チェンライ県にあるメコン川沿いの町・チェンコーンには、北タイ名物のヌードル「ナムニョオ」が美味しい食堂がいくつかあります。
その中でも、前回チェンコーンの町を訪れた時に、特に美味しいな・・と思った店が、河川敷に近いところにある「パーチャン食堂」。
今回「北タイ旅」の途中でチェンコーンにも訪れ、またこの店のナムニョオが食べたい!と思い、再訪してきたのでご紹介したいと思います。
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■目次
チェンコーンの「パーチャン食堂」はナムニョオの老舗
メコン川の河川敷から、住宅がある方に少し坂を上がったところに、老舗「パーチャン食堂」は佇んでいます。
この食堂、タイ語での名前は「ラーン・パーチャン・カオソイ・ナムニョオ」でして、「ナムニョオ」と「カオソイ」を提供している「パーチャンの店=食堂」という意味になります。
この日は、数日後に行く予定であるタイ・ラオス国境の下見をするため、朝からクルマで出かけていました。
そして、その帰り道。
ふと思い出しました。
「お昼は、前回行ったナムニョオの店で食べたいな・・」
そう、私たちは1年前にこのチェンコーンを訪れた際、このお店で昼食に「ナムニョオ」を食べたのです。
嫁さんの大好物でもあり、これさえ食べておけば、あと24時間は機嫌がいい・・!という魔法のヌードルです。
ナムニョオとは、タイ北部でよく食べられている麺類です。
スープはトマトをベースに、豚骨や鶏ガラなどを煮込んでいて、麺は米を使ったそうめんのようなもの。
日本人の口にも結構合うと思います。
地元では結構な人気店なので、午後3時頃にはスープがなくなり閉店・・ということもあります。
時計を見ると、時間はまだ午後1時半。
ちょうど遅めの昼食としていい時間ですね!
クルマは河川敷の横に停めて、早速お店に向かいました。
なんとなく懐かしい雰囲気の店内。
建物は木造で、外から見ると風格が漂っています。今回は大雨が降っていたので、店の外は撮影できませんでした・・。
店内に入る時は、入り口で靴を脱ぐようになっています。まるで親戚のおばちゃん家に遊びに来たような感覚ですね(笑)
(床が綺麗とは言えないので、素足にサンダルばきなどが良いでしょう。)
今回私たちが店についた時は、地元のタイ人2組と、白人さん4人、ラオス人2組が美味しそうに麺をすすっていました。
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「パーチャン食堂」のメニューは?
この店の名前にもついているカオソイを食べようかと思いましたが、この日は「ナムニョオ」のみの提供でした。
聞いたら、メニューは日替わりになっていて、いつでも提供しているのは「ナムニョオ」。「カオソイ」は週に1〜2回提供しているそうです。残念・・。
実はカオソイには2種類ありまして、北タイの西側で食べられるカレー風味のものと、北タイの東側〜ラオス内で食べられる担々麺風味のものがあります。
ルーツが「ミャンマー式」か「ラオス式」かで分かれます。ラオスの食文化は中国雲南や四川の影響を受けながら発達してきまして、対するミャンマーはバングラディシュやインドの影響を受けているので、同じ料理でも味付けが異なります。
ここチェンコーンは北タイの東側になるので、担々麺のようなラオス式カオソイが食べられるのです。
前回来た時、ナムニョオもとても美味しかったので、全然それでいいんですけどね!
店頭には、このようにパックに詰められたお惣菜が並んでいます。
焼き魚や、野菜を煮たもの、写真のワンタンなどがありまして、店内でも食べることができます。
金額は安く、1品20B(約70円)〜!
ナムニョオだけだとちょっと寂しいので、ワンタンも食べることに。
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・冷めているけどうまい!」
特筆することはありませんが、普通に美味しいです。付属のタレが、甘みがあって私(日本人)好みではありませんが・・。
ナムニョオの中に入れて食べても、温かくなって美味しいと思います。
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チェンコーン「パーチャン食堂」でナムニョオを食べる
さて、オーダーしてから10分程度でナムニョオが到着しました!
