけでも少しずつ耳が慣れてきます。
まとめ
最初の壁「言葉」を乗り越えるのに必要なポイント
1.まずは新生活を楽しむこと!
2.常に笑顔でいること!
3.ちょっとした事前準備をすること!
滞在初期はこれだけ頭に入れておけば、とりあえずは何とかなります!
そして楽しく過ごしていると、自然とタイのいろいろなことに興味が出てくるでしょう。その時にタイ語が話せたらもっと楽しいだろうな〜という気持ちになったら、そこで初めて勉強すれば長続きします。
初めから「タイに住む以上タイ語を勉強するべきだ」「タイ語が話せないならタイに住む資格はない」などと「こうあるべき」論で考えてしまうのはどうかと思います。
確かに「べき」論は正論なのですが。。。
しかし移住者本来の目的は「タイ移住を楽しむ」ことであって、「タイ語のプロになる」わけでもないし「タイ語検定の試験を受ける」ことでもないですよね。(仕事でタイに来ている方は別です。一刻も早くタイ語を覚えるよう頑張ってください)
人間は「興味」があることに対しての学習効果は、興味がないことに対するよりも高いです!
実際、私自身がそうでした。
初めから語学が目的でないのなら、楽しみながらいつの間にか身につける方が効率が良いです。
これをあまり深く考えすぎてしまうと、せっかくの新生活がつまらなくなってしまい、言葉を覚える気力がなくなってしまい悪循環です。そしてタイ語がなかなか身につきません。
重要ポイントです!
自分の学習能力を信じてあげましょう。
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いかがでしたか?
今回は、タイ移住者が初めに乗り越えなくてはならない「言葉」の壁について説明しました。
せっかくタイに住むのですから、言葉も覚えた方が楽しさが数倍になります!
そしてどうせタイ語を覚えるのなら、楽しみながら覚えた方が絶対良いに決まってます。
移住を検討している人の参考や不安解消になってくれれば幸いです。
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