北タイ・チェンマイ近郊に点在する温泉の中でも、観光客・在住者問わず人気のある「サンカムペーン温泉」。
私たちは、過去に2回ほどこの温泉に訪れたことがありましたが、嫁さんと温泉巡りの計画中・・
私「サンカムペーンも行くか?」
嫁「そうだね、せっかくだから今回はバンガローの個室温泉に入ってみたいかも・・」
以前訪れた時は、個室は個室でも、安くて狭い方を利用しまして、機会があればバンガローの個室風呂を試してみたいと思っていました。
そして、実際に利用してみたところ・・とても快適でオススメできると思ったので、ご紹介したいと思います。
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■目次
チェンマイ・サンカムペーン温泉ってどんな温泉?
まず、サンカムペーン温泉に行ったことがない方向けに、どんなところなのかご紹介します。
1.チェンマイ市街地からのアクセスが一番良い温泉
チェンマイ市街地からの距離は約40キロ。クルマやバイクでの所要時間は約1時間弱になります。なので、レンタカーやレンタルバイクでちょっとしたドライブやツーリングにも最適な距離になります。
そして、このサンカムペーン温泉に観光客が多い理由として「公共交通機関でのアクセスが可能」という点が挙げられます。
チェンマイに点在する温泉のほとんどは、公共交通機関でアクセスできない中、こちらでしたらソンテウの定期便で訪れることができるのも魅力の1つ。
詳しい行き方は、記事の最後に載せておきますので、そちらをご参照ください。
2.風情は無いけれど、泉質は最高
これはサンカムペーン温泉に限らず、タイの温泉に「風情」を求めてはいけません。
日本人からすると、その見た目にがっかりするかもしれないほど、質素な造りになっています。
ただし、肝心の泉質は非常に良く、温泉から上がった後の肌具合や疲労の回復具合には目を見張るものがあります。
「質実剛健」とはまさにこのこと。
3.人数や気分によって選べる浴槽
例えば、こちらの浴室は、グループ旅行者やファミリー向けの貸切浴槽です。
他にはお湯を浴びるだけ、一般家庭のような浴槽、家ごと貸切など、人数や気分によって色々なバリエーションの中から選べます。
それでは、実際にサンカムペーン温泉に行った時に様子を、写真を添えてお伝えしたいと思います。
サンカムペーン温泉に行こう!
チェンマイ市街地を抜けて、田園地帯が続く国道1317号線を東に走ること約1時間。
途中のバーンサハコン町で左折、4041号線に入ってしばらくすると、温泉付きの宿泊施設が点在しているのが見えてきて、「ああ、この辺りが温泉地帯なんだ」と分かるでしょう。
そのまま進むと広い駐車場があり、その先がサンカムペーン温泉になります。
この駐車場が、チェンマイ市街地と温泉を結ぶ定期便ソンテウ(トラック型乗合バス)の発着場になっていて、レンタカーなどの足がない観光客でも気軽に訪れることができるのです。
記事の最後に載せておきますので、公共交通機関で訪れる予定の方はそちらを参照ください。
まずは、駐車場にあるこちらの受付で「入場券」を購入。
大人 100B
子供 50B
タイ人 50B
こちらが温泉地区の入場料になります。施設を利用するには、この先にある各受付にて、別途利用料を支払います。
今回も特に言われなかったので、請求された通りタイ人料金を支払って入場しました。
国立公園の入場料とは違い、タイ国籍者のIDカード提示は求められませんでした。なので、タイ語が分かる人はタイ人料金になるかと思います。
料金を支払ったら、そのまま奥に進みましょう。
この付近には売店が立ち並び、チェンマイのお土産ものや、風呂で使うシャンプーや石鹸などの道具、そして「卵」も販売しています。
奥の方に温泉卵を作るブースがあり、そちらに卵を入れて作っているタイ人の姿がちらほら。
タイにある温泉では、このようなスペースが用意されているところが多くあります。
3個で20B(約70円)〜なので、気になる人はチャレンジしてみてください!
サンカムペーン温泉の入浴施設
敷地内は結構広く、レストラン(食堂)や、マッサージ、キャンプ場まで用意されていて、ところどころに看板が設置されています。
今回は「温泉」が目的なので、そのまま奥に進んでいきます。
すると・・入浴施設の建物が見えてきました。
こちらの受付で、温泉入浴料の支払いをします。
上部に部屋の種類が写真付きで掲示されている他、写真付きメニューも用意されているので分かりやすいですね。
お湯浴び 20B/1名
小個室 65B/1名
大個室 500B/1部屋
バンガロー 300B/1部屋
プール大人 100B/1名
プール子供 50B/1名
貸しタオル 20B/1名
貸し水着 30B/1名
入浴料は、外国人もタイ人も同料金となります。
こちらが、小部屋が並ぶ「小浴室」の棟。
写真の通り、風情なんてものは一切感じません(笑)本当に「入浴」することに特化した建物です。浴槽もタイル造りのものと、一般家庭にありそうな白いものの2パターン。
狭いですが、1名利用か、友人同士とかでしたら、まあまあ使える広さではあります。
こちらはグループ利用に最適な大個室。
5名くらいで使うことを前提に作られています。
1時間の利用料は1部屋500Bなので、みんなで割り勘するなら1名あたりの負担は数百円程度。友人同士や家族などで利用するならば、こちらが使いやすいでしょう。
また、温泉プールも備えられていて、大人数で行くならプールで遊ぶのも楽しいかも。
それでは、いよいよ今回私たちが利用した「貸切バンガロー」をご紹介したいと思います!
