前回の記事では、市街地から甘孜寺まで徒歩でアクセスする方法をお伝えしました。
市街地から徒歩で約1時間。
坂を登り、階段を登り、ようやくたどり着いた寺院。
さて、山の上にある甘孜寺から見渡せる景色とは、一体どんなものなのでしょうか?
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荘厳なチベット寺院・甘孜寺
息を切らせながら、長い階段を登りつめ、到着した「甘孜寺」。
ここは甘孜の町にいくつかある中でも最大級のチベット寺院。
広い敷地内には、山肌に寄り添うように建てられた僧坊が続き、多くの僧侶が修行に励んでいます。
まずは本堂にてお参りするところから始めましょう。
門をくぐれば、そこは僧侶にとって、そしてこの地で暮らすチベット人にとっての聖地。
本堂が見えてきました。
入り口で靴を脱いで、本堂の中へお邪魔します。
おおっ!
はるか上の天井まで続く仏像。
色とりどりのカラフルな装飾がチベットを感じさせます。
ちょうどこの日は元旦。私たちにとっては「初詣」となるので、いつもよりも丁寧にお祈りします。
タイ仏教徒である嫁さんは、タイ式ではありますが熱心にお祈りしていますね。
気持ちわずかではありますが、お賽銭がわりにお布施をボックスの中に入れます。
今年もいいことあるかな?
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離れにも仏像が並ぶ部屋
本堂を後にして、少し下って裏に回ります。
そこにはマニ車が取り付けられた白い仏塔が。
もう少し近づいてみましょう。
ここで10周ほどお祈りしながらマニ車を回転させます。
チベット仏教では、このマニ車を1回まわせば、1回分のお経を唱えたことになると言われており、みんな熱心にマニ車を回す習慣があります。
ハンドサイズの「携帯マニ車」を常に持ち歩いている熱心な人もいるほど、普段の生活に根付いているのです。
こういった扉や門って、これだけでも雰囲気ありますよね?
先に進みましょう。
離れたところから見上げる本堂もかっこいい!
この先に「離れ」があると聞いたので、さらに先へと進みます。
崖には僧坊が吸い付くように立ち並んでいます。
そしてついに到着!
こちらが「離れ」です。
裏の階段を登ると、中に入ることができます。
仏像が立ち並ぶ「離れ」。
ここにも小さなマニ車が置いてあります。
天井に到るまで、抜かりなく装飾が施されていますね。
離れの一番奥にあるメインの仏像です。
重厚感があり、圧倒的な存在感。
電飾的なものがやや気になるところではあります。ハイテク中国製の仏具のようです。
1つ1つの彫刻が美しい。
30分ほどかけて丁寧にお参りをしました。
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お待ちかねの「絶景」はこちら!
「離れ」を後にした私たちは、来た道を戻り、本堂を通り過ぎて駐車場の方に向かいました。
そこには・・
おっ!
おおっ!
おおおおっ!!!
「これぞチベット」とも言える寺院と雪山のコントラスト。
やはり極寒の冬季に来た甲斐がありました!
チベットには雪が映える!
甘孜の町と雪山の組み合わせ。
どうでしょう!この景色。
夏季は夏季で、緑豊かな風景が望めるのでしょうか?
標高3400mにある天空の都市「甘孜」。日中でも0℃、夜間から早朝にかけてはー20℃近くまで下がる厳冬チベット。
その過酷な環境が織りなす絶景。
うちの怖い嫁さんも撮影に夢中になっております。
豚の耳あてがかわいい(笑)
カバン閉め忘れているぞ(笑)
私はこの時かなり息が乱れていまして、写真を撮るのがやっと。頭痛など高山病の症状も多少出始めています。なので各所で休み休み歩きます。
それとは対照的に、タイ人の嫁さんは全くもって元気・・。
この4泊の滞在中、酒(50度の白酒をストレート)に夜更かしに、お腹いっぱい食べ、町を走り回り、熱い温泉に入り・・。高地では一番良くないとされることを全てやっても、全くもってピンピンしています。
視力も2・0あるし・・握力も46キロあるし・・。野生児というか・・。どうなっているんだタイ人は・・。
(私の体力不足というか、運動不足という説も聞こえてきますが・・)
まとめ
甘孜にある甘孜寺(ガンゼゴンパ)から見下ろす町並み。
そして背後に迫る標高5000m級の氷山。
苦労して階段を登りきった先には「絶景」が待っていました!
また、本堂や離れにある仏像群も圧巻です。
「事情」があり徒歩でのアクセスは厳しいと判断された人は、市街地からタクシーでも簡単にアクセスできるおすすめスポット。運賃はわずか10元(170円)で、お寺の正面まで行くことができます。
これから甘孜に行く人は参考にしていただければ幸いです。
甘孜寺まで徒歩でアクセスする方法はこちらをお読みください。
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