先日のこと。
日本で急な用事ができたため、一時帰国のフライトに中国東方航空のバンコクー羽田、上海乗継便を往復利用しました。
行き(バンコクから上海、羽田)は多少苦戦しながらも無事に到着できたので、ちょっとタカをくくっていたところ・・
帰り(上海からバンコク便)見事に乗り遅れました!
今回の記事では、どうして飛行機に乗り遅れたのか、その対処法、対処した結果などをお伝えしたいと思います。
中国東方航空で上海虹橋から浦東の乗継を検討中の人には役立つと思います。
中国東方航空を選んだ経緯についての記事は、こちらをご覧ください。
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今回予約したフライトは?
私が今回搭乗する予定だったフライトは、
14:30東京・羽田発
17:10上海・虹橋着
21:25上海・浦東発
翌01:05バンコク・スワンナプーム着
中国東方航空の上海乗継ぎ便で、中華圏のホテル・飛行機予約に強い Trip.com で予約しました。
途中上海で空港が変わるスケジュールですが、その乗継ぎ時間は4時間15分もあるので大丈夫だろうと、予約した時はそう思っていました。
そう、予約した時は・・・。
しかし、ネットでいろいろ調べていると、この上海虹橋から浦東空港までの移動がクセモノだという情報が出るわ出るわ・・。
不安な気持ちになりましたが、もうチケットを取ってしまったものは仕方ありません。
こうなったら、もし乗り遅れたらブログのネタにしようくらいの軽い気持ちで考えていました。←本当に乗り遅れました(笑)
そして、まずは行きのフライト。
この便は、深夜に浦東に到着後、ゆっくり虹橋に移動して、朝一の羽田行きに乗るスケジュールだったので、いろいろ苦労しましたが時間的な余裕はたっぷりありました。そして移動で使ったバスも1時間程度で到着したので、これなら大丈夫かな?と安心したのが仇となりました・・。
そして帰りのフライト当日・・。
まずは羽田から虹橋便です。
この時私は、まさか自分が乗り遅れるとは思いもせず、機内食で出された「焼きうどん」をのんきに食べていました。
これが思ったよりも全然うまい!日本の業者が作っているらしく、ダシが効いてていい感じでした。
たいして期待していなかった分嬉しくて、おかわりしたいと思ったほどでした。
機内は相変わらず騒がしいですね・・。
ほぼ満席です。乗客は、当然中国人が多く、日本人はあまりいなかった気がします。
私の隣も中国人のおじさんでした。お互いの暇つぶしにちょっと会話したところ、この人は日本語が話せる人で、上海で機械部品の会社を経営しているそうです。
そして、今回のフライトは虹橋から浦東の乗り換えがあると話したところ・・・。
「4時間ちょっとじゃ多分間に合わないよ!バスだと夕方は道が混むし、地下鉄でも乗り換えがあるし2時間近くかかるよ・・!」
「!?」
その後すぐに飛行機は着陸態勢に入り、私は不安な気持ちをかかえたまま、曇り空の「上海虹橋空港」に定刻通り着陸しました。
さあ、ここからが大変です。
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飛行機に乗り遅れた?その7つの理由とは
1.虹橋空港の入国審査が混んでいて、1時間くらいかかった。
まずは羽田から虹橋空港に到着した際、空港が変わるので一旦中国に入国する必要があります。そのために入国審査の列に並ばなくてはいけないのですが、これがひどい混雑ぶり・・。
結局入国審査を終えるまでに1時間ほどの時間を費やしてしまいました。
2.入国に時間がかかったから、預けた荷物が変なところに置かれていた。
ターンテーブルに出てくるはずの荷物を探しましたが、なかなか見当たりません。おかしいなと思い、警備員みたいな人にチケットを見せて聞いてみると、ある方向を指差します。そこを見るとすでに取り除かれて、離れた場所に無造作に置かれたスーツケースが20個くらい・・。
