北タイ・チェンマイから約80キロ北上したところにある「チェンダオ」は、古き良き北タイの面影を残す田舎町。
この町のテーマは「ファーム」。農園や田園を生かした飲食店やカフェ、宿泊施設も多数あり、気軽にファームステイができる町として、チェンマイの都市部に住むタイ人に人気急上昇です。
今回は、その「チェンダオ」の町に再訪したので、どんな観光スポットがあるのかを、写真を添えてお伝えしたいと思います。
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田園の町「チェンダオ」の見どころ・観光スポット7選
1.ワット・タム・チェンダオ(チェンダオ洞窟・ケイブ)
チェンダオ市街地から約6キロの距離にある寺院「ワット・タム・チェンダオ」。この町で人気ナンバーワンの観光スポットです。
ワットとは寺院のことで、タムとは洞窟。つまり洞窟の寺院という意味。
寺院は地上と地下の洞窟に分かれていて、さらに洞窟は入場料だけで散策できるゾーン1と、ガイド同伴で探索するゾーン2に分かれています。
ゾーン2はガイド料がかかりますが、普段なかなか目にすることができない風景なので、訪れる価値は十分あるでしょう。
寺院の入場料 無料
洞窟ゾーン1の入場料 40B/1名
洞窟ゾーン2の入場料 200B/1グループ(ガイド料とランプのレンタルなど)+ガイドのチップ(100〜200B)
写真・プリントサービス 40B/1枚
2.タム・パー・プローン修道院
チェンダオ洞窟前の道を奥に1キロほど進んだところにある仏教の修道院です。
約500段あまりの階段が山の奥深くに続き、その頂上には山肌をくり抜いた寺院と高僧の部屋があります。
階段は結構大変でそれなりの体力が必要ですが、道はよく整備されていて幅も広く歩きやすいですし、急段はありませんので、自分のペースでゆっくり歩けます。
なので年配者の方も含め、ハイキング気分で訪れるのも良いと思います。
入場料は無料ですが、頂上に到着したら多少のお布施をボックスに入れましょう。
3.チェンダオ土管温泉
チェンダオの市街地から西に約5キロほど離れた、森と渓流の中にある天然温泉の露天風呂です。
土管を利用して作られた浴槽がいくつか設置されていて、地元民・観光客問わず誰でも無料で入浴できます。
硫黄が香る湯がたっぷりと注がれていて、温度がそれぞれの土管で異なります。
24時間利用可能ですが、夜間は明かりがなくて真っ暗なのと、付近の森には夜行性の獣が生息しているので、日没後は近寄らないで下さい。
公共の場所に当たるため、男女とも水着着用が義務付けられています。
4.チェンダオほたるの湯
チェンダオ土管温泉の隣に建てられた、乾季のみ営業している有料の露天風呂です。
こちらは有料ということもあり、きちんと清掃されているのが嬉しいポイント。
岩風呂が2ブースあり、どちらも1時間の貸切制になっています。
入浴料は50B/1名
5.田園カフェ
チェンダオでは最近「田園」をテーマにしたカフェがブーム。
古い農家をリノベーションしたり、新しく農園風にデザインして作られたりしたカフェが町内にいくつも点在していて、古き良き北タイを感じながら美味しいコーヒーを飲むことができます。
実際に水牛が田園を歩いていたり、鶏の親子が散歩していたりと、とても静かでのどかな風景が広がります。
読書をしたり、パソコン作業をしたりと、時間を忘れてゆっくり過ごすのがオススメです。
6.田園リゾート
チェンダオには、昔ながらの農村を再現した宿泊施設がいくつかあります。
北タイ伝統の建築様式を取り入れた、木の素材を生かした温かみのある部屋が人気で、週末はほぼ満室になるほどです。
チェンダオで人気ナンバーワンのリゾート施設「アザレア・ビレッジ」は、古き良き北タイの雰囲気を残したまま新築したので、施設全体が清潔でとてもよく整備されていてオススメです。
敷地内は昔の農村を再現していて、早起きして美味しい空気を吸いながら散策するのが楽しい!
