北タイ地方は温泉の宝庫!
タイに移住する前から温泉が大好きな私が、北タイによく行く理由の1つとして挙げられる「温泉」。
その中でも特にお気に入りなのが、今回ご紹介する「ドイサケット温泉」です。
去年あたりまで、工事のためしばらくクローズしていましたが、最近訪れたところ綺麗にリニューアルされて営業再開されていたので、利用料金や施設、アクセスなどについてお伝えしたいと思います。
2020.2.10アップデート
現在施設の増設が続いています。共同の大浴場は完成していて、需要の多い小個室を増やしているとのことです。
再訪に伴い、記事の修正・写真の追加をしました
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チェンマイ・ドイサケット温泉の魅力
まずは「ドイサケット温泉ってどんな所なの?」「何をそんなに気に入っているの?」ということからお伝えします!
1.チェンマイの市街地から近い

これは、クルマやバイクなどの「足」がある人限定になりますが、チェンマイ市街地からの距離が近く、道がわかりやすいこと。
市街地からの距離は約40キロほど、1時間足らずで到着できるので、思い立ったら気軽に行くことができます。
これが他に点在する温泉施設だと60〜80キロも離れていたり、険しい峠道だったりと、気軽にサクッとというわけにはいきません。
旅行者の方でも、道が分かりやすいので、レンタカーやレンタルバイクで簡単にアクセスできます。
もし「足」が無い方がソンテウなどをチャーターする場合も、到着までの所要時間が短いので比較的楽に行くことができます。
2.完全個室なのに格安

ドイサケット温泉には「一般風呂」と「個室風呂」があり、個室風呂は人数や好みによって2種類から選べます。
何と言っても、その利用料が格安なのが嬉しいところ。
タイにある他の温泉と比較しても割安な料金設定なので、滞在中はお財布を気にせずにリピートできます。
また、よくありがちな「入場料」が無料なのも嬉しいポイント。
タイにある温泉の多くは国立公園内にあるので、入浴料とは別に入場料が必要なことが多いのですが、ドイサケット温泉では「入浴料」のみで利用可能です。
3.源泉掛け流し放題

いくら安くても、肝心の泉質が悪ければ意味がありません。
このドイサケット温泉では、アルカリ性温泉(硫黄泉)100%源泉掛け流しで、泉質も良好!お肌がツルツルになります。
(タイにある温泉のほとんどは源泉掛け流しですが、熱湯なので自分で薄める必要があります。)
また、個室ならお湯を出したり止めたり、温度を調節したりも自由にできます。
4.新しいので、施設が比較的きれい

最近リニューアルされたばかりなので、他の温泉施設と比較しても全体的に綺麗!
清掃状態はさすがに「日本式」までとはいきませんが、よほどの潔癖でなければ問題ないかと。
(そもそも、よほどの潔癖な方は、東南アジア旅行には向いていないと思います。)
5.比較的空いている
チェンマイ市街からの公共交通機関がないので、有名なサムカムペーン温泉と比較して観光客が少なく、静かに過ごすことができます。
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ドイサケット温泉の利用方法・料金
まずはこちらの料金表を参照ください。

受付にはきちんと料金表が掲示してあり、「ごまかし」や「ぼったくり」なども皆無なので安心して利用可能です。
また、人数や部屋の種類など、簡単な英単語なら通じるので、タイ語ができなくても問題はないかと思います。
今回私たちが利用した個室は「VIP Family Room」という、ドイサケット温泉の中でも一番大きい個室になります。


最大5人まで利用可能で、1名につき100B(約350円)、子供半額、利用時間は30分となります。(10分程度の超過はそのままで大丈夫でした。)
窓の開閉は自由で、暑いので開けっ放しにして入浴しました。
それなりの広さがあり快適!
小さい2名用の個室との差額はたった100円程度なので、空いていればこちらの方が良いと思います。
ちなみに、小さい個室は1名につき70B(約240円)、子供20Bとなります。

写真の通り、かなり狭いので大きい部屋を選んだ方が良いかと。
また、男女別の共同温泉は1名50B、子供20B。こちらは水着着用が必須になります。個室なら水着を着る必要はありません。
個室風呂は「1回1回お湯を捨てて清掃している」ということで清潔感があります。はじめからお湯が貯まっているのは、清掃後にお湯を貯めて冷ましてくれているものなので安心して使ってください。
そうしないと、パイプから出るお湯は熱湯なので、水で薄める必要が出てきてしまいます。
タイの温泉全般に言えることとして、日本の温泉地のような「風情」などはありません。
また設備なども日本と比べたら劣るため、それらを求める方には向いていないと思います。
外国の温泉ということを楽しめる方、または観光やゴルフ帰りなどに立ち寄る方、タイ在住者の方にはオススメできます。
温泉プールの利用は、150B、子供50Bで時間制限はありません。