これで、自分の荷物を発見するまでに20分も無駄にしてしまいました。
3.虹橋空港の第1と第2ターミナルが思ったより遠かった。
浦東空港行きのバスは、第2ターミナルから発着します。しかし羽田からの便が到着したのは第1ターミナル。
第1から第2まではバスか地下鉄でアクセスできます。幸いバスは5分も待たず発車しましたが、いくら走ってもなかなか到着しません。
ぐるっと滑走路の周りを避けるように大回りして走るので、結局30分ほど乗車することに・・。
行きの便の乗継ぎ時は、地下鉄でターミナル間を移動して3分と近かったので、全く考慮していませんでした。
4.虹橋空港から浦東空港行きのバスがなかなか発車しなかった。
第1ターミナルに到着して、急いでバス乗り場に向かいました。そして浦東行きのバスに乗り込みましたが・・。
乗客が運転手と何か言い争っていて、発車するまでに20分ほどもかかってしまいました。
5.浦東空港までの高速道路が鬼のような渋滞だった。
バスが発車した時点で、バンコク行きの便が出発するまでの残り時間は1時間25分。浦東空港に着いた後はチェックインと保安検査、出国手続きがあるため、もう無理だ・・と完全に諦めました。
そしてバスは発車してから10分も経たずして渋滞にはまりました。
その渋滞の列を見てからは、「さて、上海で振替搭乗できなかったらどうしようかな・・?」とか「振替の追加料金はいくらぐらい取られるんだろう・・?」などと考え、「もし高かったらそのまま上海に3泊くらいして、エアアジアでも取り直そうかな・・?または広州あたりまで列車で行ってみようかな・・?」などと考えるようになりました。
結局、バスが浦東空港に到着したのは1時間半後の21時20分頃。
私が乗る予定だった飛行機はとっくに空の上。今頃は上海の街の上空を、南西に向けて旋回している頃でしょう。
バイバーイ。
6.全ては「金曜日」ということを忘れていた自分が悪かった。
この日、8月17日は金曜日!人の動きが多い金曜日は、世界共通で混雑するのでしょうか。
少なくとも私が住む「バンコク」はそうです。渋滞もヒドイし、どこに行っても人が多いのです。これをすっかり忘れていました。
つまり金曜日に経由便、しかも空港チェンジで予約した「私が悪い!」
中国東方航空は何も悪くないです。しかもよく聞く悪い噂とは違って、行きも帰りも4便とも遅延はなく、キッチリ定時運行でした。
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乗り遅れてしまった後の対処方法
バスを降りた私は、カウンター横の案内係がいるところに行き、予約票を見せました。
そして、悲しそうな顔で(これポイント)、片言の英語で予約票を指差しながら、要点だけこのように伝えました。
1.「ロスト・・」
2.「メニー・メニー・パーソン・イン・イミグレーション」
3.「トラフィック・ジャム・バス」
そしたら係員が「オーケー、オーケー、ノープロブレム!」と、入り口近くのカウンターを指差しています。
そのカウンターに行き、同じことを繰り返しました。
すると・・
その職員は「またかよ」みたいなことを中国語でつぶやき、「ハアーッ」とため息をつきながら、カタカタとパソコンを打ち始めました。
そして数分後・・
後続便の22:30発バンコク行きのチケットを発券してくれました!
しかし、まだフライトの変更にかかる追加代金がいくらなのかを聞いていません・・。もし高かったら、この日バンコクに帰るのは諦めて、3日くらい上海で観光するつもりでいたのですが・・。
恐るおそる金額を聞いてみると、
「フリー」
と真顔で一言だけ。
「・・・シェ・・シェシェ(謝謝)・・!」と言ったら、少しだけ口元がにっこりとした職員のおばちゃん。
なんだ、噂で聞いたより全然ちゃんとしているじゃないか。中国東方航空いいじゃん!と感じた瞬間でした。
・・と、ほっと一息着いたところで現実に戻されます。
「ハリーアップ!!!ノー・タイム!!!」と笑いながら怒鳴るおばちゃん!