宿泊者が利用できるプールもあるので、家族づれにもおすすめできます。
他にも似たようなコンセプトのリゾートがいくつかあるので、好みや予算によって選ぶと良いでしょう。
番外編:田園レストラン「サネー・ドイルアン」
チェンダオの市街地から3キロほど離れたバイパス沿いにある、北タイの農村をテーマにした大規模なレストランです。
広大な敷地には、農業で欠かせない溜池や用水路、水車などがあり、それを囲うように客席が配置されています。
オープンエアの店なので、特に夕方以降は蚊よけ対策を忘れずに!
お値段は比較的リーズナブルで、味も美味しくておすすめです。時間帯は、夕暮れ時の17時ごろがベスト。あかね色に染まる大空を眺めながら食事をすれば、アジアの雄大さを肌で感じることができます。
市街地からはちょっと離れているので、ホテルで自転車を借りて出かけるのが良いでしょう。ただし日没後は周囲の道路が真っ暗になるので注意が必要です。
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チェンダオへの行き方・アクセス
まずはGoogleマップをご覧ください。
公共交通機関で
チェンマイ・チャーンプアック・バスターミナルから、タートン行きの路線バスに乗車。チェンダオバスターミナルまでは約1時間半で到着します。
タートン行きは1日6本。
発車時刻は、5:30、7:20、9:00、11:30、13:30、15:30になります。時間変更の可能性もあるので、前日のうちにバスターミナルへ出向き、直接確認することをおすすめします。
車内にエアコン・トイレはありません。(エアコンつきバスは1日1往復走っていますが、どの便かは不明です。運賃も変わります。)
スーツケースなどの大きな荷物は床下のトランクに収納できます。
また、チャーンプアックバスターミナルからは、ファーン・タートン行きのソンテウも数本出ており、こちらも同じくチェンダオバスターミナルで下車できます。
車・バイクで
チェンマイから国道107号線を北上、約1時間〜1時間20分で到着します。
途中のチェンマイ〜メーリム間は住宅・商店密集地なので、横断者の飛び出しやUターンする車が多く、かなりの注意力を必要とします。また右車線は急に右折レーンになる箇所が多いため、車線には十分注意してください。
メーリム〜チェンダオ間は急カーブが連続しますが、片側2車線なので比較的走りやすいです。ただしカーブをライン通りに走らず、ショートカットしてはみ出す車が多いので気をつけてください。
交通の流れはかなり早いのですが、途中2箇所にオービス(速度取締機)があるので、タイ人と一緒になって飛ばさず速度は控えめに。
チェンダオでの交通手段
チェンダオの観光スポットを効率よく回るなら、ソンテウのチャーターがおすすめです。
相場は1日1500〜2000B程度で、行く場所によって多少の変動があります。チャーターすれば自由に動くことができます。
また、レンタルバイクを扱っている業者もいくつかあり、ソンテウ乗り場で呼んでもらうことが出来ます。
自転車ならホテルで貸し出ししているところも多いので、フロントで聞いてみましょう。チェンダオは急坂が少なく、観光スポットも6キロ圏内にまとまっているので自転車でも十分回ることができます。
ソンテウ乗り場は、バスターミナルから南に向かって約1キロ、スーパーのテスコの向かいにあります。
北タイをくまなく回りたい方は、迷わず空港でレンタカーを借りるのがおすすめです。交通の便が悪い所にこそ穴場スポットや魅力ある風景が広がっているので、運転に自信がある方は選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょう。
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まとめ
古き良き北タイの農村の雰囲気を残す「チェンダオ」は、都市部に住むタイ人や、自然派のツーリストに人気の町です。
水源が豊富なため至る所に田園風景が広がり、西に向かえば森に囲まれた果樹園や温泉もあるので、アクティブな方も、まったり過ごしたい方もどちらも楽しめると思います。
チェンマイから比較的近いので、北タイのリピーターの方もちょっと足を延ばして、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。
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