北タイ・チェンダオの人気ナンバーワンスポット「チェンダオケイブ」の洞窟寺院。
こちらは地上部の本堂と、洞窟部の別院からなる寺院で、鍾乳洞の中に作られた荘厳な世界を一目見ようと、タイ人外国人を問わず連日観光客で賑わっています。
チェンダオの見どころガイドはこちらの記事をご覧ください
今回は「チェンダオケイブ」に再訪したので、写真を添えてご紹介したいと思います。
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チェンダオケイブに行こう!
この日私たちは、宿泊したホテル「アザレアビレッジ」を出発して、町の西部にある「チェンダオケイブ」に向かいました。
途中は森へと続く並木道。
立派な木が並んでいて雰囲気が良いですね。
宿で自転車を借りてサイクリングしても気持ち良さそうです。
この道はそのまま進むと、チェンダオのもう1つの見どころスポット「タムパープローン修道院」に繋がっていて、さらに進むとドイチェンダオ(チェンダオ山)の登山口に続いています。
クルマを走らせること約15分。
チェンダオケイブがある「ワットタムチェンダオ」に到着しました。
ワットとは寺院のこと、タムは洞窟なので、訳すと「チェンダオ洞窟寺院」になります。それを英語に直したのがチェンダオケイブ。
なので、英語が通じない人に道を聞くときは「ワットタムチェンダオ」と言うと良いでしょう。
敷地内には仏像が祀られた建物が点在しており、地上部は無料で散策できます。
洞窟に入る時に入場料として40Bが徴収される仕組みになっています。
地上部 無料
洞窟ゾーン1 1名40B
洞窟ゾーン2 1グループ(5名まで)200B+チップ(道案内のガイドつき、ランプ使用料、税金込み)
洞窟はゾーン1と2に分かれていて、ゾーン2に入るにはガイドを付けなければ行けません。
看板の矢印の方に向かうと洞窟なのですが、ここは寺院なのでその途中にも立派な仏像が祀られています。せっかくなので手を合わせていきましょう。タイでは重要なことで、このことを「ワイ・プラ」と呼びます。
また、この付近にトイレがあるので洞窟に入る前には済ませておく方が良いと思います。(あまり綺麗ではありません)
湧き水の池があります。
時期によっては青く澄んでいるそうですが、残念ながらこの時期は普通の池でした(笑)それでもタイでは緑や茶色の水が多いので、これでも十分綺麗です。
奥にある屋根のところが、洞窟の入り口になります。
この付近には、洞窟の注意書きや鍾乳洞の種類(それぞれに名前がついていて意味がある)が説明されているので、中に入る前に見ておきましょう。
入り口にはカウンターがあるので、入場料40Bを支払いチケットをもらいます。
ゾーン1・2ともに入り口は同じです。
それでは中に入りましょう!
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チェンダオケイブのゾーン1
洞窟の手前には、僧侶の形をしたお賽銭箱が置いてあり、硬貨を入れるとお説教を聞くことができます。
タイ語なので、タイ人以外には意味は分からないかと思いますが、儀礼みたいなものです。
外国人からしたらただのマネキン人形ですが、タイ人は僧侶と同格に敬意を払っているので、通過する際には手を合わせると良いでしょう。
ゾーン1は綺麗に整備されていて、安全のため各所に照明が備えられています。
岩の中をくり抜いて作られた仏壇に仏像。
岩の上部にも至る所に仏像が・・。
壮観です。
内部には何箇所かこのようなブースがあります。
自由に写真撮影できますが、作法を守ればと言う条件付きです。
1.一段高くなっているところでは靴を脱ぐ
2.仏像には触らない
3.仏像に足を向けない
4.写真を撮るときは、仏像よりも頭を下げる(しゃがむ)
5.ふざけない
6.動画や生配信系は目立たないように、静かに
これはチェンダオケイブに限らず、タイの全ての寺院で共通になりますので覚えておくと良いと思います。
動画系や生配信はケースバイケースですが、レポーターのように抑揚をつけてハキハキと話すと結構うるさいので、ボソボソと小声で話すか、音声はあとから入れるか、文字テロップにすると良いでしょう。
ゾーン1の最深部です。
入り口からの所要時間は約10分、ゆっくり見て回って20分と行ったところ。
内部はほぼ平坦で急な階段もありませんし、人も多くそれなりに安全も確保されているので、年配者の方や子供づれの方はゾーン1なら安心して散策できます。
一方、ここから先のゾーン2はランプがないと真っ暗で、途中は滑りやすく、つまづきやすく、急段もあり、一部は深くしゃがまないと通れない箇所もあるので、足腰に自信がある方向けになります。
服装はゾーン1は地上より涼しいので薄手の羽織るものや長袖があると良いでしょう。
ゾーン2は一概には言えず、人数の多さ=ランプの多さ(ランプは燃焼式なので発熱します)なので、人が多いと暑く、少ないと寒いので、コンパクトにたためる上着が1枚あると便利です。
どちらも、汚れても大丈夫な服装で訪れるのをおすすめします。
