こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
タイに旅行に行った時、また移住したばかりの時、皆さんは買い物ややタクシーに乗る、道を聞くなど、現地の人とコミュニケーションを取ろうとしたら何語で話しかけますか?
もしタイ語が分からない場合は、ほとんどの人が英語で話しかけますよね。
あまり英語が得意でない人は、カタカナ英語で「エクスキューズミー」から始まって、ジェスチャーを交えながら「ハウマッチ」や「ゴートゥー ヒヤ プリーズ」なんて言うのではないでしょうか。
私も実は英語があまり話せず、タイに移住当初は最低限の中学英語くらいでなんとか乗り切っていました(笑)なので、相手が流暢な英語で返してくると、20%程度しか聞き取れませんでした。
そしてせっかく教えてくれているのに、分かったふりをして、「オー、サンキュ」なんて笑顔でお礼を言って強制終了してしまうことも多々ありました。
ある日、こんなんじゃつまらない!もっと地元のタイ人と話して仲良くなりたい!と思い、英語やタイ語を少し頑張って身につけようと、ネットで調べたり、本を読んだりして勉強し始めたのです。そして数ヶ月後には英語もタイ語も、日常で困らない程度には上達させることができました!
その後も勉強を続けて、1年が過ぎた頃には日常的なタイ語会話はマスターすることに成功しました。
ちなみに、私は約10年前にこの方法を使い3か月程度で、日本にいながら韓国語の日常会話もマスターして、最近ではマレー語も少しずつ覚えてきています。独学なので費用はもちろんタダ!
さて、今回は私が実践したタイ語の勉強法で、発音が面白いほど身につく簡単な方法をご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
タイ語の勉強
はじめにお断りを入れさせてくださいね。
外国語の学習法には数多くの方法があり、その人との相性もあります。どれが優れていて、どれが良くないとかはその人次第になってくると思います。
私のオススメする方法があなたにぴったり合うかどうかは分かりませんが、実践してみる価値は大いにあります。なぜなら、通常の勉強法と並行しながら、余分な時間をかけずに自然と身につける方法だからです。
また、タイ語の勉強において「タイ文字」は、いつかは勉強するべきだと思います。発音記号として機能しているので、文字を覚えたら発音の裏付けができて上達するからです。
ただ、とっつきづらい文字なのはわかります。私もそうですから(笑)文字に関しては文が少しでも長くなると頭が痛くなります!
なので、文字の勉強が障害になって、タイ語会話習得の楽しさが奪われてしまうくらいなら、文字の習得は後回しでもいいんじゃないか?という考えです。
まずは環境づくり!覚えるための重要なポイント2点
タイ語は簡単か?難しいか?
ざっくりと結論から言いますね。
タイに興味があって、タイ人と積極的に話してみたい!と思っている人にとっては「簡単」に感じると思います!
仕事で必要とか、試験を受けなくてはならないなど、必要にせがまれて覚えなくてはいけない人にとっては「難しい」と感じるのではないでしょうか。
つまり自分のモチベーションがかなり影響するのが外国語の勉強です。
これは英語でもフランス語でも外国語の習得には同じことが言えると思います。
1.あなたの脳みそ自身が楽しみながら勉強しているかどうか
まずタイ語を話せるようになった自分をイメージしてみてください。タイ人と会話が成立して、相手が喜んでいる姿を想像して、ワクワクしませんか?
または、仕事で仕方なく勉強している人も一度イメージしてみてください。
タイの取引先の人に「あなたタイ語上手ですね」と褒められたら嬉しくないですか?タイ人の部下に「〇〇さんタイ語話せるんですね、びっくりしました」と言われたらまんざらでもなくないですか?
