世界的に人気のリゾート地・プーケット。
青い空とエメラルドに輝く海、ゆっくりと流れる贅沢な時間、みなさん旅の計画を立てながらきっとこんなイメージをしているのではないでしょうか。
さて、飛行機やホテルの予約をしたはいいが、そういえば「空港からホテル」へはどうやって行けば良いのだ・・?
今回の記事では
プーケットの空港からプーケットタウンや各ビーチへの移動手段は何があるの?
それぞれの料金の相場は?
所要時間はどれくらい?
荷物が多い人でも大丈夫?
といった内容についてお話ししたいと思います。
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プーケット空港からの交通手段
1.タクシー
一番早くて、一番楽な移動手段です。24時間運行なので、何時に着いても利用可能です。
タイのタクシー代は安い!と書かれた情報が多いですが、ここプーケットに関しては少し状況が違います。
日本よりは安いですが、思い切り観光地価格です!
参考までに、空港からパトンビーチまでは800B(約2800円)、距離にして約35キロ、約40分です。
対するバンコクのタクシー代は、この距離だと約250B。実に3倍の料金ですね!
乗車定員は4名。しかしスーツケースは1〜2個しかトランクに入らないため、大きい荷物がある人は必然的に2名までとなります。
予算に余裕がある人!
待ち時間なくすぐに出発したい人!
快適性を重視する人!
プーケット空港でのタクシーの使い方
到着フロアには、タクシー会社の受付カウンターが設置されています。
どの会社でも料金はほぼ一緒で、定額制になっています。料金表もあるので、行き先を伝えて確認しましょう。英語対応が可能です。
値引き交渉は基本的に不可です。
人数や荷物が多い人は、ハイエースを使用したバンタクシーもあるので、料金などをカウンターで聞いてみましょう。
プーケットのタクシーの種類
タクシーは大きく分けて3種類あります。
1つ目は、上の写真のようなツートンカラーの車両。ナンバープレートは黄色です。
2つ目は、下の写真のような普通の乗用車のカラー。ナンバープレートは緑色です。
これらは何が違うかといえば、黄色ナンバーのツートンカラー車両は、公共(パブリック)タクシーでタクシー専業。
緑ナンバーは、タクシー業務の他に、ホテルやツアー会社などとハイヤー契約もしている車両。
乗ってしまえばどちらも似たようなものですが、緑ナンバーの方が少しだけ大きな車両が使われていることが多いです。
料金はどちらも定額または交渉制です。
そして3つ目は「白タク」・・。文字どおり白ナンバーをつけた一般車両です。空港にはいませんが、街中で客引きをしている人についていったら白タクだった!ということもあります。
事故やトラブルがあった時に対処が難しくなるので、白タクの利用は避けたほうが良いでしょう。
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2.公共ミニバス(ロットゥー)
バス会社が運行するミニバス(ロットゥー)がプーケット各地に向かって運行しています。時刻表はなく、乗客が集まったら発車します。概ね30分〜1時間に1本くらいの割合になることが多いです。
運行時間は朝6時頃から夜20時頃まで。
運賃は定額制で、1人ずつ支払います。1〜2名乗車ならタクシーよりも格安で移動できますが、3〜4名以上での乗車だとタクシーとほとんど変わらなくなります。
行き先は、パトンビーチ、カタビーチ、カロンビーチなど主要ビーチ行きと、プーケットタウン行きがあります。ビーチ方面へはあちこち経由せずに直接エリアまで行くので、大型バスより早く到着できるため利用価値は高いです。
また、決められたルートに沿って走るのですが、ルート上に目的地がある場合は、途中で降ろしてもらうことが可能です。そしてホテルが指定エリア内にある場合は、ホテル前まで送ってもらえるのが便利!対応エリアかどうか受付時に確認しましょう。(あくまでも通り沿いで降ろされます。)
スーツケースなど大きい荷物は1人1点まで無料。飛行機の預け荷物でオーバーサイズになるようなものは不可。ただしもう1人分のチケットを買えば可能です。
参考までに、プーケット空港からパトンビーチまでは180B(約650円)、所用時間は約1時間。
実際に乗車した時の記事はこちら!
なるべく安く移動したい節約派の人!
