北タイのチェンダオは、古き良き農村の雰囲気を残す田園をテーマにした小さな町です。
近年では、都市部に住むタイ人が気軽にファームステイ体験ができるということで、人気が急上昇している町でもあります。
そんなチェンダオの町には、地方の農村をテーマにしたカフェやレストランが点在しており、市街地から少し離れた「サネー・ドイルアン」は地域最大級の田園レストラン。
雰囲気も良く味も美味しいので旅行者にもおすすめ。今回の旅で再訪したので、写真を添えてご紹介したいと思います。
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チェンダオ「サネー・ドイルアン」に行こう!
この日私たちは「タムパープローン修道院」でのお参りを終えたあと「土管温泉・ほたるの湯」でさっぱりと汗を流して、夕食をどこで食べようかと考えながらクルマを走らせていました。
バイパスを流していると、夕焼け空にはチェンダオのシンボル「チェンダオ山」のシルエット。
それを眺めている時、ふと思い出したレストラン。
前回チェンダオを訪れた時に見つけた、農村の田園風景をテーマにしたお店「サネー・ドイルアン」です。
入り口には木で作られた門と仏像が鎮座しています。
アジアンリゾートっぽい雰囲気も出てて、なかなかいい感じですね。
中に入ると店員さんが人数を聞いてきますので、それを伝えると席に案内されますが、眺めなど気に入った席があればリクエストも可能です。
この店は、広大な敷地全体を1つの農村のように見立てて作られています。
中央に敷かれたメイン通りはあえて舗装しておらず、左右には木造小屋スタイルの客席が立ち並んでいて、まるで小さな集落を散策している気分。
それぞれの小屋には4〜6人掛けのテーブルが置いてあり、全てオープンエアの屋外席。壁のない半個室のようになっています。
中央には、20名くらいまでの団体客に対応できるスペースもあります。
この日は地元のタイ人グループが誕生日パーティーをしていました。
夜になると庭園内はライトアップされますが、おすすめの時間帯は日中と夕暮れ!
前回訪れた時は、夕暮れ前の4時ごろだったので、美しい田園風景の中でお食事ができました。
こちらが前回訪れた時の写真です。
庭園内には木でできた歩道が張られていて、自由に散策したり写真をとったりできます。夜だと見えないので落ちたら危ないですし、景色も見えないのが残念なところ・・。
・・と、こんな具合で、まるでテーマパークのようですね。
聞くところによると、この「サネー・ドイルアン」がチェンダオの町で一番大きなレストランで、客層は主に地元の中流層〜富裕層、そしてタイ人や外国人の観光客まで幅広く人気があるようです。
それでは早速オーダーしましょう!
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チェンダオ「サネー・ドイルアン」で食べる北タイ料理
このお店のメイン料理は「タイ料理」です。
日本人が知っているようなオーソドックスな料理は一通り揃っているようです。
そして「揚げ物」や「チャーハン」など、クセのない料理も豊富にあるので、もし同行者にタイ料理が苦手な方がいても問題なく食べられるということ。
特筆すべきは「リーズナブル」という点!
バンコクやパタヤ・プーケットなどの都市部や観光地、又はこのようにコンセプトがあるレストランだと、大抵1品あたり200〜300Bに価格設定されていることが多いのですが、この「サネー・ドイルアン」だと概ね150B前後の品がほとんど。
その分気になった料理を1〜2品多めに頼んだりもできますし、節約派で普段は食堂や屋台で済ませるけどたまには綺麗なレストランで食べたい・・という方でも安心して利用できます。
そしてぜひチャレンジして欲しいのが、この地域の名物・北タイ料理!
メインとしては中央タイ料理が多いのですが、北タイの有名料理も5〜6品ほど提供しています。
ただし、メニュー選びに1つだけ難点が・・。
「写真つきではない」ということ。
タイ語の下には英語も併記されていますが、慣れていないとどんな料理だか想像が付きづらいですよね・・。
ということで、今回は私がおすすめする料理を色々頼んでみたので、記事の写真を見せればオーダーできるようにしておきました!