まだタイ語の勉強を始めてから日が浅かったら、とりあえず挨拶や自己紹介くらいでもいいんですよ。旅行なら、挨拶と数字くらいでもいいんです。
それが相手に伝わった時の喜びをイメージすると、脳みそが喜びます。
脳みその機嫌がいいと、その後のインプットがスムーズになります。
うちの嫁さんも機嫌がいいと、その日がずっとスムーズになります。これと一緒ですね(笑)
まずは、自分の脳みそのご機嫌取りから始めましょう。
2.タイ語に脳と耳を慣らすための環境
環境とは、タイ語をスムーズにインプットする環境のことです。分かりやすく言うと、タイに住んで、タイ人とだけ一緒にいるのが一番いい環境です。
逆に一番悪いのは、日本にいて、日本語の大声が聞こえる環境です。
外国語を勉強するって、結構集中力がいるんです。
私がいまだに苦戦することがありまして、それはタイ人と日本人の友人と一緒に3人以上で会話するパターンです。
タイ語を話している時はタイ語の脳みそになっているので、日本語の脳みそに切り替えるには、ワンテンポ必要なんですよ。
嫌なのは、日本人と日本語で話している時に、横からタイ語でかぶせてくること。またはその逆。
それをされると数秒間脳がフリーズします(笑)
つまりタイ語の勉強中も一緒で、日本語の雑音が大きいとタイ語の勉強がしづらいのです。
日本にいながら勉強するなら、静かな部屋か、タイ語の曲やラジオでも流すか、タイ料理屋にでも行くか(笑)
これホントです!
スポンサーリンク
簡単にタイ語を上達させる方法
タイ語を勉強する環境が整ったら、いよいよ本題に入りましょう。
簡単にタイ語を上達させる方法とはこれです!
「ものまね」
これはタイ語に限らず、中国語や韓国語など外国語の習得全般で有効なワザです。
なぜ、ものまねが有効なのか?
一つずつ見ていきましょう。
1.声調
タイ語には「声調」というものがあります。分かりやすく言えば音の上がり下がりですね。そして、日本語には無い発音、カタカナでは表現できない子音で止める音などがあります。
カタカナでは同じ表現なのに、声調を間違えたり、ちゃんと教えた通りに発音しないと、全く意味が違ってしまうんです。
この辺りの理屈は、日本人にとっては頭では理解しづらいと思います。
日本語の場合、単語の組み合わせによってコロコロと声調が変わりますよね。または、友人同士でおしゃべりの途中ふざけて、わざと声調をでたらめにすることもあります。
それでも日本語の場合は意味が通じるのです。
分かりやすく例に出しますね。
新幹線の駅で「新大阪」って読めますか?声に出して読んでみてくださいね。
次に「大阪府」って読んでみてください。
恥ずかしがらず、ちゃんと声に出してくださいね!
違いはわかりましたか?
「新大阪」と発音する場合、「おお」から「さか」にかけて下がる声調になりますよね。
これが「大阪府」と発音する場合、一つ目の「お」より二つ目の「お」の声調の方が上がりませんか?
あなたは、「新大阪」って正しい発音で読めましたよね?これはいつ誰に教わったんですか?
おそらく、何回も聞くうちに自然と身に付けましたよね?
私は「言語」というのはこのように自然と身につけるというのが一番効率が良いと考えます。
タイ語は日本語と違い、勝手に声調を変えてはいけない言語です。一つ一つ声調を確実に覚えなくてはいけません。なので、頭だけで勉強して全て覚えていくのはかなり難しいことです。
しかしタイ人が発音する「ものまね」していけば、いつの間にか自然に声調が身につきます。
声調や発音を覚えるには「ものまね」一番有効です。
2.音楽性
これは私の感覚ですが、タイ語って声調があるので「音楽」に近い言語だと思うんですよね。
みなさんカラオケは行ったことありますよね?カラオケが嫌いでも、1度くらいは鼻歌くらい口ずさんだことがあると思います。
例えばカラオケに行った時「この人歌上手いな」って感じる人って、改めて思い出すと、本家の歌手が歌うのとそっくりに歌っていません?
声の質や震わせ方、顔つき、人によってはマイクの持ち方や振り付けまで(笑)
こりゃ上手いって思うわけですよ。本家の歌手と同じ歌い方してるわけですから。
本家の歌手と同じ歌い方ということは、CDで聞く曲とその友達が歌う曲と、声調や発音が全て一致しているということですね。
私はタイ語も同じだと気付きました。
声調や発音をずらしてはいけない言葉の勉強をするなら、ものまねから入るのが一番です!
