昆明からの寝台列車で成都駅に到着した私たちは、休む間も無く次のミッションに移ります。
「ホテルにチェックイン」
「バスのチケットを購入」
前回の記事はこちら
翌日の午前中、バスで東チベットの入り口「康定(カンディン)」・チベット名「ダルツェンド」の街に移動する予定。
なので、そのバスが発着する「新南門バスターミナル(新南门汽车站)」付近に宿を取りました。
まずはホテルにチェックインして、その後すぐに徒歩でバスターミナルへ行きチケットを購入する。
これが本日のミッションです!
今回の記事では、成都駅(鉄道駅)から新南門バスターミナルへ地下鉄でアクセスする方法についてお伝えしたいと思います。
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成都駅は地下鉄の「火车北站」と繋がっている!
成都の長距離列車の駅は市内に何箇所かあり、私たちが乗った昆明からの寝台列車は街の北寄りにある「成都駅」に到着。
いわゆる古くからある成都駅ですね。
日本・地元の横浜で例えると、横浜駅、新横浜駅のような感じで使い分けられているので、自分が乗車する列車が、どの駅を発着するのかを事前に調べておく必要があります。
今回私たちが降り立った「成都駅」は、地下鉄「火车北站」と接続されていて、市内中心地からは約10分でアクセスすることができます。
成都は地下鉄がよく整備されていて、市内の主要な場所はほとんど網羅されています。
(googleマップは中国対象外なので、数年前のまま更新が止まっています。現地で主流の「百度地図」なんかをダウンロードしておきましょう。)
今回私たちが利用する「新南門バスターミナル」は、地下鉄新南門駅直結!
なのでこれを使わない手はありません。
ここからは、私たちが実際に新南門まで利用した際の感想なども織り交ぜながら、写真つきで紹介していきますね。
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成都から新南門まではわずか4元(約70円)!
地下鉄網が発達している成都は、ほとんどの場所にアクセスできると先ほどお伝えしました。
これは都心部の路線図を分かりやすく拡大したものですが、これ以外にも多くの路線が走っているのです。
グーグルマップだと、残念ながら数年前のまま更新が止まっており、古い情報しか出てきません。
なので中国のマップなら「百度地図」を参照しましょう。
今回「成都(火车北站)」から「新南門」までは2ルートの利用が可能。
1つは青線で「省体育館」まで行き、ピンク線で「新南門」まで行く方法。
もう1つは水色線で「驷马桥」まで行き、ピンク線で「新南門」まで行く方法。
どちらも大して変わりませんが、私たちは先に乗り場を見つけた「青線」経由で行くことにしました。
運賃はどちらでも4元。
乗り換え時間も含めて約30分で到着。
実際に使ってみましたが「安い!」「分かりやすい!」「乗り換えもエスカレーターつきで楽!」と3拍子揃っていてかなり使える成都の地下鉄。なのでおすすめできます。
それでは移動の様子を写真つきで見ていきましょう!
まずはチケットの購入と荷物検査
成都駅では、A1階段が便利。上下ともエスカレーターがついていて、スーツケースがあっても楽チンです。(全部の駅に設置されている訳ではありません!注意!)
昆明の地下鉄や長距離列車の駅とは大違い・・。
チケットは券売機で購入できます。
タッチパネルになっているので、降りたい駅をタッチして、お金を投入したらチケットが出てきます。
最後に「現金支付」というボタンを押さないと購入できないので注意!
現金の他には「We Chat Pay」などが利用できるようです。
成都らしく「パンダ」柄のチケット。
可愛いですね・・!
ICチップ入りなので、これを自動改札機にタッチして入場、降りるときは改札機の差込口に入れて回収します。
再利用可能なので、日本の紙の切符よりもエコですね!
さて、次はおなじみの荷物検査。
テロや犯罪防止のため、中国の地下鉄では荷物検査を実施していまして、空港と同じようなX線の機械に荷物を通します。
主な持ち込み禁止品は「危険物」「刃物」です。この時また「シェービングスプレーの缶」と「使い捨てカイロ」について質問され、ジェスチャーで説明しました・・・。
持ち込み自体は可能ですが、質問対象になります。
また開封済みの液体物は、なんかの機械を当ててチェックされます。これも持ち込み自体は可能です。
ここまで済んだら、改札を通り、ホームに降ります。
まずは「省体育館」駅を目指すので、1号線に乗車です!
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綺麗な成都地下鉄の車内、乗り換えも分かりやすい!
まだ新しいためか、車内も駅構内もとても綺麗!
清掃もしっかりされていて、嫌な匂いも感じませんでした。
至って普通の車内。
日本違う点は「ホームドア」完備な点、「網棚」が無い点、中央に手すりがある点でしょうか。車幅もやや小さめな気がします。
10分ちょっとの乗車で「省体育館」駅に到着!
ここでピンク色の3号線に乗り換えです。
駅名の横に「○号線」と書かれているのと、完全に色分けされているので、乗り換えも分かりやすいです!
日本の大都市の場合、乗客(常連客)の利便性を追求したあまり、各社の相互直通運転が多く、初めての人(一見さん)だと乗り換えが分かりにくいですよね・・?
慣れれば便利なのですが、ただでさえ言葉が不自由な外国人だと、特に東京で地下鉄を乗りこなすのは結構至難の技だと思います。(マレーシア人の友人が嘆いていました)
その点成都の地下鉄はシンプルで、実に使いやすい!(日本人からしたら漢字表記なのも分かりやすいポイントです。漢字圏ではない人だと???となるかも。)
ここもエスカレーターがついていてラッキー!
注意点は、出口の階段と、乗り換え階段が、駅によっては専用になっていて、必ずしも一致しないこと。これは標識をよく見れば簡単に解決されます。
次は3号線で目的地の「新南門」へ行きます。
ピンク色の乗り換え案内を頼りに、通路を進みます。距離にしたら約50m程度でしょうか。
至る所に乗り換え案内が出ているので、初めてでも迷うことなく利用できます。
私も初めて利用しましたが、こんなにスムーズに行くとは思わず、自分でもびっくり。
ここでもエスカレーターがありました。
ホームには、それぞれどちら方面に行く電車か、全駅が掲載されていて、本当に分かりやすい!
東京のように〜○○方面、〜○○行きだけ書かれていて、あとは路線図を自分で調べて照らし合わせる方式だったら、きっと迷っていたでしょう。
ちなみに車内は飲食禁止になっています。持ち込み自体は大丈夫です。
上海、昆明、そしてタイ・バンコクの地下鉄でも同様ですね。逆に携帯での通話はOKです。ここは日本とは違うところ。
無事に新南門駅に到着しました!
トータルでの移動時間は、成都駅でのチケット購入から計算して35分。乗り換えは1回。
バスターミナルに行く場合は「C」出口を目指します。直結なので便利!
私たちは一旦ホテルにチェックインをする予定なので、違う階段から地上に上がりました。
まとめ
初めての人でも分かりやすく、便利で使いやすい成都の地下鉄。
今回は長距離列車が発着する「成都駅(火车北站)」から、バスターミナルがある「新南門」駅までを地下鉄で移動する方法について、写真つきで解説しました。
タクシーと違い行き先を伝える必要もなく、渋滞もなく、乗り換えもスムーズで、なんと言っても1名4元(約70円)でアクセスできるので、節約派の人にもぴったりの移動手段です。
成都駅から新南門は多くの旅人が利用するルートだと思います。これから新南門バスターミナルに行く人、成都〜東チベットのバス旅行を計画中の人の参考になれば幸いです。
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