時間によりますが、夕方ごろに行くと地元の子供たちが楽しそうに泳ぎ回っていました。
当然水着が必須です。
タオル・湯浴み服・パンツはそれぞれ10Bでレンタル可能。
シャンプーなどの備品は無いので、自分で持って行くか、売店で購入する形になります。

参考までに、温泉の利用規約を載せておきました。
3番の「飲み物」は、個室利用に限り、ペットボトルのお茶や缶ジュースなどは持込可能です。ビンは割れたら危ないので持ち込まない方が良いでしょう。
8番の「雨や雷の時」は、入浴自体は可能ですが、避雷設備がないため心配な人は雷雲が捌けるまで待ちましょう。
湯上りには、1時間150B〜という格安でマッサージを受けることができます。
ただし施術室にエアコンがないので、夕方以降でないとせっかく風呂に入ったのに、また汗だくになってしまいます。
ドイサケット温泉は共同の大浴場もアリ
ドイサケット温泉には、1名50Bで入ることができる、男女別になっている共同の大浴場もあります。

主に地元の利用者が多いようです。
1度に10名ほどが入れる広さなので、男同士での旅ならばこちらに浸かり、旅の話で盛り上がるのも良いかも。

ロッカーが完備されているので、荷物や着替えはこちらに保管できます。

洗い場もありますが、このシャワーはお湯ではなくて水になります。
個室にもシャワーは付いていますが、やはり大浴場の方が広い分開放感がありますね。
ただし、大浴場の難点としては「水着や下着着用」という点です。持っていない方は有料(10B)で借りることができますが、せっかく温泉に入るのに水着着用だと、日本人としてはちょっと違和感があるかと。
なので、料金はそこまで変わらないので、裸で入ることができる個室をおすすめします。
ドイサケット温泉への行き方・アクセス・場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
アクセス方法は以下の通りです!
1.クルマまたはバイクで
チェンマイ市街地からの距離は約40キロ、40〜60分で到着できます。
国道118号線を通るルートが一般的で、ほぼ一直線なので迷う心配はありません。

この看板が見えたら、右折して3005号線に入ります。その先約2キロで温泉に到着です。
途中から登り坂が続き、ちょっとした山道がありますが、路面状況は良くて比較的走りやすいので、日本の自動二輪免許を持っている人はレンタルバイクでプチツーリングにも最適です。
注意点は、雨季の場合突然雨が降り出すことがあります。カメラなど濡らしたくない荷物があるなら、出発前にビニールに入れるなどの対策が必要です。
2.貸切ソンテウで

チェンマイを走る赤いソンテウは、貸切(チャーター)ができます。
旅行者が使いやすい「チャンプアック門」「ターペ門」付近で客待ちしている運転手に声をかけて、往復で交渉するのが良いでしょう。
また、流しの赤ソンテウでも、他に客が乗っていなければ交渉できますが、悪徳運転手もたまに存在するため、チャンプアック門やターペー門などの正規乗り場から乗車する方が好ましいです。
チェンマイ市街地からドイサケット温泉までの往復で、おおむね800B〜1000Bが相場となります。
3.配車アプリ「GRAB」で
東南アジアの旅で便利なのが配車アプリの「GRAB」。
ピックアップ地点から目的地の指定、支払いまで全てアプリ内で完結するのが魅力です。
チェンマイ市街地からドイサケット温泉までは片道約500B程度です。ただし、ドイサケット温泉付近はGRABの対応エリアから外れているので、帰りの車を呼ぶことができません。
なので、行きに乗車した車の運転手に、温泉の前でそのまま待機してもらう交渉が必要となります。
結果ソンテウを交渉する方が安くなるかと思いますので、この場合あまり利用価値はないでしょう。
4.公共交通機関で
あまりオススメできませんが、チェンマイ市街から公共交通機関でもアクセス可能です。
チャンプアックターミナルから「黄色」または「白」のソンテウがドイサケット方面に走っていて、温泉近くの国道沿いで降りることができます。
ただし、そこから温泉までは徒歩で2キロも離れている上、同じ色でも路線が複数あるため、それを確認するためのタイ語力と慣れ、さらに土地勘も必要となります。
よって、現実的に観光客が利用できる交通手段は、レンタカーやレンタルバイク、またはソンテウのチャーターとなります。
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まとめ
北タイには数多くの温泉がありますが、チェンマイ市街地から比較的近く、レンタルバイクでもアクセスしやすい「ドイサケット温泉」。
入浴料だけで利用できるため、お財布にも優しいのも魅力の1つ。
チェンマイの温泉に興味がある方の参考になれば幸いです。
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