私の場合は、声の質や声の高さ、表情や顔つきまでものまねから入ったので、初心者の頃でも「タイ人かと思った」とよく言われ、タイ人からこう言われるのが嬉しいのでもっと勉強するという好循環になりました!
3.リズム性
タイ人はダンスが好きなラテン気質のある人種だと思います。生まれながらにしてリズム感があるような人が多く、タイポップスの曲もリズミカルなものが多いです。
タイ語も同じで、ポンポンポーンって感じでリズミカルに話すと美しく聞こえ、より相手に通じやすくなります。
日本語にはあまりない感覚ですよね。
日本人が馴染みのない「リズムを刻むような話し方」を習得するには「ものまね」が一番です!
スポンサーリンク
ただ真似するだけでは伸びない
まずは真似することから始めるのが、上達の近道です。これは私が実践してきたことなので間違いありません。
しかし、ただずっと真似するだけでは「発音」はとても上達しますが、単語力や文法や伸びません。
真似することと並行して、単語を一つ一つ覚えていくとか、いろいろな言い回しを覚えるとか、堅実な努力は当然ですが必要です。そうしないと、ある一定のところで成長は止まってしまいます。
たまにですが、仕事の時やゴルフの時、タイ在住が長い日本人がタイ人と会話しているのを聞いて、文法や単語力はあるんだけど、いまいちタイ人に通じていないな?という人に会うこともあります。
理由は簡単です。
声調がずれているから。
リズムが悪いから。
発音がカタカナに近いから。
さっきも言いましたように、タイ語は発音が命です。
非常にもったいないなと思います。私が知らない単語や表現方法をその人はいっぱい知っているので、「ああ、きっと一生懸命努力して勉強したんだな」というのはすごく伝わります。
この人がもし「ものまね」勉強法を取り入れたら、すぐに国際会議レベルの優秀な通訳者にでもなれそうな勢いなのに、と感じたりします。
私がそこまでの単語力がないので、余計にそう感じるのです。
まずはものまねから初めて「発音が通じる楽しさ」を体で覚えて、やる気を持続させながら学習効果を増幅させようというのが私がオススメする勉強法です。
移動中にタイ語の学習本についているCDを毎日聞き流す、そして何度も真似をするというのも非常に効果的です。
そして何より大事なのは、覚えたての言葉をタイ人に対して使ってみるということですね!
注意点
この勉強法には一つ大事な注意点があります。
タイ人のタイ語を真似するとしたら、水商売系の人の話すタイ語はなるべく避けたほうが良いです。
理由として、彼ら(彼女ら)が話すタイ語はかなり粗野で乱暴な言い回しや言葉づかいをしていることが多いのです。それが地方出身者の場合、方言や訛りが混じっていて、標準タイ語の発音とは異なるためです。
決して彼らを差別する意味はありませんが、現実タイで就職や起業する場合、または将来目上のタイ人と話す機会がある時に、もし悪い言い回し方で覚えちゃったタイ語だとそれだけであなたが損してしまいます。そして、どこでそんな言葉を覚えたんだという話になり、あなたの交友範囲が一発で分かってしまいます。
タイは階級社会なので、学歴もあってそれなりの格もある人だと、品のないタイ語を話す人には返事すらしてくれないこともあります。
今後就職や起業するためにタイ語を覚えるなら、語学学校などで基礎を学び、先生のきれいなタイ語を真似して、キチンとした標準タイ語を覚えることをお勧めします。
ただし、これはあなたが覚えたタイ語を将来どう使うか、どんなタイ人と付き合うかによって変わります。特にタイで就労するつもりがなく、今後も観光で来るだけならそこまで気にする必要はありません。
マッサージのおばちゃんやレストランの店員さんなど、観光で接するタイ人と仲良くおしゃべりするだけなら、単にコミュニケーションをとるだけなので、難しく考えなくても大丈夫です!
私が移住初期の頃使ったオススメの本
—–
いかがでしたか?
ものまねで簡単に上達するわけないじゃん!と思う人がいたら、騙されたと思って3か月くらい続けてみてください。
その頃には絶対に「タイ人に通じる発音」になっていますから!
私はいまだにものまね法で発音の勉強を続けています。ぜひ試してみてくださいね。
私がオススメするタイ旅行で大活躍する本!
コメントを残す