安くてもある程度の快適性も求める人!
安くてもホテルまで送って欲しい人!(指定エリアのみ)
1〜2名までの少人数で乗車する人!
特にパトン・カタ・カロンビーチにホテルを予約した人!
プーケット空港のミニバスの使い方
到着フロアにミニバスの受付カウンターがあります。タクシー会社と一緒になっていることもあるので、「ミニバス」ときちんと伝えましょう。
料金は定額制で、受付時にチケットを購入します。この時、行き先のホテルや降りたい場所がある場合は、事前に聞いてみましょう。もし目的地が指定エリア外の場合、そこに行くのに一番便利な場所で降ろしてくれます。(ソンテウやバスの発着場や、ルート上で目的地に一番近い地点など)
チケットは乗車時に運転手に渡します。
3.公共バス(エアポートバス)
プーケット空港からプーケットタウンまで行く最安値の手段です。
運賃は距離によって変わりますが、終点のプーケットタウンまで100B(約350円)で行けてしまうので、お財布に優しい!
しかし、直行のリムジンバスとは違い、途中空港以外の場所で地元民が乗り降りするので、結構時間がかかります。プーケットタウンまでの所要時間は、通常1時間20分。朝や夕方の混雑時だと約2時間は見ておいたほうが良いでしょう。
運行時間は、朝7時30分から夜21時30分まで。1時間に1本の間隔です。
荷物の制限は特にありませんが、常識の範囲で・・。荷物置き場が車両中央(乗降ドアの反対側)に設置されています。
プーケットタウンから各ビーチに向かうソンテウ(乗り合いバス)に乗り継げますが、発着場所が異なるのと時間がかかりすぎるので、その場合は空港からミニバスかスマートバスの利用をおすすめします。
実際に乗車した時の記事はこちら!
プーケットタウンまでとにかく格安で移動したい人!
時間に余裕がある人!
体力に自信がある人!
タイローカルの気分に浸ってみたい人!
プーケットエアポートバスの乗り方
国内線ターミナル1階の一番奥に乗降場があります。国際線ターミナルからは歩いてもアクセスできますが、約10〜15分ほどかかり意外と遠いです。
チケットはバスの車内で車掌から直接購入します。
予約は必要ありません。
自由席なので、満席の場合は立ったまま移動することになります。逆に満席でも乗車できます。
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4.スマートバス
新しく運行を開始した公共エアポートバス。
プーケット空港から、西海岸沿いにスリンビーチ、パトンビーチ、カタビーチを経由し、プーケット島最南端のラワイビーチまでを結ぶ路線です。
運行時間は朝6時から夜の20時15分まで、45分〜1時間に1本の間隔です。
料金は、空港からパトンまでは150B、終点のラワイまでは170Bとタクシーよりも大幅に安く移動できます!
途中からの乗降も可能で、ビーチ間の移動に利用することもできます。ルート上にホテルがある場合は利用価値が高いでしょう。
また車内にはWiFiもあります(速度は遅い)ので、レンタルWi-Fiをもってきていない人でも、ちょっとした調べ物ができるので便利。
とにかく格安で各ビーチまで移動したい人!
時間に余裕がある人!
ルート上にホテルがある人!
プーケットスマートバスの乗り方
発着所は国際線到着フロア、国内線到着フロアの2箇所です。
料金の支払いは、プリペイドカードのみ。バンコクのBTSで使う「ラビットカード」を使用します。持っていない人はバス車内で購入可能です。
ラビットカードはタイにあるセブンイレブンなどの支払いで使える電子マネーなので、1枚持っていても損はありません。
乗車時と降車時に「ピッ」とやります。日本のスイカ(Suica)と同じですね!
