北タイ・チェンライ県にあるチェンコーンは、メコン川対岸にラオスを望む国境の小さな町。
近郊には名所「ゴールデントライアングル」もあり、陸路で東南アジアを旅する人にとっては外せない通過ポイントでもあります。
以前何度か訪れたことがある私たちですが、今回も北タイーラオスを周遊する際に立ち寄り、2年前に利用したホテル「チークガーデン」に宿泊することにしました。
前回はメコン川が見える特別室「デラックス・リバービュー」に宿泊しましたが、今回は一番安い一般室「スタンダード」に泊まってみたところ、お値段のわりに快適で十分おすすめできると思ったのでご紹介します。
実際に宿泊した時の様子を、写真を添えてお伝えしたいと思います。
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■目次
チェンコーンのホテル「チークガーデン」は超コスパ
このホテル「チークガーデン・リバーフロントホテル」には2018年に宿泊したことがあり、その時は露天風呂つきの「デラックス・リバービュー」に泊まりました。
どんなホテルなのか、露天風呂つき客室に泊まった時の様子は、こちらの記事に詳しく書きましたので参照ください。
チークガーデンは、以前はイビスホテルとして営業していた中級ホテルで、チェンコーンの中でも比較的新しい施設です。
メコン川を望むスイミングプールにダイニングバーも付属し、おそらくチェンコーンの町では一番高級なホテルになるかと思います。
他の都市で例えれば、バンコクやプーケットなら約8000円はするであろうクオリティーと。
設備はシンプルですが、格安ホテル並の宿泊代というコスパの良さがおすすめできるポイントになります。
それでは、今回宿泊した「一番安い客室」がどんな部屋なのかご紹介します。
「チークガーデン」は最安の部屋でも十分快適
この日私たちは、日もだいぶ傾き、空がうっすらと紅色に染まり始めた、夕方5時ごろチェンコーンの町に到着。
ホテルの正面にある駐車場に車を停めて、荷物を下ろしてフロントに向かいました。
フロントの奥には、対岸にラオスの町を望むメコン川が見えます。
このメコン川に面している部屋が、前回泊まった1ランク上の客室「リバービュー」、町に面している部屋がスタンダードになります。また小型ヴィラタイプの部屋もあるので好みや予算によって選ぶことができます。
各部屋の写真はこちらから閲覧できます。
それでは中に入りましょう!
古いホテルが比較的多いチェンコーンの町ですが、このチークガーデンは建物自体もそこそこ新しく、さらに2017年にリニューアルされているので、設計も含めて内外ともに綺麗なのがポイント。
こちらが、一番安い客室のスタンダードルーム。
広さは約25㎡といったところでしょうか。夫婦やカップル、友人どうし2名で利用するならば問題ない広さかと思います。
こじんまりとしたプチホテルのような佇まいです。ベッドはダブルサイズが2台並んでいます。
地方の町にしてはとてもよく清掃されていて、嫌な匂いもなく寝具も清潔です。
エアコンは、大規模なホテルによくある埋め込み式ではなく、リモコン式の家庭用のものが設置されています。なので温度や風量の調節が自由自在なのも嬉しいポイント。
バルコニーがついているので、ちょっとコーヒーを飲んだり、外の風に吹かれながらパソコン作業をするのもアリです。
室内は禁煙ですが、バルコニーには灰皿が用意されています。
シャワールームはトイレと同室ですが、ガラスで仕切られているので、普通に使う分には床がビチョビチョになることはないでしょう。バスタブはありません。
壁の色と間接照明のデザインがおしゃれですね。また清掃もしっかりされているので清潔な印象。
アメニティーは、シャンプーとボディーソープのみ用意されています。歯ブラシなどは各自で用意する必要があるので注意が必要です。
お湯は集中ボイラー式になっていて、量は問題ありませんが温度がやや低めなのが残念なポイントです。とは言っても、これは私が熱め(45℃前後)のシャワーが好きなだけなので、普通にシャワーとして浴びる分には全く問題ないレベルかと思います。
以前バスタブ付きの部屋に泊まった時は、途中からぬるま湯しか出なくなって困りましたが・・。
スタンダードルームは町の方を向いているので、部屋からメコン川を見ることはできません。なので眺望を期待している方は「リバービュー」に泊まる必要があります。
リバービュー露天風呂つきの部屋もそこまで高いわけではないので、どうせ泊まるなら予算があればそちらの方がおすすめです。
今回は夕方到着・朝出発というスケジュールで、ホテルでは「寝るだけ」だったためスタンダードを選びました。
ベッドはどちらのタイプの部屋でも柔らかく、適度なホールド感があり非常に快適!
