こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
私が初めてタイの味と出会ったのは、今から20年近くも昔。高校生の頃でした。近所にあったアジア系の食品店で、見たこともない怪しい文字が並ぶパッケージのインスタント麺を見つけ、試しに買ってみたのが始まり。
この時買ったのは「トムヤムクン味」のインスタント麺。この酸っぱくて辛〜いスープに病みつきになり、すっかりハマってしまったのを今でも覚えています。
今回は、タイ旅行での楽しみの一つ、「タイ料理」についてお話ししたいと思います。
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地域によって特色のあるタイ料理
一口にタイ料理といっても、数え切れないほど種類があります。地域によってもそれぞれ特色があり、味付けも異なるのです。日本料理も地域によって特色があるのと同じですね。
では、まず地域別に見ていきましょう!
中部
はじめに中部から。バンコクを中心とした中部エリアは、タイ全土の料理が集まっています。
それぞれの地域のオリジナル料理もありますし、辛さを抑える、調味料を変えるなど、絶妙にバンコクナイズされた味付けもあります。
オススメは、上記の「トーッ マン クン」。海老のすり身を揚げたもので、香草系は基本入っていないし、全く辛くないので、日本人の味覚にもよく合います。
定番「トムヤムクン」との相性も良いですよ。
トムヤムクンを始め、各種料理は「辛くしないでね」と言えば、唐辛子の量を減らしてくれるのでご心配なく!
その場合「ノー スパイシー」と英語で言うか、タイ語で「マイ ペッ」と言えばOKです。
他にはタイ風焼きそば「パッタイ」、鶏の手羽揚げ「ピッ ガイ トーッ」も食べやすいです。
北部
北部は隣国ミャンマー、そして西方のインドからの商人、北は中国からの商人の影響を受けた食文化が発達しています。北部で有名な都市は、北方の薔薇の異名を持つ「チェンマイ」さらに北へ続く「チェンライ」などが当てはまります。
「カオソイ」はココナッツ風味のカレーヌードル。基本的には辛くないので、ココナッツが苦手でなければ食べやすい一品です。全体的に素朴な丸みのある味付けが特徴の北部料理。
東北部(イサーン)
タイで食べる料理の中では一番強烈で、好き嫌いが分かれるのがこの東北料理(イサーン料理)。
タイでは東北部のことをイサーン地方と呼びます。
もともとラオスの領土だった歴史を持つイサーン地方では、バンコクやタイの他の地域とは少し変わった食文化を持ちます。薬草・香草をふんだんに使った料理は独特の風味があり、「胃腸に良い」「神経に良い」などの効能も持ち合わせるようです。
また、イサーン料理は油を加えて調理することがほとんどなく、素材そのものの油分だけで調理するため、とてもヘルシーですね!
青パパイヤのサラダ「ソムタム」は、実はこのイサーン地方が発祥です。
現地オリジナルのソムタムは魚を発酵させた「パラー」(正確にはプラーラー)という調味料を使いますが、バンコク人向けにカスタマイズされたソムタムは、「ソムタム タイ」として名前も味付けも異なります。
どちらも美味しいのですが、オリジナルの方は「激辛」なうえ、生の沢蟹が入っているため、胃腸が慣れないうちは多分お腹を壊します。まずは辛さ控えめで沢蟹の入っていない、バンコクナイズされた「ソムタム タイ」から始めてみましょう。
他には、写真を載せた鍋料理「チムチュム」も定番です。夜のイサーン屋台や食堂に置いてある、茶色の壺が目印です。
これだけ聞くと、イサーン料理は日本人の口に馴染まないんじゃないかと思う人も多いかもしれませんが、実はちゃんとあります!隠し玉が!
その名は「コームーヤーン」!
タレに漬け込んだ豚トロを炭火で炙ったもの。
非常にシンプルな料理ですが、店によって秘伝のタレが違うんです。付属のソースは辛いので、要注意。ソースなしでそのままつまんでも美味しい!
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南部
最後に、タイ南部の料理をご紹介します。
プーケットやサムイ島、パンガン島、ピピ島など、ビーチリゾートが豊富な南部地方。南北に長いタイの南部に位置するこのエリアは、マレー半島のほぼ中間地点にあたる場所。昔からマレーシアとの交易が盛んで、隣国マレーシアとタイ料理の良いとこ取りをしたような味付けが多いです。
日本人の間で、今やタイ料理の代表格となったグリーンカレー「ゲーン キヤオ ワーン」は、元々タイ南部が発祥の地です。南部地方は、カレー系の料理が多く、グリーン以外にもレッド、イエローなど数多くあります。
日本のテレビ番組でも取り上げられた「マッサマンカレー」もタイ南部のものですね。
ココナッツミルクの味わいと、バジルの風味が絶妙に交わっています。
実際に南部地方に行けば、他にも数多くのカレーが楽しめるんですが、ひとつ問題が。。。
それは、ほぼすべての料理が「スーパー激辛」なんです!
タイで一番(世界で一番とも言われる)辛い料理たち。果たして食べられるだろうか。。
参考までに、日本人の友人が以前試したところ、スプーンにちょっとつけて味見しただけで、顔を真っ赤にして咳き込んでしまうほど。。
私ですか?
私はもう慣れました!元々辛いものが好きだったのもあり、タイに住み始めた頃から現地向けの辛さで毎日タイ料理を食べ続けましたからね!
ちなみに、バンコクのレストランで食べる南部料理は、地方のレストランより辛さは控えめですし、初めから「辛くしないで」と注文も可能です!
また南部にあるレストランも観光客が多いところは、オーダーする時に伝えれば辛さ控えめに作ってくれるので大丈夫!
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いかがでしたか?
タイ料理の各地の特色をまとめてみました。
旅行の際に参考にしていただければと思います!
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