チェンダオケイブのゾーン2
ここから先は、さらに洞窟の深部に潜るコースになります。
途中は最低限の整備しかされていないので、個人で潜ることは禁止されていて、道案内のガイドと同伴する必要があります。
こちらの黄色い服を着た人たちがガイド。ゾーン1との境目あたりで待機しています。
簡単な英語は通じるので、人数を伝えればOKです。
料金は1グループ200Bで、内訳が明記されています。
寺院やガイド組合の運営費、ランプ代などを差し引いたガイドの取り分はわずか90B(約300円)。なので、終わったら別途チップを渡すことになっています。金額は100〜200Bくらいが相場です。
また、途中で「カメラマン」が営業してきますが、不要なら断ることもできます。
そこそこ綺麗に撮ってくれて、プリントまでで1枚40Bなので、記念に2〜3枚お願いするのもアリだと思います。
ただし不要なら最初の段階できちんと断らないと、中程まで付いてきて撮影され、出口で「なんで買わないの」みたいになるので、頭に入れておいてください。
ランプを持ったガイドさんが先導してくれます。
まるでゲームのダンジョンみたいです。軽い冒険気分でチャレンジしましょう。
内部は広い空間がいくつもあり、それを細い通路で結んでいる形です。
それぞれに照明はありませんが、ガイドさんがランプで照らしてくれるので、撮影したい時は頼んでみましょう。簡単な英語とジェスチャーで「フォト?」とか言えば大丈夫です。
石で閉ざされた世界。
こちらは獅子の形ですね。
神格化しており、装飾とお供え物があります。登ったりするのは厳禁です。
このような箇所が多数あり、それぞれガイドさんが説明してくれますが、詳しい話はタイ語のみ。なので洞窟に入る前にパネルで予備知識を入れておくと良いでしょう。
内部は電波が入らないので、Google翻訳やポケトークも使えません。
最難関箇所です。
体格が立派な方はなかなかきついです。
私はなんとか通過できましたが、赤ちゃんのハイハイでやっと。一眼レフカメラをぶつけないように、服の中に隠して・・。
一気に広い空間に出ました。
ここは雨季になるとコウモリが生息するようです。今は乾季なので1羽もいませんでしたが、以前(9月)訪れた時の写真をどうぞ。
この黒いツブツブがコウモリ。
特に襲ってきたりはしないので大丈夫です。ダンジョンではないので戦う必要はありません。
何箇所かは、石に座って写真を撮れるようになっていて、ガイドさんが教えてくれます。
こちらは座れる石です。まるで古代の地下帝国の玉座のようですね。
先に進みましょう。
天井が低いので頭をぶつけないように!
小さな祠がありました。ここがメインの目的地のようです。
タイ人の嫁さんは敬虔な仏教徒なので、熱心にお祈りを始めました。
私は1分ほど手を合わせて終わり、嫁さんは10分ほどかけてしっかり念仏を唱えています。
ここからは急な階段を降りていきます。
足を滑らせたら、冗談抜きで全員真っ逆さまなので、特に注意を払いましょう!
強度は脆そうですが、一応手すりがあるのでしっかり掴まって。
一歩一歩降りていきます。
ランプがないと生きて戻ることはできない地底の奥深く。
ゾーン1との境界に戻ってきました!
無事を感謝して、仏像に手を合わせましょう。
久しぶりの地上。青空がまぶしい!
ゾーン2探検の所要時間は約1時間弱。
日本ではあまり体験できない地底の世界。ガイドさんの後について歩くだけでも十分楽しめました。
これだけ充実した時間を過ごせて、費用はチップも入れて1グループ1200円程度。
ちょっと見るだけでもいいという方はゾーン1だけでも見ごたえあると思います。
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チェンダオケイブの場所
まずはGoogleマップをご覧ください。
チェンダオの中心地からの距離は約6キロ、車で15分程度の距離になります。
チェンダオケイブに向かう公共交通機関はないため、ソンテウをチャーターするか、バイクやレンタカーを借りることになります。
ソンテウをチャーターするなら、付近にある「タムパープローン修道院」や「土管温泉」などのスポットと合わせて訪れることをおすすめします。
チェンダオで宿泊する方は、宿で自転車を借りてサイクリングがてら観光するのも良いと思います。比較的平坦な道が多く、各スポットはそこまで離れていないので十分回れる距離だと思います。
まとめ
北タイチェンダオで人気のパワースポット「チェンダオケイブ」。
洞窟は気軽に入れるゾーン1と、本格探検が楽しめるゾーン2に分れていて、どちらも荘厳な世界を堪能できます。
ゾーン2は最深部まで潜るため、汚れても良く動きやすい服装・歩きやすい靴が必須装備です。
町の中心部から6キロとそこまで離れていないので、宿で自転車を借りてサイクリングがてら訪れるのも良いでしょう。
チェンダオ観光の参考になれば幸いです。
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