荷物は運転席後ろのスペースに置くことができます。
降車する時はブザーを押すか、運転手や車掌に目的地を相談します。ルート上にあるならば、ホテル名を事前に伝えておいてもいいですね。
空港以外の場所から乗る時は、バスが来たら手を振れば止まってくれます。
5.レンタカー
空港内には多くのレンタカー会社の窓口があります。
プーケット島内をくまなく観光したい人にとって、実はレンタカーが一番楽でコスパが良いかもしれません。
また、プーケットはタクシーが高いので、ちょっとした移動でも100〜200Bほどかかります。もしホテルの近くにコンビニがなくて、どうしても必要なものがある場合、コンビニに行くだけで往復400B(約1400円)も使うのはバカバカしいですよね。
(パトン以外の高級ヴィラやリゾートは辺鄙な場所にあるので、コンビニまで4キロとか離れていることもあります。夜中はホテルの売店もクローズのことが多いです)
レンタカーがあれば、いつでもサッと移動できますし、公共交通がない場所にでも気軽にアクセスできます。
プーケットも含め、タイは日本と同じ右ハンドルなので、普段から運転に慣れている人なら大丈夫でしょう。
タイの交通事情は日本よりも複雑です。またマナーの考え方が違うため、タイ人の運転は日本人からしたら「めちゃくちゃ」に感じるでしょう。
特にプーケット・タイ南部は、バンコクよりも運転が荒い人が多いです。
なので、普段から運転に慣れていない人にはおすすめできません。
特に「緑ナンバー」「黄色ナンバー」のタクシーやリムジン、ミニバスには要注意です。道路カーストの頂点にいるので、とにかく運転が強引です(笑)万一これと事故になった場合、どんな状況、理由、場合でも相手の過失はありません・・。
6.送迎車
高級ホテルを予約した場合や、ツアーに申し込んだ場合、特典として空港からホテルまで無料送迎つきのことがあります。
名前が書かれたボードを持って到着ゲートで待っていてくれるので、お迎えのスタッフを見つけたらあとはすべてお任せで快適です!
ホテルやツアー予約時に確認してみましょう。有料の場合でも、料金がタクシーとそれほど変わらないなら、行き先の説明がない分こちらの方が快適です。
プーケット空港からの移動手段の選び方
まずは事前に目的地を確認
エアポートバス、スマートバス、ミニバンをうまく活用するのが最安の方法です。
ただしホテルが運行ルート上や対応エリアに無い場合は、バス降車後にタクシーを交渉することになるため、結果空港からタクシー利用するのと変わらないこともあります。
また利用人数によっては料金の合計がタクシーと変わらないこともあるので、まずは自分の目的地をチェックすることから始めましょう。
運行時間は朝6時代から21時頃までなので、それ以外の時間に空港に到着する場合はタクシー又はレンタカーしか選択肢がなくなってしまいます。
人数によってはタクシー・バンサービス
4人以上なら、タクシーや貸切バンサービスがおすすめです。利用人数が増えるほど、公共バスとタクシーの差額はなくなっていきます。
料金の合計が大して変わらないのであれば、タクシーの方が断然快適です。
プーケット島内でアクティブに動くならタクシーチャーター又はレンタカー
自由がききますし、荷物も乗せたままなので楽です。
時間や状況に縛られることなく移動ができるので、子供連れやお年寄り連れの人には最適です。
予算に余裕があるのなら、全日程分をチャーターしてしまうのもありだと思います。相場は1日8時間程度で3000〜4000B。行く場所や時間によって変動します。燃料代が含まれるかどうかは事前に確認しましょう。
空港のタクシーカウンターで交渉可能です。
節約派の人にはレンタカーです。
小型車なら1日わずか800B程度〜ですので、空港からの片道タクシー代だけで1日分借りられてしまいます。
気分次第でどこにでも行けるのがポイントです。チャーターの場合は、あらかじめ決めた場所以外に行く時、運転手と再交渉をしなくてはならないので面倒ですが、レンタカーなら自分で気が向くままに決められます。
プーケットは、有名スポットから離れた場所にこそ「良い景色」があるので、自分の足があるということは非常に有利です。
日本の自動二輪免許がある人は、国際免許を用意してレンタルバイクを借りるというのも選択肢の1つです。
1日200B〜と非常に安く、小回りも利くので、各所を動き回りたい人は検討してみるのも良いでしょう。気になった方はこちらの記事をお読みください。
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今回は、プーケット空港から各地へのアクセス手段の選び方をご紹介しました。
それぞれの手段にはメリット・デメリットがあるので、それを理解した上で選ぶことが一番賢い移動方法と言えます。
物価がやや高いプーケットなので、少しでも安く、そして便利に移動して、より快適に旅を楽しんでもらえればと思います。
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