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サンカムペーンに行くならバンガローがオススメ!
今回利用してみた結論から先に言いますと・・
「バンガロー最高!」
特にカップルや夫婦で行くならば、間違いなくこちらをオススメします。
1棟丸ごと貸切で、1時間の利用料は300B(約1000円)!
これは1人の料金ではなく、1棟の料金です。
一応宿泊もできる部屋なので、ベッドもあります。
(宿泊の場合は1泊1000Bとのこと。それも面白そうですね。)
そして、何よりも気に入った点、オススメしたいポイントはこちら!
「エアコンがある!!!」
温泉に入ると、当然ながら上がった後も汗だくになります。
部屋のエアコンをつけてから温泉に入ると、湯上りは涼しくて超がつくほど快適!
特にここは南国タイです。1日中暑くて当然なので、エアコンのありがたさをものすごく感じます。
それではさっそく入浴しましょう。
源泉は105度の超高温なので気をつけて・・。
蛇口をひねった途端に、硫黄の香りが部屋に立ちこめます。
水で薄めましたが、それでもアルカリ性のヌルヌルした感触は健在。
「・・・極楽」
サンカムペーン温泉への行き方・アクセス・場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
チェンマイ市街地からの距離は約40キロ、車やバイクでは1時間弱の道のりです。
ソンテウでのアクセス(行き)
ピン川沿いにあるワロロット市場前から温泉まで直通のソンテウが出ており、チェンマイから温泉までの運賃は1名50B。所要時間は約1時間半になります。
ただし、8名ほど集まらないと出発しないので、タイミングによっては結構待たされる可能性もあるので注意が必要です。
黄色または白のソンテウのフロント窓に「SAN KAM PHAENG HOT SPRING」と書かれているので分かりやすいです。それでも心配な人は、他の乗客に「サンカムペーン?」と聞けば教えてくれると思います。
地図のピンを置いた付近が温泉行きソンテウ乗り場ですが、基本的には市場側ではなく、通りを渡った「川沿い」にソンテウを横付けしています。
また、チェンマイのチャンプアック・バスターミナル(チェンマイバスターミナル1)からも白いソンテウが発着していますが、こちらの方は回り道をするため時間がかかるようです。
ソンテウでのアクセス(帰り)
逆に、サンカムペーン温泉からチェンマイ市街地に帰るソンテウは、温泉の外にある駐車場から発車します。入場券の受付で「ソンテウ?」と聞けば、細かい乗車位置を教えてくれます。
おおむね30分に1本の割合で発着していますが、道路事情や乗客の集まり具合によって前後します。また、あまりにも乗客が集まらない場合、運行中止になる便もあるため注意が必要です。
最終便は16:30なので、これよりも遅い時間に訪れる方、または人数が多い場合、予算に余裕があり速さを重視する方は、赤いソンテウをチェンマイから往復で「チャーター」するのも1つの方法です。
料金の相場は、往復で400〜500Bくらいになります。
ミニバンでのアクセス
チェンマイ・チャンプアック(バスターミナル1)からメーカンポン村行きのミニバンが、途中サンカムペーン温泉を経由します。
所要時間は1時間、運賃は1名40Bです。
チェンマイ発
7:30発・11:30発・15:30発・18:10発
サンカムペーン発
6:00発・10:00発・14:00発・17:00発
ミニバンはエアコン付きなので、ソンテウよりも快適ですが、慣れていない旅行者にはなかなか使いづらいのも事実です。
また、時刻は状況により変更されることも予想されますのでご注意ください。
参考までに、交通機関のマップを貼っておきましたので、参考にしてください。
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まとめ
北タイにある温泉の中では、珍しく公共交通機関でアクセス可能な「サンカムペーン温泉」。
全体的に質素な造りで景色もありませんし、日本の温泉街のような風情は皆無なので、短期旅行の方に向いているスポットとは正直言えないと思います。
それでも海外にある温泉ということで、文化も含めて楽しめる方や、時間のある長期旅行の方やバックパッカーの皆さんには面白いのではと思います。
特に、個室温泉つきバンガロー1棟貸切は1時間300B(約1000円)と格安で、エアコンもあるため湯上りは「超」がつくほど快適!
泉質はとても良好で、湯上り肌はツルツルのスベスベ。疲労回復もバッチリでした!
チェンマイの温泉が気になっている方の参考になれば幸いです。
温泉情報
サンカムペーン温泉 น้ำพุร้อนสันกำแพง
電話番号 053 037 101
日本から +66 53 037 101
営業時間 7:00〜18:30(最終受付18:00)年中無休
休業日の可能性もあるため、訪れる前に念のため電話で営業時間を確認することをオススメします。
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