スープは赤いですが、見た目よりは辛くありません。
この店のナムニョオは、トマトよりも豚骨の味がやや前面に出ていて、日本人好みの味に仕上がっていると思います。
麺は写真のように「米麺」です。
そうめんのごとく、つるっと食べられます。
具材は、骨つきの豚肉がメイン!
他には野菜少々と、「血」を固めたもの。
血は、中華料理などでも割とポピュラーな食材ですね。滋養強壮にも良くて、鉄分を取れるので「女性」には特にいいそうです。
名前はわかりませんが、北タイでよく使われる食材です。
木のようなやつですが、煮込んであるのでちゃんと食べられます。
意外とボリュームがあり、そこそこお腹はふくれます。(大食いの私でも)
なので、女性ならこれ1杯で夜まで持つのではないでしょうか。
お会計は?チップは必要?
ナムニョオの金額は40B、大盛り50Bです。(2018年8月の時点)
他のお惣菜は20B〜となっています。
食べ終わったらテーブルを指差して「チェック」または「ゲップ・タン」と言えばOKです。
地方のローカル向け食堂なので、この店ではチップは特に不要です。
「パーチャン食堂」の注意点
1.綺麗な店ではない
ローカル向けの老舗なので、店がお世辞にも「綺麗」とは言えません。なので、床や椅子に「食べこぼし」がないかチェックしてから座る方がいいでしょう。また入り口で靴を脱ぐスタイルなので、脱ぎやすいサンダルで素足のまま行くのが良いと思います。
2.トイレが・・・
いわゆるタイ式の古いトイレです。苦手な人はホテルで済ませてくるか、食後にカフェなどでお茶をするときに借りると良いでしょう。
3.虫が出る
この店に屋根やドアはありません。なので虫が好き放題に入ってきます。
チェンコーンのような辺境の地を旅するくらいなので、このくらいのことは皆さん慣れてるし、もちろん分かっていると思います。しかしこの記事を読んでくれる人が、東南アジア旅行が初めての人もいるため、一応お伝えしておきますね。
これらの注意点を差し引いても、とても美味しいのでお勧めできるお店です!
「パーチャン食堂」への行き方・アクセス・場所
今回私たちが泊まった「チークガーデン・リバーフロントホテル」からの地図を載せておきました。
旧市街のメイン通りをまっすぐ歩き、セブンを過ぎてから1つ目の角を左に曲がったところにあります。目印があまりないので、詳しく説明するのがなかなか難しいのですが・・。
注意点としては、この付近は日没後〜朝7時頃までの間「犬」が結構多いです。昼間はおとなしい犬たちも、夜間は野生に帰って獰猛な生き物になります。朝からやっている店ですが、行き帰りは気をつけましょう。
ゲストハウスやホテルで自転車をレンタルしているところがあるので、それを借りて回るのも良いと思います。坂がなくて交通量も少ない町なので、散策もかねて訪れるにはぴったりです。
「チークガーデン・リバーフロントホテル」は客室露天風呂付き!?
まとめ
チェンコーンの川沿いに佇む、老舗の「パーチャン食堂」。
名物ナムニョオが絶品です!また日替わりでカオソイや、他いろいろなメニューを楽しめます。
チェンコーンの町を訪れた際は、お昼時にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
雄大なメコン川を眺めながら食事ができるレストランはここで決まり!
ゴールデントライアングルについてはこちら。
北タイ周遊ならメーサロンも外せない!
店舗情報
「パーチャン食堂」「ร้านป้าจันทร์ข้าวซอยน้ำเงี้ยว」
営業時間
朝8時頃〜午後4時頃(スープがなくなり次第閉店)
不定休(要確認)
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