寝台列車で昆明から成都へ!私が個室寝台車「軟臥(软卧)」を選んだ理由・メリット

中国の寝台列車で成都に行こう

中国の列車には様々なクラスがあり、予算や行き先、乗車時間によって自分で選ぶことができます。

長距離を走る列車が多いので、寝台列車の本数はかなり多く、中には3日間走りっぱなしというどんでもない列車も!

寝台車は大きく分けると「硬卧」と「軟卧」の2種類あり、読んで字のごとく「硬い寝台」「軟らかい寝台」になります。

しかしこの2種類はただベッドが硬いか軟らかいかだけの違いではありません。

今回の記事では、私が中国で寝台車に乗車する時に「軟臥(软卧)」を選ぶ理由と、そのメリットについてお話ししたいと思います。

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「軟臥(软卧)」と「硬臥」ってどう違うの?

中国の寝台列車に乗ったことがない人向けに、簡単にご紹介します!

まず車内設備は「寝台車」と「座席車」に分かれています。寝台車は座席の代わりにベッドになっていて、横になって寝ることができる車両です。

座席車は、日本にもある列車のように、向かい合う座席が並んでいるタイプ。

その中で、普通の寝台車が「硬臥」、高級な寝台車が「軟臥」だと思ってください。さらに高級な2人個室などもありますが、成都行きには連結されていないので、今回の説明からは省きます。

「硬臥」は上・中・下と3段になっていて、1つのコンパートメントを6名が向かい合うように使用します。個室ではないので、通路とコンパートメントの仕切りはありません。

「軟臥」は上・下と2段になっていて、1つのコンパートメントに4人が向かい合うように使用します。個室になっていて、通路とは扉で仕切られています。

ひとまず、ざっくりとこんな感じになっていることを頭の片隅に入れておいてください!

私が「軟臥(软卧)」車両を選んだ理由・メリット

では、「軟臥」にも「硬臥」にも乗ったことがある私が、今回の移動で「軟臥」を選んだ理由、そしてメリットについてお話ししていきましょう。

「硬臥よりも楽だから」

単純にそれが理由でありますが、他にもいくつか理由があります。

1.室内が硬臥よりも清潔・マナーが良い

昆明発成都行きの寝台列車

最近の中国ではマナーが向上してきたこともあり、硬臥でも以前よりは清潔に保たれています。それでも軟臥車両の方が清潔度は高くなります。

A.不特定多数の人が座ることがない

昆明発成都行きの寝台列車

硬臥は6名で1つのコンパートメントを使うので、日中は一番下の座席をみんなで共有します。また、その人の友人、同伴者が訪ねてきたりして、シーツの上に食べこぼしたり、靴のまま上がったり、お茶をピャッと捨てたり、床に唾を吐いたりと、大抵は汚されてしまいます。

一方軟臥の場合、4名で1つのコンパートメントを使うので、日中でも基本は上下の人だけが下段席に座ることになりますので、下段のベッドを汚される可能性が少なくなります。

B.客室マナーが良い

そもそも軟臥の金額は硬臥の約1.5倍になります。なので、比較的客層が良い傾向にあります。靴のままベッドに上がったり、食べこぼして知らん顔したり、床に唾を吐くような人は少ないのです。

2.コンパートメントに扉がついている

昆明発成都行きの寝台列車

扉で仕切られていることにより、次のようなメリットがあります。

A.車内が静か

昆明発成都行きの寝台列車

軟臥の場合、防音扉を閉めることが出来ます。なので走行音は比較的少なめで静かで、その分ゆっくりと休むことが出来ます。

もし他のコンパートメントで夜遅くまで騒いでいても、扉を締めればほとんど聞こえてきません。

B.盗難される可能性が少ない

昆明発成都行きの寝台列車

ドアに施錠はできないにしても、扉がついている分置き引きに遭う可能性はグッと減ります。

おすすめの防犯グッズと組み合わせれば、被害にあう確率はゼロに近づきます。(油断は禁物です!