まずは海老カツの「トーッ・マン・クン」。
日本人御用達であるこの料理は、クセがないためタイ料理が苦手な方にも人気です。
飲む人はつまみにも最適!タレは甘いのでお好みで。つけなくても美味しくいただけます。
タイ式さつま揚げ「トーッ・マン・プラー(カイ)」
魚のすり身に、刻んだコブミカンの葉が練りこんであるので、さっぱりした後味が女性にも人気。こちらもつまみにぴったりの一品です。
こちらもタレが甘いので、苦手な人はつけなくてもOKです。
こちらは北タイ名物のハーブソーセージ「サイウア」です。
レモングラスの他に数種類のハーブと少量のにんにくを混ぜ込んであり、白米やもち米との相性は抜群!北タイに来たなら、これを食べないと始まらないというくらいの一品。
ちょっとピリ辛な大人の味。
タイ式バーニャカウダーの「ナムプリック」
北タイスタイルの味付けで、肉そぼろのタレに野菜をつけていただきます。ちょっと辛いので注意!
骨つきチキン揚げ。
しっかり味が染み込んでいて、日本人好みの一品です。
北タイ名物のカレー「ゲーン・ハンレー」。
豚の角煮を生姜と一緒に煮込んだシチューのような一品です。この店ではシナモンが控えめなので食べやすい!これだけでご飯2杯いけますね。
辛さはほとんど無いので、大抵の日本人が食べられるかと思います。
定番タイ料理の「ガパオ」。タイ語では「パッ・ガパオ・ムーサップ(ガパオと豚ひき肉炒め)」です。
こちらは何も言わないとものすごく辛いので、苦手な方はオーダー時に「ノースパイシー」を忘れずに伝えましょう!
タイ語では「マイ・ペッ(辛くない)」「マイ・トン・サイ・プリック(唐辛子を入れないでね)」です。
ひき肉の旨味が出ていて、ご飯に合う濃厚な味です。
日本では「ガパオライス」としてご飯と一緒に出されますが、この店ではご飯は別注文になりますので忘れずに。
全体的に料理のレベルが高く、雰囲気も良い。それでいてリーズナブルなので満足度は高いでしょう。
チップは?お会計は?
お会計は基本的にテーブルチェックになります。
従業員に「チェック」「チェック・ビン」と言えば伝票を持って来てくれます。ただしこれはタイ全体に言えることですが、計算に時間がかかるのでゆっくり待ちましょう。
合計金額にサービス料は含まれないので、お釣りの中から20〜40B+コイン程度を残しておくと良いでしょう。制度では無く習慣なので、あくまでお気持ちです。
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「サネードイルアン」の場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
市街中心部からの距離は約3キロ、クルマで10分程度になります。
公共交通機関は無いので、アクセスするにはレンタカーやバイクを使うか、ソンテウのチャーターが必要です。
もしチャーターするのであれば、チェンダオ観光の途中や最後に組み込んで交渉するのが良いでしょう。(大抵は追加料金なしで立ち寄ってくれますが・・)
又は、チェンダオに宿泊する人ならば、宿で自転車を借りてサイクリングがてら訪れるのも良いと思います。ただし夜になると周囲は真っ暗になるので注意が必要です。
市街地へ通じる道には犬がいるので、徒歩でのアクセスはおすすめしません。
店舗情報
サネー・ドイルアン เสน่ห์ดอยหลวง เชียงดาว
場所 チェンダオバイパス沿い チェンダオ五差路から南へ約400m
電話番号 081 111 7219
営業時間 10:00〜21:00
定休日 基本は年中無休(要確認)
まとめ
チェンダオバイパス沿いにある、農村の田園風景をテーマにしたレストラン「サネー・ドイルアン」。
雰囲気+料理+お値段と全体を通して満足度が高く、日本人でも食べやすい料理が揃っているので、旅行者の方にもオススメできると思います。
市街地からはやや離れているので車がないとアクセスしずらいのですが、訪れる価値は十分にあるでしょう。
チェンダオ観光の参考になれば幸いです。
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