怖いけど優しい・・
中国では本当に英語が通じない!
空港職員や航空会社の人はある程度英語を話せますが、空港の警備員やバス乗り場の人、運転手は一切通じなかったです。
必要なら漢字の筆談かジェスチャーで乗り切りましょう。
この時点で時刻はすでに21時30分を回ったところ。離陸は22時30分!
もう時間がありません。スーツケース2つを奪い取るように持っていく、さっきの「ノープロブレム」の職員。
職員が付き添ってくれ、荷物のチェックイン、保安検査と出国審査の行列も全部飛ばして、待ち時間ゼロ。感謝しかありません。
手続きを全部終えて、出発ロビーに入った時刻は21時40分。
出発案内時刻は21:45分なので、なんとか間に合いました!
この便は沖止めなので、構内バスで飛行機まで連れて行かれます。こちらもほぼ時間通りでした。
どうしても虹橋から浦東の乗り換えをしなくてはいけない人へ
本当は、上海乗り換えなら浦東ー浦東の乗継の方がリスクが少なくて良いのですが、スケジュールの都合などでどうしても虹橋から浦東への移動を余儀なくされる人がいると思います。
この項では、実際に飛行機に乗り遅れた私から、その人たちへ向けてのメッセージです。
1.バス利用なら乗継ぎ時間は5時間以上の余裕を持つ
虹橋から浦東への移動は本当に時間がかかります。特に虹橋の第1から第2への無料送迎バスは本数も少なく、乗車時間も思った以上に長いです。
虹橋から浦東のバスも、朝と夕方は渋滞を考慮して、乗車時間を1時間半〜2時間ほどと見積もるのが良いでしょう。
そうなると、乗継ぎに必要な時間は約5時間以上となります。
2.または虹橋第一からいきなりタクシーで浦東へ行く
フライト接続の関係で、5時間も余裕を取れない場合、日本からの便が到着した虹橋第1ターミナルからいきなりタクシーで浦東へと向かうのも手段の一つだと思います。
これにより、第1から第2への移動時間が30分以上短縮されますし、浦東までの乗車時間もバスよりは早く着くはずです。
虹橋から浦東までのタクシー代は約250元(約4500円弱)とのことです。
3.地下鉄〜リニアの移動も検討する
今回私は使いませんでしたが、地下鉄とリニアを乗り継ぐ方法、地下鉄だけを乗り継ぐ方法もあります。
全行程の移動時間は約1時間半で、バスのように渋滞で遅れるということはありません。なので時間を読みやすいです。
ただし荷物が多い人には不向きだと思います。
4.金曜日を避ける
おそらくですが、他の曜日だったら虹橋の入国審査も、道路ももう少し空いていたのではないかと推測します。そう感じた理由は、もしバンコクだったら金曜日は確実に混雑するからです。
これは浦東から虹橋へと逆ルートで移動する人にも当てはまります。
まとめ
今回の件では、いろいろなことを再認識させられました。
結論、「虹橋から浦東へ移動がある乗継便は、今後利用しない!!!」
中国東方航空(上海航空コードシェア便)自体は、特にサービス云々が悪いとは感じませんでした。むしろ無料でフライトの変更してくれるとは思っていなかった分、中国東方航空に対する好感度は上がりました。
(ただし、空港が変わる乗継の交通手段は自己責任と記載されていました。なので本来は追加料金がかかるはずです。もし満席だったら振替も翌日以降になります。)
なので私は次回以降も、バンコクから一時帰国する際は中国東方航空を利用しようと考えています。
(虹橋ー浦東は絶対使わないぞ・・!もう懲りた・・)
以上の理由で、もし中国東方航空で上海乗継ぎをするなら、浦東だけでの乗継ぎを強くお勧めします!
中国東方航空についての記事はこちら!
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