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2018-12-22

3.自由に消灯できる

昆明発成都行きの寝台列車

軟臥の場合、照明スイッチが各室に設置されているので、4名の利用者が同意したら点けたり消したりするのは自由です。

また各ベッドには個別照明がついているので、消灯後に本を読んだり、作業をするのに重宝します。

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4.コンセントが各室についている

昆明発成都行きの寝台列車

電源コンセントが各部屋に1つずつ設置されています。なのでiPhoneやカメラ、PCなどの充電をベッド脇ですることが出来ます。

昆明発成都行きの寝台列車

このような電源タップ(延長コード)を持ち込めば4名で共有出来るので、気兼ねなく使えます。

日本で販売されている100V仕様(125Vー15A)の延長コードも使用できますが、万が一ショートしたり、主電源の方に問題があったとしてもこちらのせいにされるリスクがあるので、私は220V対応の延長コードを使用しています。

(公式には延長コードは使用禁止だそうです。今回は何も言われませんでしたが、使用する際は自己責任で!また車掌さんに見つからないように。)

5.荷物スペースが広い

昆明発成都行きの寝台列車

通路側の天井には、スーツケース用の大きなスペースがあります。飛行機の預け最大サイズでもすっぽりと収まり、荷物が多い人には重宝します。

6.占有スペースが広い

昆明発成都行きの寝台列車

上段であっても、占有スペースが広いのが軟臥の魅力。硬臥だと、人が寝そべるくらいしかスペースがありません。

下段はかなり広くて快適そのもの!

7.専用待合室を使える

昆明発成都行きの寝台列車

以前軟臥を利用した時「これが中国の駅か!?」と驚いたのが待合室。

飲食物こそ無いものの、空港のビジネスクラスラウンジのようにソファーが並んでいて、ふかふかで静かで快適!

列車の乗車準備が整うと係員が呼びに来てくれ、専用の通路から優雅に優先乗車出来ます。

軟臥専用の待合室

その一方で・・

中国の鉄道駅

人・人・人・・・(人に押されて写真がブレてしまいました・・すみません。)

数千人が溢れている一般待合ホール。硬臥・硬座・無座の人たちはこの待合ホールを利用します。

座る場所の確保も大変ですし、乗車時には大勢が一斉に搭乗口に向かい、右も左もめちゃくちゃ・・。

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これだけの設備・待遇を利用できる軟臥、コスパは?

私は中国長距離列車で、硬臥も軟臥も、座席車も一通り利用したことがあります。

例えば今回の乗車区間「昆明ー成都」間、約1200キロの移動を例にとると、硬臥利用で約4500円、軟臥だと約6300円。

その差は1名につき約1800円になります。

ん?1800円?

18000円じゃなくて、1800円。

2名利用なので約3600円の追加料金を払うだけで、これだけの設備を利用できるのです!

日本でグリーン車やA寝台を利用するとなると、こんな金額ではアップグレードできないですよね。ということもあり、せっかくの旅行なので奮発しちゃいましょう!という訳で、今回私は「軟臥」を予約しました。

少しでも安く移動したいという人なら「硬臥」の方がいいと思いますが、コスパ的に考えたら「軟臥」もありだと思います。

「軟臥」のデメリット

人によって旅のスタイルは様々。

なので、全ての人に当てはまるとは限りません。

例えば・・・

中国らしさを感じたい人

現地の人と交流しながら移動したい人

ドアを閉めると圧迫感を感じる人(閉所)

には「軟臥」は向いていないかもしれません。

同室になった人と、和気あいあいとコミュニケーションを取るのが楽しみならば「硬臥」の方がおすすめです。「軟臥」でもコミュニケーションを取ることはできますが、どちらかというと大人しくて静かな人が多い印象。

例えるなら「都市部のマンション」と「郊外のシェアハウス」、または「ホテル」と「ユースホステル」くらい違うと思います。

また「軟臥」の場合、快適具合は同室となった人にかなり左右されます。ドアを閉めるので、逃げ道がありませんので・・。

相方が、自分の苦手なタイプ(雰囲気・性別・声のトーンなど)だったら・・。または苦手な匂いだったら(体臭・口臭・香水など、結構こもります。)・・・。という心配はあります。

今回私たちと同室だったのは中年の男性と、若い女性。(見ず知らずの人)

男性の方は気遣いができる方で、何かとお世話になりました。女性の方は「香水」のにおいが結構強く、慣れるまで苦戦しました・・(笑)

このようにそれぞれメリット・デメリットがあるので、旅のスタイルによって使い分ければ良いと思います。

まとめ

今回は、中国の寝台列車「軟臥」と「硬臥」の違い、私が選んだ理由、メリット、デメリットなどについてお話ししました。

「軟臥」は快適ではありますが、これが全ての人にとって当てはまる訳ではありません。自分のスタイルや予算、好みによって変わってきます。

中国で列車移動する際の参考にしていただければ幸いです。

 

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