こんにちは!Asia-Jin(あじあ人)です。
タイ旅行の楽しみの一つに「タイ料理」を思う存分食べたい!という方も多いのではないでしょうか。
最近は日本でもタイ料理の人気が上がっているとの話も聞きますが、外国の料理はやはり現地で食べるのが一番!と思っている方もいると思います。
また、日本では「トムヤムクン」や「ガパオライス」「グリーンカレー」など、ポピュラーなものならタイ料理レストランで食べられますが、それ以外特に地方料理がメニューに載っていることはあまりありません。
香草や薬草をふんだんに使うため、好き嫌いがはっきり分かれてしまいますが、最近の日本でのパクチーブームを見る限り、これ好きな人は絶対多いだろうな・・と思います。
今回は、日本人にはあまり知られていない「地方料理」の代表格「イサーン料理」についてご紹介したいと思います。
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イサーン料理を食べてみよう
イサーンとは
タイ東北地方を総称する呼び方です。北はラオス、南はカンボジアと接する広大な大地が広がります。タイの他の地域とは食文化も言語も異なり、独特の文化を形成して今に至ります。
イサーン料理とは
イサーン料理の特徴はとにかく「辛い」こと!そして基本的に油を使わないこと。そして数々の効能がある薬草をふんだんに使うこと。
実にヘルシーな料理です。
唐辛子を多用する調理法は、連日猛暑の中での食欲増進と、以前は手づかみで食べる習慣があったため殺菌作用を期待してとのことです。またふんだんに使う薬草は、胃の調子を整えたり、炎症を抑えたり、体温を下げ、腸の調子を整え、疲労回復なんかにも効能があると言われています。
そして調理法は、加熱して「あえる」のが基本です。炒めるのとは違い、油を使う必要がないのでとてもヘルシー。食材の油分だけで十分足りてしまいます。
主食は米ですが、「もち米」を食べる地域と、「白飯」を食べる地域に分かれます。
しかし、イサーン料理には「もち米」が絶対合う!オススメします。
では、イサーン料理にはどんなものがあるのか紹介していきますね。
イサーン料理メニュー
ポピュラーなものからいきましょう!
ガイヤーン
「ガイ」は鶏、「ヤーン」は焼くという意味。
鶏のもも焼きですね。秘伝のタレに漬け込んで、炭火で焼き上げたものです。タレは甘醤油のような味なので、日本人の口にもピッタリです。
付属のタレは、とても辛いので要注意!タレ無しでも味が染み込んでいるので、美味しく食べられます。
また人数によって量を選べます。
コームーヤーン
「コー」は のど 「ムー」は豚、「ヤーン」は焼くの意味。
豚ののど肉の炙りですね。
豚トロの炙りと同じく、脂がのっていてとても美味しいです。
これも付属のタレはとても辛いので要注意ですね。タレ無しでも美味しく食べられます。
ラープ
イサーン料理の代名詞とも言える「ラープ」
ひき肉と香草を和えた料理です。
イサーン地方では、ラープがなければ始まらない、とも言われるほどの料理です。
入れる具材は様々で、豚のひき肉を入れる「ラープムー」が一番ポピュラーです。
お店によって味付けや入れる具材の種類が異なります。
ひき肉だけの店もあれば、茹でたホルモンも一緒に和える店もあり、なかなか奥が深いです。
基本的にものすごく辛いですが、辛さ控えめにしてもらうことも可能です。
豚のひき肉の「ラープムー」の他に、ダックの「ラープペッ」、鶏の「ラープガイ」、またあまり一般的ではないですが、牛肉の「ラープヌア」、牛の生肉「ラープヌアディップ」「ゴイディップ」などもあります。
ただし、生肉のラープはかなりの確率で「お腹を壊す」ので、相当お腹が強い人以外はやめておきましょう。
これはダックの「ラープペッ」です。辛いです!
これが噂のやばいやつ、生肉のラープです。危険なので食べないように!ただ、もち米とよく合うんです。。。
ソムタム
有名なパパイヤサラダ「ソムタム」はイサーンが発祥の地です。ガイドブックに載っているソムタムは、バンコクの都会っ子が食べられるように辛さ控えめで、カニや魚の発酵させた調味料を使っていない「ソムタムタイ」ですが、イサーン料理のソムタムは「ソムタムプーパラー」といって、こちらが元祖ソムタムになります。
ただし、ソムタムプーパラーはサワガニが入っていてお腹を壊すことが多いので、胃腸が強い人以外はやめておいたほうが良いです。
魚を発酵させた調味料「パラー」「プラーラー」がよく効いて、塩辛のような味わいで、コクがありとてもおいしいんですが。。。
このカニが曲者です。
リンヤーン
タンの炭火焼です。リンヤンムーで豚のタン、リンヤーンヌアで牛タンとなります。
焼肉屋のタンと違って、コリコリと歯ごたえがあります。つまみに最高です。
しかし取り扱っていない店も多いです。
ゲーンオム
薬草のスープです。入れる具材は鶏(ゲーンオム ガイ)がオススメですが、豚(ムー)もおいしいです。他に骨付き豚(ガドゥック ムー)、豚の軟骨(ガドゥック ムー オン)など、好きなように選べます。
薬草がふんだんに煮込んであるので、かなりクセが強いため、そういうのが好きな方や、タイの香草系料理に慣れている人向きの料理です。
写真のように、もち米「カオニャオ」と合わせて食べます。
これがとても合うんですよ!
チムチュム
イサーン地方の鍋料理です。茶色の壺が目印で、グツグツ煮たつ秘伝のスープに肉や海鮮・ホルモンなど好きなものを入れて食べます。
チムチュムの詳細はこちらをどうぞ
他にも美味しいメニューはまだまだたくさんありますが、今回はポピュラーなものから紹介しました。いずれ記事にしていきたいと思います!
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イサーン料理店での注意点
1.英語が通じにくい
観光客慣れしていない店が多いので、オーダーや会計時などに英語はあまり通じないと思ってください。レンタルWiFiをオンにして、グーグル翻訳などを使いチャレンジしてみましょう。
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2.店が衛生的ではないこともある
現地の庶民が行くようなお店だと、あまり衛生面に気を配っていないこともあります。またこのような店だと掃除がきちんとされていないので、椅子の汚れなども注意してから座りましょう。心配な方は、バンコクの繁華街にあるイサーン料理を扱っているキレイめなレストランを利用すると良いでしょう。
3.薬草の効き過ぎ
お腹の調子を整える効能がある薬草も入っているので、次の日からトイレがかなり近くなってしまうこともあります。便秘気味の人にはありがたいのですが、移動日の前日などは気をつけたほうが良いかもしれませんね。
4.手を洗ってから!
もち米の「カオニャオ」は、手でつかんで、少しこねて食べるものです。手をちゃんと洗ってから食べることで、食中毒の可能性を減らすことができます。
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今回はタイの地方料理を代表する「イサーン料理」についてご紹介しました。
日本人にも食べやすい「ガイヤーン」や「コームーヤーン」もあるので、香草が苦手な人も、香草が好きな人も一緒に食べに行けるのが嬉しいですね。
また、油を加えない調理法でとてもヘルシーなのが魅力的で、イサーン地方の女性はスタイルが良い人が多いというのは、このような食生活も影響しているのかもしれません。
タイに行った際に、一度試してみてはいかがでしょう。
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