総合的にみて、チェンコーンにある他の古いホテルもだいたい同じくらいの価格なため、ここが一番コスパも良くおすすめできると思いました。
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メコン川を望むレストランでディナー
このチークガーデンには、メコン川を眺めながら飲食できるレストランが併設されています。
同じレストランですが、リバーサイドとプールサイドのどちらでも選ぶことができます。
私のおすすめは、夕方・日没まではリバーサイド、そのあとはプールサイド!
日が完全に沈んだあとは、暗くて川はほとんど見えず、対岸にポツポツと民家の明かりが見えるだけなので、日没後はプールサイドに移動するのが良いかと思います。
今回はホテルに到着したのが遅く、暗くなってからのディナーだったので、プールサイドを選びました。
メニューの価格は、ホテルのレストランにしては良心的でして、1品150〜250B(約500〜1000円)前後のものが多い印象。ロケーション的にもこの金額ならむしろ安く感じるのではと思います。
チェンコーンの町の飲食店は庶民的な食堂や屋台がほとんどなので、抵抗がある方は必然的にホテルのレストランを利用することになります。
宿泊客ではないビジターでも、ビール1本、コーヒー1杯から利用できるので、徒歩圏にある他のホテルに泊まっている方でも利用価値は高いかと。
サーモンと生エビのヤム。
生物なので、アジアの旅に慣れていない方にはおすすめできませんが、在住者や慣れている方にはオススメの一品。
豚バラの唐揚げ。
表面はカリッと仕上げ、噛むと香ばしい肉汁が出てくる一品。飲む人にはおすすめです。
パッシユという平めんのタイ式焼きそば。
パッタイの兄弟とも言えるこの料理。柔らかいのにコシがある麺がやみつきになります。
北タイ料理の「ラープムー・コワ」。
チェンマイをはじめ、北タイでラープと言えばこのタイプが出てきます。
イサーン地方でラープと言えば、油を加えずに加熱しながらひき肉などを和えた料理ですが、北タイではハーブをふんだんに混ぜ込んで強火で炒めたもの。
ここのラープはクセが少なくて、日本人でも食べやすい味付けです。
ご飯によく合います!
3人でお腹いっぱい食べて、ビール3本も合わせて1000B(約3600円)程度だったので、コスパ的にはかなり良いラインかと思います。
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チークガーデンリバーフロントへの行き方・場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
チェンコーンバスターミナルからの距離は約2キロ、歩けない距離ではありませんが、ソンテウの利用が現実的です。
近所のコンビニは、ホテルから徒歩5分ほど離れているので、歯ブラシや飲み物など必要なものがある方は事前に購入しておくことをおすすめします。
まとめ
チェンコーンで一番きれいで大きなホテル「チークガーデン・リバーフロント」。
客室や共用部のクオリティーは中級以上、お値段は近隣の格安ホテルと比較してそこまで変わらないため、コスパが良いと感じます。
数日間ゆっくりと滞在したい方は、メコン川を望む「リバービュー」、旅の通過点として寝るだけの方は「スタンダード」と使い分けると良いでしょう。
時期によっては2千円台で泊まれる日もあったり、週末や乾季は高騰する傾向もあるので、下のリンクから料金をチェックしてみることをおすすめします。
チェンコーンでのホテル探しの参考になれば幸いです。
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